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［文化］　朝鮮族初の物語絵本を発行 児童文学作家・全春植さんが筆を執り、画家・孔シウンさんが絵を描いた朝鮮族初の物語絵本 "口笛の音"と "コンコンイが泣いてる" 2冊(6〜9歳用)が最近、延辺教育出版社によって出版された。 長い間教鞭を取りながら多くの児童文学を創作したが、ふと気付いてみると朝鮮族の子供たちの視線の高さと 嗜好に合う書籍が非常に少ないことをひしひし感じた全春植さんは、 2年前から少ないページ数に物語性と 童話的色彩が多く私たち朝鮮族の子供たちの生活ぶりを形象化した物語絵本を作ることを決心、 70編ぐらいの 作品を創作した。そのうち 30編を厳選し、それぞれ 15編ずつ 2冊にまとめて今回発行した。 ▲著者・全春植さん この本は初めて朝鮮族児童文学作家が筆を執って朝鮮族子供たちの実生活を反映したもので、中国内の朝鮮族出版社 によって出版された物語絵本であるということに意義があるだけでなく、韓国で出版されたり中国語による児童文学 書籍(主に物語マンガ本)を主な読書対象にしている朝鮮族の子供たちにも、自分たちの生活ぶりを生々しく表現し 趣味性と直観性(視覚)をよく調和させた物語絵本を提供したというところで、その意義がより大きい。 全春植さんは 1979年、童詩集 "養魚場のお姉さん"で文壇にデビュー、続けて詩、小説、童話、随筆など 500編ほど を発表し、童話集"地獄耳になったカカ"、童詩集"花咲く季節には"、児童小説集 "許せないパパ"と"漫画喫茶の子供達" など作品集を発行した。 現在、延辺作家協会児童分科副主任として活躍している。 （黒龍江新聞　キム・チャンヒ記者　２００８年１０月２４日） Copyright(C) 朝鮮族ネット