xxxxxxx
朝鮮族ネット 中国の朝鮮族に関するニュースポータルサイト Search by Google:
ホーム 朝鮮族概要 地域紹介 政治 経済 歴史 観光 ショッピング コミュニティー お問合せ



[教育] 吉林省民族幹部学校を訪ねて

吉林省民族幹部学校、創新の精神で養成


▲吉林省民族幹部学校

吉林省は他民族の辺境省だ。 省全体に 48の民族が住み、少数民族の人口は 245万 3500人で、 省総人口の 9.15%を占める。 そのうち少数民族幹部の総数が 9万名ほどになる。

《少数民族幹部教育養成事業は少数民族幹部育成の土台となるプロジェクトで、少数民族幹部教育の養成創新は 少数民族幹部の資質を向上させる効果的な経路だ》と吉林省民族幹部学校・崔明龍校長が指摘した。

需要によって養成する理念

何年もの間、吉林省民族幹部学校では組職の需要、民族地区の需要、職場の需要によって授業モデルを創新して 養成経路を開拓し、少数民族の幹部たちを効果的に養成した。

省民族幹部学校では、省党委組職部の幹部教育養成事業計画によって、延辺朝鮮族自治州、 長白朝鮮族自治県、 伊通満族自治県、前郭爾羅斯蒙古族自治県の少数民族幹部を対象とした郷科級の少数民族幹部養成クラスを開設、 省人事庁の配置によって省全体の民族郷鎮の党や政府の指導幹部を対象とした少数民族基幹公務員養成モデルクラス を開設、省民族事務委員会(宗教局)の需要によって、省全体の民族事務委員会(宗教局)系統の幹部養成クラスなどの テーマ別のクラスを開設した。

省民族幹部学校では、民族自治地方と省全体の民族事業の需要によって、民族自治県少数民族青年幹部養成クラス、 省全体 《興辺富民行動》 幹部養成クラス、省全体都市民族関係協力養成クラス、少数民族婦女幹部養成クラス、 辺境郷鎮党政幹部養成クラスなどのテーマの養成クラスを開設した。

巡回講義方式は、省民族幹部学校独特の一種の養成形式であり、学校ではこのような形式で民族幹部に民族・宗教の 常識を普及させ。マルクス・レーニン主義の民族観と党の民族政策を宣伝している。

省民族幹部学校は、特に少数民族自治地方の需要によって基幹教師を編成し、地方に出向いて巡回講義を行い、 特別に良い効果を挙げている。

講義内容の創新

省民族幹部学校は常に授業を学校の中心事業とし、少数民族幹部たちの能力養成を主として授業内容を創新して来た。 科の配置上、民族類、経済類、行政管理及び指導科学類の専門科を配置した。

授業方式としては、マルチメディアなど現代的な授業手段と実地体験式の授業方法を全面的に使用、専門科の授業効果 を向上させている。

授業の配置としては、ケ小平理論、 《3種の代表的》重要思想、 科学発展観など重要戦略思想の学習を貫き、マルクス ・レーニン主義民族理論の中国化の最新性と習得を重点として学生たちの理論的基礎を堅固にした。

また国際経済政治情勢と国際民族宗教問題の掌握を重点として、学生たちの国際的視野を広げ、伝統民族文化を発揚し、 社会主義の核心価値体系の建設を重点として学生たちの党性修養を強化させた。

資源共有理念の樹立

校内教師の育成においては、研修学習システムを立ち上げ、青中年教師を選抜して中央民族大学など国内の著名大学に 行かせ、専門基礎理論課程を体系的に学習させ、青中年教師たちが在職中に修士、博士の学位を専攻するように奨励した。

学校では兼職教師のリストを作成し、実践経験が豊かで理論水準が比較的高く、授業時間に講義することが 出来る党政指導幹部、専門家、学者を招いて兼職教師を担当させ、動態管理をすることで、兼職教師陣の活力を確保した。

自治地方とともに少数民族幹部を養成

○ 長白自治県と共同で 3回開講
○ 1期養成クラスから、朝鮮族幹部の80%を徴用


▲長白県少数民族幹部養成クラスの学生たち

吉林省民族幹部学校は、少数民族自治地方と共同で少数民族幹部養成クラスを 5期実施し、自治地方が満足し 学生たちも満足する良い効果を挙げている。

《自治地方と共同で少数民族幹部を養成することは、省民族幹部学校の新しい養成モデルとして日増しにますます 自治地方と学生たちの歓迎を受けている》と、省民族幹部学校の崔成男副校長が明らかにした。

紹介によれば、最近、省民族幹部学校では長白朝鮮族自治県と 3期、前郭爾羅斯蒙古族自治県と 1期、伊通満族自治県と 1期の少数民族幹部養成クラスを共同で開講した。 来年には前郭爾羅斯蒙古族自治県と協力して少数民族幹部養成クラス を開講する予定だ。

調べによれば、長白朝鮮族自治県には少数民族幹部、特に朝鮮族の幹部が極めて不足しており、 2003年、長白県党委組職部 では少数民族幹部 300人のうち、朝鮮族幹部だけ 50人を選抜し、初めて省民族幹部学校に送り、2ヶ月余りの系統的な 養成教育を受けさせた。その時 1期養成クラスに参加した朝鮮族幹部のうち、 80%が徴用され、現在、長白県の基幹幹部 として成長している。

その後、省民族幹部学校では長白県と共同で 2005年に 2期、今年に 3期の少数民族幹部養成クラスを開講した。 今年の幹部養成クラスは半月の間開講し、去る 10月 28日に終了した。 養成クラスに参加した少数民族幹部たちは、次々と 重要な地位に登用されているという。

省民族幹部学校では、短い養成期間内に少数民族幹部の能力を養成させるため、彼らが是非ともと願う必須課程を配置、 長白県の発展過程において現われた現実の問題を中心に、民族宗教理論と政策など民族類専門と、社会主義市場経済など の経済類専門、行政管理及び指導科学類専門科を開設して、好評を博した。

今年、養成クラスに参加したある朝鮮族幹部は、 《授業の内容は地方で聞くことが出来ない新しい内容だった。 養成を通じて正確な民族観と正確な発展観を持つようになった》と語った。

紹介によれば、養成を受けた少数民族の幹部たちは、自治地方の科学発展と多くの民族の共同繁栄発展のために奉仕 する指導幹部として成長しており、少数民族地方社会の安定にも大きな役目を果たしている。

少数民族幹部の具体政策

1. 自治機関の主要指導者は、主に区域自治を行う民族の公民が担当する。 民族自治地方の人民代表大会常務委員会には、 区域自治を行う民族の公民が主任あるいは副主任を担当しなければならない。 自治区の主席、自治州の州長、自治県の県長は、 区域自治を行う民族の公民が担当する。 人民政府のその他の構成人員は、出来るだけ区域自治を行う民族とその他の少数民族 人員を配置する。 民族自治地方の自治機関所属部門の幹部の中には、出来るだけ区域自治を行う民族とその他の少数民族人員 を配置する。

2. 少数民族幹部の比率は、少数民族人口が占める比率に応じて大体的に適当でなければならない。

3. 都市人口がないか、少ない少数民族に対しては、専門農村人口の中から幹部を選抜し、養成しなければならない。

4. 雑居、散在民族幹部政策には、すなわち民族郷郷長は郷を構成する少数民族の公民が担当する。 郷人民政府 その他の事業関係者を配置する際、郷を構成する少数民族の公民が一定の比率を占めるように保証しなければならない。

5. 少数民族専門技術幹部を養成しなければならない。

(吉林新聞 2008年12月16日)
Copyright(C) 朝鮮族ネット