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![]() [社会] 落書で見苦しくなる帽児山 この何年間かで帽児山は目に見えて変わりつつある。 つい最近までは、帽児山といえば山登りが最初に 思い浮かべたが、最近は、帽児山といえば山登りの外にも、休息や観光を楽しむことが出来る名所としてのイメージ が強い。それほどに帽児山を訪れる人々が多くなったわけであり、帽児山は既に市民にとって、なくてはならない名物 として位置づけられている。 ところが、帽児山の頂上に楽に上れるようにと作られた木製の階段が、一部の心無い人々 の落書で、見るも無残な姿になっている。 落書の内容を見ると、概して名前と名前の間にハートマークを描いて愛を表現したものが最も多い比重を占めている。 “XXやあ、 死ぬほど会いたい”、 “XX、また帰って来ておくれ、お前なしに生きて行けない”など、切々たる愛を 表現した落書も少なくなかった。 ふざけたものとしては、 “恋人を募集します 139xxxxxxxx”などの落書だ。 普通に考えても、主人公がろくでもない人物であることが判る文句だ。そして帽児山が何かの仙山でもあるかのように、 自分たちの望みを遂げられるようにしてくれと哀願する落書も数多く目についた。 “日本へ留学に行かせて下さい、 祈ります” 日本留学であれ、米国留学であれ、木の階段が彼らの願いをかなえてくれたらどんなに良いか? 残念ながら、 階段はただ人々が踏んで上り下りすることが出来る階段に過ぎない。 “私の母の病気を治して元気にさせてください” 誠に親孝行至極といわざるを得ない。母親の病気が一日も早く全快し、元気にいつまでもいつまでも生きて欲しいと願う 子の心を表現したこの落書を見た瞬間、一方では誠に殊勝な子という気がしたものの、他の一方では公共の場所に落書する 方法で親孝行を伝えるより、母親の面倒を見て病院を訪ねるのが先ではないかとも考えた。 それ以外にも、悲壮な覚悟を固めたような “成功はあっても失敗はない”という内容の落書もあった。 文句内容は非常に良い。 しかし誰がこんな落書をしたかは知らないが、この人は多分この落書をした瞬間から 失敗した人生を送るようにならないのだろうかという気がした。 登山客たちが山に登る時、環境を汚さないようにと 所々にゴミ箱を設置したが、ゴミ箱も落書の洗礼を避けることが出来なかった。 韓国行きの手続をしてあげる、と電話番号を落書した幽霊会社もあったが、こんな会社を信じて韓国行きの手続をする ことなど出来るのだろうか? 正当な経路を通じて信頼と信用を見せても、最近は詐欺に遭うのではないかと神経を とがらせている人が多いのに、ゴミ箱の広告で自社のイメージを傷付けているのだから、全く理解出来ない。 帽児山はそれほど大きな名山ではないが、帽児山に登った後に思い出を残したがる人々が案外多い。 それでも落書で 自分の名前まで傷付けるというのは、何とも情けない限りである。落書で汚点を残さない、常識ある市民になってほしいものだ。 (延辺日報 キム・カンソク記者 2009年2月9日)
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