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[教育] ウォン安、韓国人留学生に直撃弾

韓国ウォンの対人民元安に、中国にいる韓国人が苦難を受けている中、韓国から親が送金して中国で消費している 留学生たちが直撃弾を受けている。

韓国人留学生、ますます減る

人民元の高騰が続き、最近になってハルピンの韓国人留学生が大幅に減っている。

ハルピンで韓国人留学生が最も多い黒龍江大学の場合、以前は言語研修生が 500名ほどいたのが、今は 300人〜400人で、 20〜40% 減った。 4年制本科留学生の減少も同様だ。 現在、 30人の 4年生留学生に比べて、 3年生は 15人、2年生は 1人、1年生は 5人。 ますます韓国人留学生が少なくなるという分析結果になっている。

黒龍江大学の学生・李スンヒョンさんは、 "以前には一クラスで韓国人留学生が大部分を占めていたが、最近はロシア人の 学生が主で、韓国人学生は一、二名しかない"と語る。

ハルピン工業大学は、毎年の休みを利用して短期言語留学生を募集しているが、今年は留学生の募集に '赤信号'が灯って いる。ハルピン工業大学国際交流センターの教授によれば、 "毎年、夏休みは 200人、冬休みは 100人ほど、 韓国人留学生が短期学習に来ていた。しかし今年は、学習を一ヶ月後に控え、現在までにやっと 20人を募集出来ただけ"と語った。

中国に留学する学生が減る中、既に言語研修のために留学に来たものの、急騰した物価と人民元のために学業を諦めて 予定より早く韓国へ帰る学生も続出している。 全国的に 6万名余りの韓国人留学生のうち、今年 9月以後 10%が 帰国したといわれる。

専門家たちは、冬休みが終わる 2月末までこのような状況が続けば、新学期には帰って来ない留学生も数多く現われる ものと分析している。

韓国人留学生 '充実した生活'を模索

ウォン安が続き、現在留学中の韓国人学生たちは、金使いを減らして '充実した生活'を模索している。

李スンヒョンさんは、"学費が 8000元程で、以前は 100万ウォンもあれば可能だったが、今学期は160万 ウォンも必要になった"とし "以前より生活が苦しくなった。 最大限節約し、週末には外に出ずにほとんど宿舎にいる"と語った。

彼はまた、日割 66元の宿舎費が高いために外で家を借りている学生たちが増えていると語った。 学校周辺の家賃 は一ヶ月に 1400元程で、それでも学校宿舎より安いというのが彼らの主張だ。

やはり黒龍江大学の留学生である任リョンヒョクさんは、 "以前には何かあればすぐにタクシーを拾った。 しかし 今は特別な事情がない限り、公共バスに乗って通う。 食費も一食当り 15元標準から 10元標準に減らした"と語る。

冬休みが近付き、ウォン安の余波が留学生の帰国の道にまで影響を与えている。 多くの留学生たちは 2時間かかる ハルピン−仁川の航空便を諦め、ハルピンから汽車で大連まで、そして大連から韓国まで船に乗るという計画を立てている。 20時間余りの旅程は不便で大変だが、それでも交通費を半分節約することが出来るという計算だ。 また、一部の学生たちは 春節まで続く冬休みにも韓国へ帰らないことを計画している。

韓国人留学生の生活が変化している中、彼らを相手にかなり良い収入を挙げていた韓国用品商店と韓国食堂は、 '大氷河期'を迎えている。ハルピン師範大学周辺で韓国食堂を経営している金さんは、 "現在、売上高は下降線を辿っている。 '得意先'の韓国人留学生たちが外食を減らし、食堂はもう火の車だ"と '鬱憤'を吐いた。

大学側は中国留学ブームの沈静化を心配

現在、大学は人民元の上昇で中国留学ブームが冷却化しかねないと心配している。

ハルピン工業大学の教授は "現在、ハルピン工業大学は、韓国人留学生が 340人余りで、 54ヶ国の留学生のうち学生数が 最も多い"とし "しかし今の状況で見る場合、次の新学期の韓国人留学生の募集の見込みは明るくない"と語る。

外国へ留学する費用が以前より大幅に減り、中国への留学ブームが起こっている一方、ウォン安で中国への留学の負担が 大きくなり、中国留学ブームがどうなるのか、注目されている。

(黒龍江新聞 ユン・ソンミ、キム・ウンヒ記者 2008年12月12日)
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