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[社会] 中国朝鮮族が作り上げた《加里峰朝鮮族タウン》

韓国・加里峰中国同胞タウンセンター・金勇弼さんにインタビュー



韓国ソウルの加里峰へ行けば、中国朝鮮族が数多く訪ねる所がある。それが中国同胞タウンセンターだ。 多くの中国朝鮮族が中国同胞タウンセンターをよく訪ねるのは、ここで彼らの困難と悩みを積極的に聞き入れ、 実質的なサービスと支援をしっかりと提供してくれるからだ。

《加里峰朝鮮族タウンは中国朝鮮族が作り上げた街といえます》

中国同胞タウンセンターを運営している金勇弼さんが、記者の取材を受け付けながら確信に満ちて言ったことだ。

金勇弼さんによれば、 2003年 8月、彼が《中国同胞タウン新聞》の前身だった《加里峰中国同胞タウン新聞》を 創刊した当時まででも、加里峰は韓国でも不法滞留者が多い犯罪地帯というイメージから脱することが出来ない時だった。

金勇弼さんが多くの中国朝鮮族が不法滞留という汚名のため、賃金滞払、産災事故など様々な領域で不当な待遇を受けて いるのを見て、朝鮮族のためになることをして見ようと始めたものがまさに《中国同胞タウン新聞》であった。

結婚資金として、 また住宅保証金として残しておいた全財産 3000万ウォンを引き出して加里峰洞に屋上部屋を得て 《加里峰同胞タウン新聞》を創刊、加里峰洞にいる朝鮮族と韓国社会をつなぐ架け橋の役目をするために、実用的なものを 積極的に作り、計画した。

金勇弼さんは中国朝鮮族がたくさん住んでいる加里峰を拠点に、韓国人、地域商人及び地域住民たちと朝鮮族の間の和合を 先に実現し、加里峰を《中国同胞タウン》という特色ある街にすれば、韓国社会で中国朝鮮族に対する新しい認識を持つ ようになり、また朝鮮族問題に関心を傾けない韓国政府も関心を見せるようになるだろうと考え、特化された地域作り運動 を展開した。

加里峰は 80年代後半から九老工業団地が解体され、ガランと空いていた地域で、しばらくして 90年代中盤から中国朝鮮族が 入って来始め、また地域経済が活力を吹き返すようになった地域的特性のある所だ。 金勇弼さんは加里峰のこのような 地域的特徴を充分に活かして、ここを中国朝鮮族とともに住む街として造成するという考えで、《加里峰中国朝鮮族 タウン推進委員会》も作り、新聞も《加里峰中国同胞タウン新聞》と呼んでいたのを、去る 2004年 3月から 《中国同胞タウン新聞》に名称を変更した。

今までに既に 140号を発行した 《中国同胞タウン新聞》は、韓国に住む中国朝鮮族に正確な情報を提供し、未来に 対して正しい準備をし、進むべき方向を提示してくれる新聞になり、ますます多くの中国朝鮮族の歓迎を受ける新聞になっている。

2004年度の 《中国同胞タウン新聞》は、韓国地域の商人たちとともに 1500万ウォンの資金を蓄えて 2000人余りの 中国朝鮮族を招待し、正月の大宴会を行ったが、この行事を韓国内の主要メディアに報道することで、韓国社会に おける中国朝鮮族の地域的関心を催し、同胞社会と韓国社会をつなぐきっかけになった。

2006年度からは地域社会とともに運営する寄付募金箱を開設し、毎年 600〜700万ウォンの募金を集め、秋夕と 正月をきっかけに、病院費が払えずに困っている中国朝鮮族を助けることに使っている。 今まで既に 2900万ウォン 余りの募金を集め、寄付目的に沿って使用した金額が既に 2000万ウォンを超え、 30人余りの中国朝鮮族たちが寄付の恩恵を受けた。

《中国同胞タウン新聞》が韓国社会と中国朝鮮族の間で最も適切な架け橋の役割を担っているうちに、しなければ ならないことが日増しに多くなって来た。

2005年 9月、 金勇弼さんは《中国同胞タウンセンター》を設立し、センターに中国朝鮮族滞留問題と苦情相談、 民事刑事関連法律相談、労務相談などを内容とする法律(苦情)救助本部と、中国朝鮮族求人求職及び就業教育専務 技術教育案内などを内容とする働き口分配運動本部、招請事業、航空券、船のチケットなどを主要事業とする 旅行事業部、朝鮮族支援事業の一環としてコンピューター教育、不動産及び創業案内実務など数多くのサービス実務 を次々と開始し、《愛の募金箱》 キャンペーン及び中国同胞韓国生活手記公募などの活動も持続的に展開している。

去年 11月から訪問就業制の施行で、多くの中国朝鮮族が韓国に出た後、宿所が思うように確保出来ず、苦労している 実情を勘案し、 50人まで収容することが出来る安価な価格の寝床も提供してくれる。 金勇弼さんは、 今後も中国朝鮮族が必要とする限り、積極的な奉仕次元の仕事を常に行って行くつもりだ。

《韓国社会に、朝鮮族に対する正しい理解を植え付け、潜在力を引き出してあげることにより、韓国人と朝鮮族の 間の和合を実現し、民族和合と韓中交流に寄与したい》というのが金勇弼さんの今後の抱負であると同時に、 また実現して行かなければならないことだ。

(吉林新聞 2008年12月10日)
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