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[社会] 韓国ウォン送金ゼロ、韓国人観光は閑古鳥

国際金融危機の中、長春の《寒い冬》


▲どこか寂しい長春・桂林路のコリアタウン

在長春の韓国人−何とか 《耐えている》

韓国で中国留学を計画している人々が躊躇している。現在、長春で二人の子供を勉強させている 某韓国人は、為替レートの変動により1人当り、年初より月々30万ウォン以上は多く出費するようになっているという。

それに加えて住宅価格、石油価格、物価などが上がった。 それでも物価が高い北京等と比べれば、 長春はまだ《耐えることが出来る》という。

吉林大学留学生処の崔ソンファ教員は、現在、吉林大学で勉強している 600人余りの韓国留学生のうち、 為替変動のために帰国した学生はいないという。

幸い、学生たちが入学手続を終えた後に為替レートが下がったとしながら、今、留学生たちは外食を減らす など生活費を節約しながら、静かに為替の推移を見守っているという。そのため、韓国人を主要な対象とする 飲食店は、お客の数が以前より半分以上減ったとして深刻な状態だ。

桂林路付近で焼肉店を運営している金さんは、最近はやや回復して客数が回復しつつあるが、それでも以前と 比べれば、お客はめっきり減ったという。

また、お客は食堂へ来ても、以前とは異なり、あまりカネのかからない簡単な食事ばかりするようになったという。

旅行社の業務量 60%ほど減少


▲集計によれば、 2008年第3四半期まで、黒龍江省綏芬河市通商口を経由した観光客数が急増、
延べ人数で 70万名を超過した。 これは 2007年の同時期に比べて 32.7%増加したことになる。
そのうち入国が延べ人数で 68万名と同時期より 32.6% 増加した。 ロシアからの観光客の急増は、
綏芬河市の観光と購買市場に活力を呼び込んだ。

韓国からの送金を担当するある業者によれば、現在、一日の送金件数は以前より大幅に減っており、 一件もない日もあるという。 以前は、多い時は毎日 500万ウォンほどの送金がなされていたが、今はほとんどゼロという。

韓国ウォンの暴落により、対韓国の業務をしている旅行社も頭を抱えている。吉林省海外旅行総公司の 朴総経理は、通常、今の季節はスキーと長白山観光の予約で慌しいのに、今年は何とも静かだという。 《業務量が 60%ほど減ったと見るべきだろう》。 飛行機チケットの代行業務だけ見ても、一ヶ月前まで毎日 40枚余りの航空券を販売していたが、今はほとんどない状況。

訪問就業制で韓国に出る人の外、韓中貿易に携わる人、あるいは留学生が飛行機チケットを多く買っていたが、 今は為替レートの暴落で輸出入業務をする人々や留学生たちの足が途絶えているのだ。 朴総経理は現在、 スキー観光を計画中だが、為替レートだけでなく航空券も随分値上がりしているため、どうなるか判らないと 言いながら心配していた。

韓国衣装を購入して長春で売っている金女史も、以前は韓流ブームに乗って多くのお金を稼いだが、最近は 商売がまったく不振だという。まず、韓国から品物を持ち込むことが出来ない。 金融危機により、韓国の 衣類業が大きな打撃を受け、生産量が落ち、契約した衣類が予定通りに入って来ない。 金女史は、 冬物衣装に変えてもらわなければならないのに、今そのように出来ずにいると言いながら、現在、国内ブランドの 中からそれに合うものを捜して売る計画だと語った。

長い間、韓中貿易をして来た李さんは、 《衣類に対する韓国市場の需要が多くなく、それに加えて人件費の 上昇、技術工不足、コストアップなどの原因により、韓国の衣類業は現在、苦境に陥っている。そのため、 韓国から衣類を輸入する人々が減り、足らなくなって来た》と分析している。

(吉林新聞 2008年11月11日)
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