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[社会] 遊興業店の朝鮮族女子大生たち

朝鮮語を喋るお嬢さんたち



最近、長春市内の多くの高級遊興業店で朝鮮族の女子大生たちが酒場のアガシとして 《活躍》しており、 社会的な憂慮を催している。

故郷が延辺某県の農村という朴さんは、長春の某重点大学の師範学部 4年生の学生であるが、長春市内の遊興業店 で酒場のアガシとして生活をし始めてから 2年が過ぎたという。大学にまで送ってくれた両親にすまないのではないか という記者の問いに、彼女は農村で大学の学費を支えるために苦労する両親見るのが辛くて、学費と生活費を自分で 稼ぐために仕方なくやっているのだと言いながら、卒業した後に就職すれば、この業種には二度と関わらないと語った。 お客と共に酒を飲んだり歌を歌ったりするが、 《特別サービス》はしない。

大部分が 《単親子女》と《無親子女》

女子学生たちは一夜のお客たちと歌ったり酒を飲めば、平均 200〜300元ずつ稼げるという。あるカラオケ店で酒場 アガシをしている朝鮮族の女子大生だけで 30〜40人で、大部分のお嬢さんたちは朴さんとは違い、他人を慈しむことが 出来ず、自分のことしか考えない近頃の 80年代後半に生まれた独身子女たちらしく、まだ社会生活に触れたことがなく、 お互いに物欲的に取引することを好み、微笑を売りながら働き、稼いだお金でブランド化粧品を塗り、ブランドファッション にブランド靴で武装するという。

そしてこのような女子学生のうち、親がいずれも外国へ行ったか、片方が外国へ行ったりあるいは離婚した家庭の 《単親子女》 あるいは 《無親子女》が多いという。ほとんどの朝鮮族家庭では、外国に物売りに行った家族がいることは あまり珍しい事でもない。 外国に行っている親たちは、子を大学にまで行かせておいて、学費や生活費を送ってあげ、 卒業までさせてやれば万々歳と考えている。

しかし大学生たちも子供だ。幼い時から、叩けば壊れるのではないか、息を吹けば飛んで行ってしまうのではないかとばかり、 大切に大切に育てて来た独身子女たちだ。 彼女らも親に甘え、親の関心を向けさせて、親に本音を打ち明け、感情の交流を したいと考えている。 しかし外国に出て何年も帰って来られない親は、子どもたちに対して疎遠になるしかない。

女子大生たちだけが働いているカラオケ店があるという噂を聞いて、訪ねて来るお客は、大学生だけを望むという。女子大生 を好む理由は、若くて、動作も優雅で資質が高く、話をする楽しさもあって 《社会》に染まらず純粋だということだ。 女子大生と抱き合いながら歌を歌ってダンスもして、満足を感じる成金たちも多いという。 たまにお嬢さんたちに 《特別サービス》を要求して、断られた後、女子大生たちに乱暴をはたらくゴロツキもいるという。

一部の大学の卒業生たちが就職しにくく、卒業の後にも親の労賃を頼りに暮らしている大学卒業生たちや、一ヶ月に 1000元の労賃をもらいながら苦労している大学卒業生たちと比べれば、彼女たちは親譲りの立派な顔立ちと青春を武器に、 自分の笑顔を売りながら高額の収入を得てはいても、空虚な歳月を過ごしているといえるだろう。

金使いが荒い女子大生たち

夜の十二時が過ぎると、カラオケ店の入り口には待機中のタクシーが多くなった。あるタクシー運転手によれば、 ここでコンパニオンとして働く女子大生たちが帰るのを待っているという。お酒にぐでんぐでんに酔っている子たちがいるか と思えば、タクシーから降りるまでカラオケで応待していたお客の悪口をいう女学生もいて、何十元かのタクシー費に 札束まで出したりして、ふらふらして学校の寄宿舎へ帰る学生たちも多く、随分と金儲けは出来るとして、 朝鮮族の乗客たちは本当に金離れが良いとほくそ笑んだ。

《体を売るお嬢さんたちもいるかどうか、知っているか》という問いに、タクシー運転手はカラオケから帰る前に、 男性客と腕組みをしてホテルへ行く女子大生たちも頻繁に乗せていると答えた。

(吉林新聞 2008年11月22日)
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