xxxxxxx
朝鮮族ネット 中国の朝鮮族に関するニュースポータルサイト Search by Google:
ホーム 朝鮮族概要 地域紹介 政治 経済 歴史 観光 ショッピング コミュニティー お問合せ



[教育] 通化県朝鮮族学校が《復活》

通化県朝鮮族学校、運営方式を改変して学校を《復活》



学生数が急減して 《廃校》の危機に直面した通化県朝鮮族学校が 9ケ月ぶりに《再生》の道を歩み始めた。 この学校の金明善校長は、 《学校運営方式を改変して、学校と民族社会が心を合わせ、能動的な姿勢で実際に ぶつかった問題を一つ一つ解いて行ったことに成功の原因がある》と振り返る。

学校と民族社会の共感帯を形成

朝鮮族の農村人口が急減するにともない、朝鮮族学校も一つ二つと門を閉め、学生たちが他地方へ、他民族学校へと 流失して行きつつあるのが私たちの民族教育の現状だ。通化県朝鮮族学校も例外ではなかった。 この学校は 去年初に建校以来、学生数が最低を記録し、《廃校》の危機に直面した。

どのようにすれば県で唯一の朝鮮族学校を《廃校》の淵から再生させることが出来るのか? これは金明善新任校長を含む新しい指導部が取り組んで行かなければならない最大の 《課題》だった。 学校指導部は、 まず学校と民族社会が連携して 《学校を助ける》運動を展開する事とした。 彼らは県傘下の各朝鮮族村を回り、 数回にわたり村の幹部会議と父兄会議を召集し、学校と民族社会が 《学生がいてこそ学校へ行き、学校へ行ってこそ 我が民族の未来がある》という点に共感帯を形成した。

新興村の印東傑党支部書記は、《私たちの先祖がこの地に足を踏み入れ、先に考えたことは、学校を建てて後の世代を 育成することだった。 現在、朝鮮族の農村が荒廃して行きつつあるのも、私たちの周辺に私たちの学校がないこととも 大きな関係がある。 学校を生かせばこそ我が民族が故郷を発つこともなく、また学校が生きてこそ我が民族が生存する ことが出来るということを強く感じる》と語る。印東傑党支部書記と同じく、この県のすべての朝鮮族村の幹部たちが 学校指導部と一体になって 《私たちの学校助ける》運動に率先した。

学校指導部のメンバーたちと村幹部の勧奨と説得で、父兄たちは他地方へ他民族学校へと送り出した子供たちを、 再びこの学校へ転校させた。

学校指導部のメンバーたちは、定期的に朝鮮族村を回り、村の幹部たちと意見を交換する一方、村の年頃の学生たちを 《備忘録》に登録しておき、随時に彼らの家庭を訪問して、ただの一人も流失しないように補完措置を講じた。 現在、 他民族の学校で勉強してからこの学校に転校して、朝鮮語文を学ぶ学生が 13人にもなる。 またこの学校の指導部では 他民族と結婚した父兄たちを一人一人捜して、彼らの子供たちを朝鮮族学校に行かせるように説得したが、そんな家庭の 学生 4人がこの学校で勉強している。

学校指導部はまた去年の新学期から漢族の学生を募集する事とし、何回も父兄会議を召集して学校を宣伝した。 その甲斐あって、67人の漢族学生がこの学校で勉強している。

学習生活環境を一新

金明善校長を含む学校指導部メンバーたちは、学生たちの往来を増やして、入学した学生たちの流失を予防するため には、学習と生活環境を改変させることも重要な役目を果たすことを実感した。 学校指導部は昨年春、新学期の初め から県教育局など上級関係単位をしつこく回りながら努力した結果、授業校舎補修のための資金の支援を受け、 100万元ほどを投資して学校の環境を改善した。 食堂を新たに作り、学生たちの衛生室を室内に移し、寮に室内浴場 も設置した。 そしてオンドル暖房施設を架設した。 またコンピューター 10台ほどを用意して、勉強机、教師事務用机、 寮のベッド、学生たちの布団などを全て新しいものに取り替えた。

学校はまた、専門教医を置いて学生たちのちょっとした病気なら病院へ行かなくても良いようにし、風邪薬などの持薬と 応急用薬は学生たちに無料で提供してくれている。 また専用の洗濯機を用意し、全校の学生たちの衣類を無料で統一的に 洗濯してくれる。

学校の学習と生活環境の改善は、学生たちと父兄社会に対する無言の広報になった。年頃の子供たちを持つ父兄は、学校の 一新された姿を見ると、自分の子供を他の学校より学習環境と条件が優れたこの学校に行かせると言い出した。

教師らの責任感と資質高揚が、学校運営の基本

教師らの責任感と資質向上は、学校運営の基本になる。 学生たちがこの学校を好きになるのも、また 転校したり流失したりの状況が出現しないのは、やはり教師たちの高い責任感と資質に感服するからだ。

学生たちの多くが、父兄が外国へ出ていたり、単親である状況を勘案し、学校指導部は教師 2人を 《専門職管理員》とし、 24時間学生たちと一緒に生活しながら彼らの学習と生活の面倒を見ながら、 《教師+父兄》の役目を果たすようにした。

貧困家庭の学生たちは、教師たちが生活費などすべての費用を負担しながら彼らが無料で勉強するように条件を作ることとした。

この学校の教師たちの資質は、早くから社会から認められている。最近、この学校を卒業して他地方の高校に入学し、 大学入試で北京大、清華大などの名門の大学生が続出し、学校の知名度も大きく向上した。現在、方正、依蘭、湯原、 木蘭等から来た 48人の学生が、この学校で勉強している。

去年 3月の新学期に学生数が 68人だった通化県朝鮮族学校は、前学期末には 169人に増え、新学期には学生数が最高だった 2002年を凌ぐものと見込まれる。

(吉林新聞 パク・ジンヨプ、パク・スギョン記者 2009年1月31日)
Copyright(C) 朝鮮族ネット