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[社会] 朝鮮族農村の四つの《病気》に四つの《処方箋》

梅河口市民族宗教事務局の朝鮮族村現況調査研究



党 17期 3中全会は朝鮮族農村の建設に新しい方向を提示している。 17期 3中全会の精神で朝鮮族村に 存在する問題点を洗い出し、対策を講じるため、梅河口市民族宗教事務局では山城鎮(民族郷鎮待遇を享受)の 8つの朝鮮族村に対する調査研究を進め、四つの問題に四つの解決方案を出している。

梅河口市には 3万名余りの朝鮮族が二つの民族郷、鎮(小楊満族朝鮮族郷、山城鎮)と 34の朝鮮族村に 分布している。そのうち山城鎮は朝鮮族の人口が 4130人で、少数民族人口の 63.8%を占める。

今、山城鎮の場合、朝鮮族農村の青壮年の都市進出と海外進出で、村には老人たちと子供たちが残って 村を守っている現象が深刻だ。 統計によると、山城鎮傘下の8つの朝鮮族村に残っている人口は合わせて 687人にしかならず、都市や海外に進出した人が総人口の 83.4%にもなる。

ア.診断: 人材流失で農村幹部の資質が低下

8つの村の村党支部と村民委員会幹部体制が脆弱で、華鋒村の村書記は鎮幹部が兼職しており、一部の村では 書記が村長を兼職している。村幹部たちの出国で村幹部が頻繁に変わっており、龍山村では村書記を 2年間で 3回も変えた。 梅河口市の 34の朝鮮族村の中で 4つの村では村書記を選挙することが出来ず、近隣の漢族村 の書記が兼職するという現象もあり、一部の村では村長も選挙することが出来ず、市内の退職した朝鮮族幹部 が故郷の村に帰って兼職するという情況もある。

処方箋: 新しい民族幹部の養成任用制度を

民族幹部の養成により、知識教育で資質向上を実現するようにし、重点的に民族幹部の問題解決能力と複雑な 問題に対する処理能力を向上させる。

学科教育と実際教育を結合させて、視察、考察など直観的な実際教育、理論学習と技術学習を結合させ、実用的 な栽培養殖技術、生産管理技術などを重点的に伝授する。

優秀な若い幹部に対して民族幹部厚生の力量を蓄積させる。 市場経済理論、現代企業管理理論を民族幹部の 養成内容に入れて、新しい任用制度を取り入れ、様々な職場に任命するようにして視野を広げ、大胆に民族幹部 に対して入れ替え配置あるいは他地方配置などの方式で民族幹部を養成しなければならない。

イ.診断: 複雑な土地賃貸は現代農業の障害物

山城鎮の 8つの朝鮮族村の 11523畝の土地で 5500畝が 6戸の農業プロに集中しており、その外の 農業用地は私的に賃貸され、土地を集中することが出来ないため、大面積の機械化作業において障害 となっている。また大面積機械化作業が出来ないため、農業生産効率が低く、生産収益が低い。 今のところ朝鮮族村の土地の現況が農業現代化の障害物になっている。

処方: 朝鮮族村の土地を再統合して土地を集約化

党 17期 3中全会は、法によって資源有償原則のもと、農民たちが再請負、賃貸、引換、譲渡、株式 合作などの形式で土地賃貸権を譲渡することを認め、各種の形式の適切な大規模化経営を発展させる ことを認める事とした。 これにより、朝鮮族村の何万畝にも達する土地に対する調査事業を進め、 朝鮮族村村民座談会を開き、土地集約化を探求しなければならない。 一日も早く土地集約化を実現し、 生産力を向上させ、土地の付加価置を高めなければならない。

ウ.診断: 労務帰国者の創業意識が貧弱

今、山城鎮の 1150人の青壮年たちが韓国と日本で労務に携わっている。 海外労務は毎年 1人当り 5万元 の収入を新たに生み出すことが出来、国内労務も 1人当り 2万元の収入を新たに生み出すことが出来る。

これらの人々の中で、家庭を沿海地域あるいは大都市に移した人の外、毎年千名余りが次々と故郷に戻って 休息した後、再度出国あるいは大都市へ進出する。 一部の人々は当地に残って創業を試みたりもするが、 大部分の労務帰国者たちは、帰って来て外国で努力して稼いで来たお金を遊興に浪費する現象が数多く見られる。

処方箋: 特色の産業で労務帰国者に創業基盤

全国民創業の活動に歩調をあわせ、朝鮮族密集地に民族用品販売専門商店街を設置し、農産物市場に朝鮮族 専門ブースを設置、朝鮮族と労務帰国者たちが創業に参加する場を作らなければならない。

様々な豊かな文化活動と体育活動を展開し、文明的な社会気風を作る。各種の報告会、座談会、視察を行い、 お互いの先進的な思想を交換し、先進文化を伝え、積極的に向上する生活と創業の雰囲気を造成しなければならない。

エ.診断: 朝鮮族村の荒廃

山城鎮 828戸の朝鮮族農家のうち、 502戸の家が空家になっており、建物はあるが人がいない。 そのうち 400戸が他所に引っ越し、 100戸余りが都市にアパートを買って入居している。人が去った家はガランとし、 面倒を見る人がいないため、盗賊たちが自由に出入りし、朝鮮族村が荒廃している。

処方箋: 住宅地を集中して集中村を作り、投資を誘致

党 17期 3中全会は土地利用計画で規定した都市建設用地範囲の外に、批准を経て農村集団土地を占有して 非公益性プロジェクトを建設し、農民たちが法によってさまざまな経路で開発経営に参加しながら農民たちの 合法的な利益を保障することを要求した。 土地徴用制度は公益性と経営性建設用地の境界を厳格にした。

朝鮮族村は道路沿線に数多く分布しており、これらの村では農民たちに十分な補償を与えながら農村アパート を建てて朝鮮族集中村を建設することが出来る。 残った家の跡地は非公益性プロジェクトを建設することが出来、 地理的な強みを利用して投資を誘致することが出来、それぞれの村の実情によって 《一村一品》の経済を 発展させることが出来る。

(吉林新聞 2008年11月27日)
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