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［社会］　反感を招くこんなニュースは、控えて欲しい−韓国 去る 8日夜の KBS ニュースの中で ‘中国同胞の犯罪が急増’という題目でいくつかの事件を披露する報道を見た。 このニュースを見た瞬間、嫌な気分になった。 人間の世の中、どの国、どの民族であっても、世界の各地で毎日多くの犯罪が発生している。 韓国でも、韓国人、 外国人の犯行が常に発生している。ところが、‘中国同胞の犯罪’だけをことさらに浮上させて韓国人に知らる 意図は何なのか？ 記事の人気も重要なのだろうが、社会的責任感がより重要なのではあるまいか？ 事実、朝鮮族が韓国に数多くやって来た。しかし彼らは遊びに来たのではなく、また犯罪を犯そうと思ってやって 来たわけでもない。彼らは彼らなりに仕事を熱心にしており、韓国人が嫌がる 3Ｋの業種も厭わずに一生懸命に 仕事をしている人々が大部分だ。 犯罪を犯す人は極少数に過ぎず、これはどんな人間集団でも同じことだ。 それゆえ、このような報道を浮上させることは、現地社会の安定、朝鮮族と韓国人の間の相互関係、相互理解に おいても利益になることは一つもない。 ただでさえ韓国社会において、朝鮮族のイメージが良くない 雰囲気(やはりマスコミの所業のため)の中、このような報道は朝鮮族と韓国人の間のお互いの反感ばかり育てる だけで、お互いの調和と共存、ひいては中韓関係にも何の利益にもならないだろう。 私たちが注目しなければならないのは、記事の報道の部分、すなわち東国大学の教授が語った話のように、 韓国社会に疎外された人々の状況を正確に把握し、政府次元で何らかの対策を立てることが重要なのだ。 願わくば、このようなニュースは控えて欲しいと思う。 チョン・シンチョル(中国社会科学院研究員) （黒龍江新聞　２００８年１２月１２日） Copyright(C) 朝鮮族ネット