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[文化] 児童文学家・金礼三先生の詩碑除幕式

延辺作家協会主催、長白山発展委員会、延辺群衆芸術館、延辺青少年文化振興委員会の後援による金礼三詩碑除幕式が 最近、延吉人民公園で開かれた。

金礼三先生は中国朝鮮族の先駆的作家であり、中国朝鮮族児童文学の先駆者であり、創始者の一人として朝鮮族児童文学 の発展に多大な寄与をした名望ある人物だ。


▲金礼三詩碑除幕式が最近、延吉人民公園で開かれた。

1913年の旧正月に北朝鮮咸鏡南道で生まれた金礼三先生は、新聞配達、店員、印刷業などをしながら生計を立てつつ、 1935年に黒龍江省穆陵県に来て教鞭を取ったりした。 彼は天性の気質で 18歳に童謡 '私は借金して食べる乞食'、 抒情詩 '散り行く秋' などを発表しながら、文壇にデビューした。

解放後、彼の創作は全盛期を迎え、童謡 '峠の道'、 '汽車遊び'、 'トットルル'、 童詩 'キャンディー一袋' など 童心が濃く面白い作品を次々に発表した。 特に '峠の道'、'汽車遊び' などの童謡が歌として作り出され、金礼三先生の 名声が浮上するようになり、子供たちだけでなく大人も楽しんで歌う愛唱曲、名童話として世々代々伝わっている。

金礼三先生は童謡、童詩だけでなく童話の創作でも大きな成果をおさめた、才能が抜群な人物だ。 長年の間、彼は 民間童話を収集して民間話集 '天桃'、'怠惰なロバの夢' などを発行して童話文学の発展にも大きな寄与をした。 彼は 70歳の高齢を過ぎても童謡童詩集 '峠の道'を発行し、 80歳の高齢にて総合詩集 '人生の苦行の道'を出刊して、 周囲の人々を驚かせ、また私たちの民族文学の宝物庫を豊かにするために光を加えてくれた。

彼の一生は苦難の一生であり、学問の一生であり、創作の一生であり、挑戦の一生であり、やりがいある一生だった。

この日の除幕式で州人大の前主任・呉長淑、吉林省労動社会保障庁副庁長・申奉K、延辺州党委宣伝部副部長・蔡永春など の指導者たちと詩人、作家、評論家そして金礼三氏の家族、延吉市公園小学校の教師・生徒など 200人余りが参加した。

延吉市公園小学校重唱隊で金礼三先生の童謡を歌った。そして今回、詩碑の建設に大きな力となった長白山発展委員会会長 ・申奉K氏に感謝状を贈呈、詩碑の建設に汗を流した 7人に花束を贈呈した。

金礼三先生の詩碑除幕式は、金礼三先生の文学精神を称え、また彼の波乱万丈の文学創作の生涯をさらに深く理解して、 彼の文学史における座標を再度照明する意味深い集会となった。

(黒龍江新聞 2008年11月19日)
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