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[社会] 雇用制は問題ないのに訪問就業制はなぜ荒れたか?

11月 17日 0時から 21日 24時まで 5日間行われた雇用許可制試験登録が無事に幕を閉じた。 雇用許可制も幾万人が 登録したが、その登録過程はあまりにも静かで、秩序整然と行われた。荒れに荒れた訪問就業制とは違い、あまりにも 静かでむしろ奇妙に感じるほどといえる。

去る 6月 23日に行われた訪問就業制韓国語能力試験の登録を多くの人々は憶えているはずだし、またこれに直接参加した 当事者や出入国斡旋会社としては永遠に忘れることが出来ないものだっただろう。

何故ならば、試験登録とは名ばかりで、実質、インターネットで行う戦争のようなものだったからだ。多くの人力が動員されて 想像を超える資金が投入され、 《戦争》と呼ばれるに相応しいものだった。

ある会社では 1000人余りにもなる大学生を雇って、事前教育までさせて登録に臨み、何百名ずつ公募した会社は数十社にもなった。 大学生たちの人件費も初年度の 20元ほどから 100元、甚だしくは 200元まで跳ね上がった。そこに試験登録プログラムまで が加わり、試験登録前夜はまさにキナ臭い雰囲気になっていた。

しかし結果は惨めなものだった。 12時定刻に登録が始まるやいなや、原因不明のままインターネットがダウンしたり、 コンピューターの作動に異常が生じたため、試験登録を正常に出来た者はごく少数に過ぎなかった。 多くの人、多くの会社は、 コンピューターの前に貼り付いていたが、結果は勝利でなく敗北だった。 何万、さらに何十万元も人件費として使った会社も 少なくなかった。

しかしもっと情けないのは、正常登録が難しかった一方で始まった試験資格の売買だった。 2000元余りほどと思っていたのが、 時間が経つにつれて3000元、さらに 4000元余りまで試験資格が値上がりした。 試験を受けて出国するため、泣く泣くお金を払って 試験資格を買わなければならなかったという。不完全な集計によれば、およそ 70〜80%に及ぶ人々が試験資格をお金で 買わなければならなかったというから、実に情けないだったといえよう。結局、損害を被ったのは受験生たちであり、 その受験生の全てが朝鮮族だった。

なぜこれほどに荒れたのか? またこのようにさせた張本人はだれか?! 問う人、叫ぶ人は数え切れないが、返事をして責任を とる人はいまだに一人もいないのが、さらに情けない。

朝鮮族には良い事だったはずの訪問就業制が 《悪材料のような変数》となってしまい、静かにそして何らのトラブルもなく 行われた今度の雇用許可制試験登録の示すものは非常に大きいといえる。

同じ試験登録で、同じ出国のはずが、なぜこのように結果が極端に異なるのか?簡単な考え方の差だろうか? これまで、 訪問就業制の試験については、あれこれ数えきれないほど論争されては来たが、全ては水掛け論に過ぎなかったのではなかろうか? 問題は多かったが、結果的には何の効果もなかった訪問就業制試験登録の方法に対して、今度の雇用制試験登録が正確な答案と 現実的な解決方法を示してくれたのではないだろうか?

《予備登録は無制限にして、抽選方法で一定の数の正式試験資格者を選ぶ方法》。来年 4月に行われる訪問就業制試験の登録に 新しい変化を大いに期待したい。

(吉林新聞 2008年11月24日)
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