xxxxxxx
朝鮮族ネット 中国の朝鮮族に関するニュースポータルサイト Search by Google:
ホーム 朝鮮族概要 地域紹介 政治 経済 歴史 観光 ショッピング コミュニティー お問合せ



[経済] 延辺の石油天然ガス開発、どこまで来たのか



私たち延辺人の関心事である石油、天然ガス開発が、どこまで進んでいるのか、埋蔵量はどの程度か。 日増しに人々の関心が高まっている。

延辺の石油、天然ガス開発は、実は日帝満州時代から始まったといえる。延辺で最初に石油が発見された場所は、 延吉だ。 州鉱業経済弁公室で提示した資料によると、延吉盆地で石油が露出した場所を見つけた時期は、日帝満州時代と 記載されている。日帝満州時代に日本の人々が龍井市智新郷一帯で石油を捜したことがあったという歴史の記載がある。 また、1950年代初めに延吉に暮す某農民が穴を掘っていると、オイルサンドを見つけたが、色が真っ黒だったので石炭だと 思ったという。当時の技術では何の結果も得られなかったため、その事実は曖昧なまま過ぎ去ってしまった。

やがて 1977年、吉林油田会戦指揮部から派遣した事業関係者たちが、延吉盆地を踏査する過程でオイルサンドを発見し、 省と国家の該当部門に延吉盆地の石油、天然ガス資源について探査を進めることを建議、80年代の初めには国家該当部門 で延吉盆地に対して探査を進めた。

延吉盆地の石油、天然ガス探査と開発はいくつもの難関の中にもかかわらず順調に進められて来た。 80年代から 進められている延辺の石油及び天然ガス探査は今も続いている。 該当部門で記録した延吉盆地の石油、天然ガス探査と 開発記録を広げて見ると、その行績を捜すことが出来る。

延吉盆地油田の石油、天然ガス資源の第一坑口が開かれたのは1986年で、大慶油田で探査したものだ。 2003年までに 大慶油田では累計でさまざまな石油井坑口 29本を掘削し、投資総額は 3億 6000万元に達する。 探査の成果として、 延吉市北大 "延 10井"で発見した工業油流と龍井市徳新郷の "延 4井"で発見した工業気流が挙げられる。

2005年、中国石油株式公司の批准を経て延吉盆地油田の石油、天然ガス資源は、大慶油田公司と延辺華新石油開発有限公司 で合作し、探査、開発し始めたが、その探査面積は 403平方km、毎年の探査投資額は 400万元以上、採取した原油と天然 ガスは全て大慶油田公司の生産量に入れて計算し、大慶油田公司で統一的に販売する事とした。

2006年、延吉盆地の石油、天然ガス資源は新しい探査を始めた。その年に "延 12井" (延吉市依蘭鎮東興村に位置)、 "延 14井"(龍井市東盛湧鎮長南村)、"延 4井"(龍井市徳新郷)において、圧裂、掘削と試験試錐を行った。そのうち "延 14井"で一日に原油 5トン、"延 4井"で一日に天然ガス 5000立米を記録した。

2007年末までに龍井市東盛湧鎮長南村と徳新郷では、既に 101、201 井の試錐を完了し、石油、天然ガスが発見された。 "延 202井"の目標層は 深さ1200mであり、既に 700mほどを掘削しているが、次々にオイルサンド層 3層と天然ガス層 12層を 発見、天然ガスの最高の厚さは 20mに及ぶ。

延吉盆地の石油、天然ガス探査と開発は、州政府と該当部門の支援の下に順調に推進されている。 特に州政府では 延辺華新石油開発有限公司を通じて、石油と天然ガスの開発に対する投入金額を増加しており、およそ 3年間に 4000万元 の資金を投資して "延 7井" と "延4井"に対する開発を積極的に推進し、特筆すべき成果を挙げた。

特に今年、 1000万元を投資して天然ガス井 3ヶ所を開発したが、天然ガスの埋蔵量が 3億 7000万立米に達している。 この成果は、今年 9月に国土資源局に報告され、国家から天然ガスの開発利用権を獲得している。現在、延辺の天然ガス開発 の主役を担っている延辺華新石油有限公司の天然ガス井は、合計 20ヶ所に達し、一日の天然ガス生産量が 2000立米に達し、 2009年には 5000立米に達するものと見込まれている。

延吉盆地と龍井市を中心に成り立っている石油、天然ガス開発は、長年の間の探査と分析を経て目に見える成果を挙げた。 延吉盆地の石油埋蔵量は約 1億トンに達するものと推算されており、天然ガス井は既に開発されたものだけでも 20ヶ所に達している。

延辺の石油開発はひき続き探測段階にあり、天然ガス開発は開発から供給に切り替える段階に入りつつある。 実際に現在、 天然ガス供給施設が建設中で、遠からず天然ガスが住民の家庭に供給される見込みだ。 80年代から苦労して進めて来た延辺 の石油、天然ガス開発は、一つ一つの貴重な成果を挙げながら、今も続いている。

(延辺日報 パク・ジョンイル記者 2009年1月3日)
Copyright(C) 朝鮮族ネット