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［社会］　韓国の建設業就業制限に朝鮮族社会、動揺 訪問就業制などの政策で朝鮮族労動者の就業に青信号をつけた韓国政府が、それもつかの間、国内の金融危機による 雇用難解決対策の一つとして、朝鮮族など在外同胞の韓国内建設業への就業を制限するなど、手網を徐々に締めて来ている。 韓国政府は 3月から、朝鮮族など在外同胞の建設業就業に採用割当(クオーター)制を取り入れる事にした。 国内人 の就業機会拡大のため、在外同胞も外国人勤労者と同じく建設現場への就業を制限するという主旨だ。 韓国メディアが報道したところによれば、盧大来企画財政部次官補は 6日、政府果川庁舎でグリーン・ニューディール事業に 関するブリーフィングにおいて "在外同胞の場合、国内の建設現場に自由に就職しているが、国内の雇用市場 に及ぶ効果のため、在外同胞の勤労者も建設業に限りクォータ制を取り入れる方案を労動部と協議中"と明らかにした。 これと関連し、韓国労動部の関係者は "3月から在中同胞の建設業就業にクオーターを取り入れる"とし "新たに 建設業に就職する在中同胞の勤労者については、安全教育を履修した後に就業許可を渡す方針だ"と述べた。 政府は 具体的なクオーター規模は明らかにしなかったが、現在、建設業に就業中の在中同胞人力は 15万名ほどと把握されている。 朝鮮族労動者の建設業就業制限の動きは、グリーン・ニューディール事業が 4大河川の整備など大規模土木建設事業に 偏っているため、新たに創出される働き口も結局、外国人だけで占められるのではないかという憂慮が提起されたこと によるもの。 しかし外国人就業を制限するとしても、果して韓国人が 3Ｋ業種である建設現場の人力としてどれだけ就職 するかは未知数だ。 韓国政府は現在、雇用許可制で就職する外国人勤労者に対しては現行クオーター(年間 6,000人)をそのまま維持する方針 だと明らかにした。 在韓朝鮮族労動者は、女性は食堂、家事コンパニオンとして主に携わり、男性は主に建設業で荒仕事をして血の汗を流し つつお金を稼いでいる。ここで男性の就業の主たる業種への就業が制限されれば、朝鮮族の男性労動者たちはどこへ 流れるのだろうか？ ある在外同胞研究学者は "建設業就業制限により、入国する朝鮮族男性は減るものと見られ、これは深刻な状況に陥って いる朝鮮族社会の離散家族化に釘を刺すことになるだろう"と展望している。 ／ジョグロ （黒龍江新聞　２００９年１月１４日） Copyright(C) 朝鮮族ネット