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[教育] 自然科学研究分野の頂点に朝鮮族教授が立つ

延辺大学・李東浩教授、EU研究プロジェクトの獲得に成功



一人の朝鮮族青年教授により自然科学理工科研究分野で、遂に地方大学が世界に進む門を開いた。

国家教育部重点実験室である延辺大学長白山生物機能因子実験室副主任兼分析測定センター主任である 李東浩(朝鮮族、男、44歳)教授だ。先日、李東浩教授は延辺大学の客員教授である英国・サセックス大学生命科学学院 の周俊良博士と連携して、EU第7研究開発構想計画(FP7−PEOPLE−IIF−2008)の “マリー・キューリー行動計画” プロジェクトの申請に成功、世界に向けた地方大・延辺大学の学術研究水準を新しい次元へと大きくアップグレード させ、今後の自然科学研究分野における延辺大学の国際合作交流に堅固な基礎を作った。

EU研究開発構想計画(Framework Programme、FPと略称)は、当面、世界最大の広範囲科学技術構想計画の一つで、 1984年に最初の計画を始め、 2006年に六番目の計画を完了し、中国は 1998年 12月に締結したEUとの科学技術合作 協定に基づいて五番目の計画から参加しはじめた。中国−ヨーロッパの科学技術合作の主要舞台となっている。 FPは対世性と戦略性を帯びたEUの最も重要な科学技術計画であり、研究水準が高く、波及領域が広く、投資額が 大きく、参加国が多く、基礎科学研究と産学合作、国際合作及び各国科学技術機構間の長期的な合作関係を重視する特徴がある。

その中でも全世界に向かって公開的に研究人材を選抜する “マリー・キューリー行動計画”プロジェクトの申請 成功率は 10%にも達せず、延辺大学でこのような大物研究プロジェクトを獲得したのは実に大変なことだ。 今回、 李東浩教授は、延辺大学の歴史上初めて、吉林省で唯一、この研究プロジェクトを獲得した。

EU第7開発構想計画は 2007年 1月 1日にスタートし、 2013年までの投資総額を 505.21億ユーロ確保している。 李東浩教授が申請したプロジェクトは "Trophodynamics of Organic Pollutants Studied by Compound−Specific Isotope Analysis Proposal Number: 235291 −TOP”(アイソトープの測定技術)で、研究期間は 3年、研究経費が 25〜30万 ポンド(約 300〜400万元)だ。

李東浩教授は今度のプロジェクト評議審査で総点 “A”点を獲得し、順調に通過すると同時に、資金支援を受けることとなり、 研究活動のために 5月に英国へ向かって出発、1年間の合作研究を進めることになる。

延辺大学長白山生物機能因子実験室主任であり博士生指導教授である呉学教授は、李東浩教授の FPプロジェクト獲得は 延辺大学の画期的な慶事として、これは今後の学科建設と研究方向に大きな推進力を与えると述べた。

李東浩教授は、延辺大学化学部卒業の後、本校に残って有機化学学科の修士課程を終えた後、 2002年には韓国・ 建国大学理学博士の学位を授与された。 1996年から 2004年まで 8年間、韓国海洋研究院で内分泌阻害物質と持久性 有機汚染物の分析方法と行為研究、及びリスク評価研究を行った。その後、彼は国外の多くの大学の高い待遇の誘い や要請を退け、故郷行きを選択、自分を育ててくれた延辺大学に帰って来た。 帰国の後、 863プロジェクト(国家を 代表して一つの領域の研究の責任を負わなければならない)、国家自然基金プロジェクト、博士点基金プロジェクト、 省部級科学研究プロジェクトと 3つの国際合作プロジェクトを主導し、有機分析化学の学術指導者として活躍した。

延辺大学博士生指導教授で“211工程” 3期建設プロジェクトである “長白山天然植物化学”の中の有機分析化学研究 方向責任教授である彼は、 2008年吉林省特別寄与中青年専門技術人材、吉林省高級専門家など、重要な称号を授与された。

(吉林新聞 キム・イルボク、ホ・ヨンファ記者 2009年2月1日)
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