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［社会］　延吉で工業用ニガリ使用の豆腐店 2ヶ所を取締り ▲豆腐用ニガリと工業用ニガリを比較しながら指導する捜査員 12月10日と 11日、延吉市工商局延東分局では、市民の情報提供により工業用ニガリで豆腐を製造する2ヶ所の 豆腐店を取り締った。市民の間では、豆腐さえ安全に食べられないのかと怨嗟の声が高まっている。 去る 12月4日、延東分局では、市民の情報提供によって延吉市朝陽街延東区吉興豆腐店で工業用ニガリで豆腐を 製造しているという情報を受け、現場で工業用ニガリを採取して延辺品質技術監督局に依頼、その結果、この工業用 ニガリは人体に極めて有害とされる工業用ニガリであると判定され、10日、この豆腐店の 650kgの工業用ニガリと 1500kgの豆を差し押えた。 事業主の楊武金容疑者によれば、自分たちは 2006年3月からこの家を借りて今日までこのような工業用ニガリで豆腐を 製造しており、工業用ニガリの供給者は杜という名の人物だと供述した。 楊武金容疑者の自白により、延東分局はさらに 12月11日、延吉市小営鎮工農村第二村民小組へ行き、工業用ニガリを 使っていた豆腐店を摘発し、すぐに工業用ニガリとその日に製造した豆腐を差し押さえた。 延吉市新興街の朴氏は “どうしてこのような事業主に対して、豆腐店ばかり取り締まり、何の制裁措置も取らないのか” とし、このような事業主はまた他の場所へ行って同じようなことをするだろうと憤る。 関係部門によれば、工業用ニガリは焦げ茶を帯び、食用ニガリは清く透明であり、食用ニガリに比べ工業用 は1kg当り 0.54元安いという。 現在、延吉市で市場に出回る豆腐は、朝鮮族豆腐と漢族豆腐の二つがあるが、朝鮮族豆腐は漢族豆腐に比べて大きく、 1個につき 2.50元で漢族豆腐は小さく1個につき 1.00ウォンで、今のところ朝鮮族豆腐を作る豆腐店で工業用ニガリ にて豆腐を製造している事例は発見されていない。 また延吉市の豆腐市場においては、大部分が漢族豆腐であり、朝鮮族豆腐は朝のうちなら買うことが出来る。 関係部門は市民の情報提供ばかりに依存せず、諸般の豆腐店を徹底的に検査して厳正に処罰し、禍根を 取り除かなければならないと市民たちは訴えている。 （黒龍江新聞　ユン・ウンゴル記者　２００８年１２月１６日） Copyright(C) 朝鮮族ネット