xxxxxxx
朝鮮族ネット 中国の朝鮮族に関するニュースポータルサイト Search by Google:
ホーム 朝鮮族概要 地域紹介 政治 経済 歴史 観光 ショッピング コミュニティー お問合せ



[教育] 延辺一中、中韓文化交流の架け橋の役割を着実に

3年の課程終えれば HSK7〜9級に到達、中国の名門大学に進学可能

 

延辺第一高級中学校(高等学校、校長・郭哲洙)は、中韓両国の文化交流を強化する上で助けになり、 韓国の学生たちが中国の名門大学に進学出来るしっかりした足場を用意するために、去年、国際部を開設した。 これまで、多くの学生たちが中国語能力試験(HSK) 7級以上に到達し、清華大学など中国内の名門大学に向けた順調 なスタートを切っている。

延辺第一中学校国際部の元イルサン主任は 《中国教育部で選定した全国 20ヶ所の重点小、中等学校の一つである 我が校は、中国にある朝鮮族社会で仰ぎ見られる民族学校であり、中国少数民族モデル学校として国内外に広く 知られている》 《留学生たちは単純に中国語のみを習得するのではなく、高等学校の正規学科を学び、名門大学へ の進学も可能であるため、言語の勉強で高等学校の課程を疎かにする心配はない》と語る。

延辺第一中学校は毎年、清華大学、北京大学に 20人余りを進学させることで名高く、朝鮮族の学生たちが羨む “象牙の塔”だ。延辺第一中学校では個性が独特で、民族特色が明らかなモデル学校とするため、 《 勤勉、進取、 厳格、文明》を校訓とし、 《質で学校を建設する》という学校運営理念と独特の学校運営目標、人材育成目標を立てた。 すなわち、学校を 《 民族エリートを育てる基地として、 全国一流の名門学校に、 現代化したモデル校》として、 学生たちを抜群な民族、 開放された世界人として育成しようということだ。

学校では民族教育の特質に立脚し、《 3種の言語(朝鮮語、中国語、外国語)》を授業改革の突破口とし、総合実験、 全面改革の道を進んでいる。

このような延辺一中の先進的な意識と責任感により、留学して来た学生たちは不便なく思いきり勉強することが出来る という。延辺一中 2年生の韓国留学生・李セユンさん(韓国豊南中等学校卒業)は 1年で HSK 7級に到達、その他の学科 も非常に優秀だという。どの大学を志望しているかという記者の問いに、彼は 《熱心に勉強して清華大学に進学したいです》 と自分の夢を気軽に打ち明けた。

彼は続けて、留学の感想について “中国は韓国では人気が高いとは言えません。両親の奨めでやむを得ず来ました... しかし今では本当に来て良かったという気がします。 特に教師の暖かい関心と熱情により、凍った私の心が徐々に溶け はじめ、中国語の実力も目に見えて高まり、喜びで胸いっぱいです。 現在、私は毎日、漢字 50〜60個ずつ覚えています。 かなり大変ですが、名門大学に進学するためにはこの位の苦労には耐えなければならないと思います》と語った。 李セユンさんは韓国で中国語を学んだ事がある。 彼は “韓国で学んだ繁体字に比べて、現在学んでいる簡体字が 書きやすく、本当に面白いです”と付け加えた。

留学生・権テホさんは、叔母の紹介で延辺一中へ来ることになったとして、 《 広い世の中で異国文化に接すること が出来るのが良く、自立性を育てることが出来るのも良く、勉強をしなくてはならないという心が生じるのも良い》と語った。

権テホさんによれば、中国に来る前までは言語に興味を感じる事ができなかった。 しかし異国で多くのお金を 持ち込んで勉強をしなければならない現実の前には、お金が惜しくても勉強に熱心に取り組むようになるとし、 延辺一中の教師たちは学生たちに対する時、平等に接し、礼節を尽くしてくれるので、心の平穏を感じると語った。

それ以外の多くの学生たちも、延辺一中で勉強することを誇りに思うとし、 “偏見を捨てて一日も早く異国の文化 を接することが出来る機会を掴みましょう”と語った。このように、延辺第一中学校は、中韓文化交流の架け橋 の役目を着実に果たしている。

(吉林新聞 2008年11月3日)
Copyright(C) 朝鮮族ネット