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[経済] 土地経営権の確認、合法合理的処理が代案

朝鮮族、農村土地請負経営権流通の話題がブーム

朝鮮族村の土地を大規模経営化することは、農土を守る方法の一つ



▲九台市九郊街道新立村では、アパート団地を建設して村民の居住環境を改善すると同時に、
村の土地を農業経営者に請け負わせて土地経営権を確保している。

農民の土地請負経営権流通を承諾するという中共中央 17次3中全会の決定(以下 《決定》と略称)が 採択された後、現在、朝鮮族農村では農土問題についての大討論が起っている。

土地管理は厳格に規範化されるべし

吉林省九台市西営城鎮石人溝村の金チュンサム(仮名)は、 7年前、土地を漢族農民に抵当に出した後、 お金を 7000元借りた。 その後、彼は一切お金を返さなかった。

今になって土地の経営権を回収しようとすると、土地を経営する漢族農民は借りたお金と利子まで合わせくれ と言うだけでなく、耕作地に井戸を掘るために投資したお金、農道を修理するために使ったお金まで 10万元以上を出せという。

この村は 20戸余り、田が 40ha余りになる。 近隣の九台市の朝鮮族農民がこの村の土地を全て譲渡して もらって機械化された大規模経営をしようと考えたが、土地の経営権が既に大部分漢族農民の手に渡っていた。

該当の専門家の分析によれば、東北の旧朝鮮族密集地のおよそ 3分の 1の部落(主に朝鮮族村と集落)が既に 解体されたか瓦解し、村や集落の形では見られない。 現在、そのような場所の土地は経営権を回収するのは難しいと見られる。

決定は、農村の土地管理は厳格に規範化されなければならないと指摘した。 土地経営権回復の問題について、 吉林省民族研究所の元研究員・車哲九は、 《決定は土地の集団所有の性質を変することは出来ないと規定して いるので、農民が自分の土地経営権をいつでも取り戻すことが出来る》と指摘し、今が良い機会であると述べた。

彼は、土地経営権者の利益だけでなく土地経営者の利益も守らなければならないので、土地経営権問題は経営権者 と土地経営者双方の利益を守り、発展させる前題の下で合理的に、法に合うように処理されなければならないと強調した。

一方、長春地区と吉林地区の朝鮮族村党書記たちは、記者に、朝鮮族が土地経営権を一年ずつ または 3年ずつ短期譲渡した場合は経営権に問題がないが、長期譲渡した場合、今になって回復しようと すると、現実的に取り戻すのは至難だと言っている。

土地流通で付加価置上がる

車哲九は、土地経営権の流通で、土地の付加価置が徐々に上がるようになっており、土地の価格が上がれば 譲渡費もそれにつれて上がるようになっているという。 彼は、朝鮮族が土地を離れて外地へ、韓国へと就職に 行き、土地を譲渡するのは良いことではあるが、土地の付加価置にともなう譲渡費を必ずまともに受け取らな ければならないと強調した。

農業面積が多く、稲作で有名な永吉県では、今年、米価が上がった。 来年には米価がさらに上がるはずだという 情報により、農土を守っている朝鮮族農民は来年春になれば、譲渡費をさらに受け取ることが出来るという期待を 膨らませている。

九台市九郊街道新立村の大部分の村民は、決定が発表された後、土地経営権を 一次的に他人に譲渡して、譲渡金 を受けて他の業種に投資するという人が絶対的大部分となっている。

彼らは土地を 30〜40ha以上の規模の経営をしなければ、稲作をしても採算が取れないといい、大規模経営をする ことが出来ないのであれば、土地の付加価値に相当する譲渡費を受け取った方がよいというのである。

農業経営者たち、農土を資本化

土地請負経営権の流通が可能になり、国家の社会主義新しい農村建設政策によって現在、朝鮮族村には 《鳳凰》 が舞い降りて来ている。 《鳳凰》たちは、農土を大面積にて譲渡を受け、大規模経営をすることで農土資本化をはかっている。

黒龍江省尚志市一面坡鎮月星村には、田が 100haあり、畑が 20haある。 先日、近隣のある朝鮮族がこの村 の田を 1次的に 40haの譲渡を受けて、来年に稲作をするということで契約を結んだ。

九台市九郊街道新立村には、土地が 280haあり、現在、主に 5人の農業経営者が経営している。 この中には 朝鮮族の農民もいて、漢族の農民もいる。梅河口市山城鎮河南朝鮮族村の金ジョンファンは、村全体の1500畝の 土地を経営している。

車哲九は、国家で 三農問題(農業の低生産性、農村の荒廃、農民の貧困)を解決するために、農村に有利な政策 を制定する時、農業に投資する意向のある朝鮮族が農業に投資して大規模経営することは、投資の機会でもあり、 農土を守る良い方法だと指摘した。

農土を守ることが現在の朝鮮族社会の最大の関心事ではないが、非常に重要な事項ではある。 業界関係者たちは、 農民誰もがすべて農土を守ることは出来ないが、農業経営者たちが朝鮮族村の土地を大規模経営することは、農土を 守る良い方法の一つであると指摘した。

(吉林新聞 2008年12月6日)
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