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![]() [社会] 北京廟会で人気の《朝鮮族伝統の餅》 ▲行列を成す《朝鮮族伝統の餅》売場 去る 1月 27日、筆者は北京市海淀区西長安街にある中華世紀壇で行われた廟会(縁日)に参加した。 行く先々に祝賀を象徴する赤い燈籠、福字、中国結がかかっており、彩色旗とゴム風船が飛ばされ、楽しい限りだった。 町並みを見回った時だった。 突然《朝鮮族伝統の餅》という字が目に入って来た。 首都・北京の廟会で我が 民族の伝統の餅を作って売りながら収入を伸ばし、また民族の食品文化を広報する殊勝な方々がいるという思いに、 どんなに嬉しかったか知れない。写真を何枚か取った後、挨拶した。 《こんにちは。こんなところでお会い出来て嬉しいです。》 《は?…》 見るからに漢族であることが明らかだった。 《餅一斤いくらですか?》 《一斤 10元です。》 《商売繁盛のようですね。》 《午前だけで数十斤売りました。》 木製の杵で餅を打つ年配のおばさんは 《私たちは何年か前に東北から来たが、今、飲食店を経営しており、収入を あげるためにこうして廟会で餅を売っている》と語った。そして朝鮮族から餅、麺、狗醤など朝鮮民族の伝統食品を 学んだから朝鮮族の伝統食品だと言っているだけのことだった。彼らが、私が朝鮮族であると知ったら、どう思うのだろうか? 売台を見ると、餅の外にも蓬餅と白菜キムチなどがあった。 好奇心の動いた筆者が餅を少し買って食べてみると、 お母さんの手先で作られた香ばしい餅の味は一瞬にして消えてしまったかのようで、小豆も全く違う味だった。 こんな餅でも 朝鮮族の伝統食品として売っているとは? 期待に膨らんだ筆者の気持ちが、その瞬間、どれだけがっかりし、どんなに物悲しくなったか知れない。そして、 あの味気ない餅を食べた北京市民たちが 《朝鮮民族の伝統食品である餅の味はこんなものか!》と思うようになったら どうするのかという心配に、心細い限りだった。 他の民族が我が民族の食品を売ってはならないとは言わないが、漢族が朝鮮族伝統食品の看板を掲げて偽物や低質の伝統食品を 売ってブランド食品に泥を塗ることは、どのしても理解することが出来なかった。 どうして朝鮮族ではない漢族が、 我が民族固有の伝統食品を堂々と売っているのか? 北京市には 10万と推定される朝鮮族が暮しており、また数百ヶ所の 飲食店(韓食店含む)があるが、どうして私たち朝鮮族は一人も廟会に伝統食品を出さないのか?… それは私たち朝鮮族が 韓国へ行って大金を稼ぐことばかりしていて、端金稼ぎに全く目もくれないからではないのか? そして大金は才能がなくて 儲けることが出来ないくせに、毎日大金ばかり儲けようとしているからではないのか? いつから私たちに、こんな両班意識が あったのか? 私たちの周辺には熱心に働いて金持ちになる漢族が多い。 彼らが貯めた大金には感嘆するが、彼らを見習おうとする 朝鮮族はあまりいない。 私たちは大胆に 《私たち固有の伝統的な両班》意識を捨て、真面目に端金稼ぎをする漢族を 見習わなければならず、また彼らの根気強い精神を見習わなければならない! 筆者は、新年には私たち朝鮮族も根気強く走り、豊かな生活を手に入れるように願う! そして新年の北京廟会では、 私たちの民族衣装をきれいに着飾って、民族の伝統的な食品を広報する朝鮮族の姿を見られるようになることを切に望みたい! (吉林新聞 パク・クァンイク記者 2009年2月4日)
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