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[経済] 中国木材加工業のロシア現地工場設立時代が到来


▲写真は満洲里辺防検査所の辺防検査員たちがロシア国内から来る木材列車を検査しているところ (資料写真)。

今年 4月 1日、ロシア政府は原木輸出関税率を 25%に引き上げ、1立米当り 15ユーロを下回っては ならないと規定した。 この政策の影響で、我が国の木材輸入集散地である黒龍江省綏芬河通商口の原木 輸入量は大幅に減少した。そこで関係者は、政府の側で海外木材加工業の発展を積極的に支援し、中露の 木材加工合作を推進し、我が国の木材供給を保障しなければならないと建議した。

ロシア、木材輸出政策を調節

調べによれば、ロシア政府は 2006年 1月 1日から連続的に原木輸出関税率を引き上げ始めた。 2008年 4月 1日、ロシアは原木輸出関税率を 25%まで引き上げ、1立米当り最低 15ユーロを下回ってはならない とした。 そして 2009年 1月からは原木輸出関税を 80%まで引き上げる計画で、1立米当り 50ユーロを下回って はならないと規定している。

国家 1類通商口であり木材加工輸出基地である黒龍江省綏芬河市は、常に我が国の木材原料輸入の中心を担って 来た。綏芬河市商務局副局長・張洪軍は、最近、ロシアで原木輸出館詳細率を連続的に引き上げ、国内税関の価格 制限及び運輸原価の上昇により、市全体の木材企業は二つの圧力を受けており、経営発展の展望を失い、一部の 企業は既に木材輸入業務を停止した状態と語った。これにより、綏芬河の原木輸入量は大幅に減少した。

張洪軍は、掌握した情況によれば、綏芬河市の木材輸入量は急速に減少していると述べた。もしロシアで 2009年 1月 1日から制限的輸出や税政策を実施すれば、綏芬河市の木材輸入は大幅に減少するだろう。綏芬河の 木材企業は生産方式を変えるため、重大な選択をしなければならないと予測した。

海外工場の建設が原木輸入制限の解決法

綏芬河市政府で提供した数字によれば、 1998年以来、綏芬河市はロシアから合計 5120万立米の木材を輸入して おり、そのうち原木は 5055万立米だった。 2007年一年だけ見ても、綏芬河市の原木輸入量は 784万立米で、 我が国がロシアから輸入する木材総量の 30%以上を占めている。

ロシアで出された原木輸出関税の引き上げ政策は、綏芬河の木材輸入に直接的な影響を与えた。 綏芬河商務部門で 概算的に集計したところによれば、今年 1〜6月、綏芬河市の原木輸入は 378万立米で昨年同時期より 3.69%減少 している。原木輸入量は第2四半期以来、持続的な減少を見せており、 4、5、6月にそれぞれ 7.7%、21.4%、25.2%減少した。 7月には原木輸入量を 45万立米しか実現することが出来ず、去年同時期より 15万立米減少した。

この難題を解決するため、一部の実力ある企業では、次々に国外に出てロシアに木材加工工場を立てた後、原木を木板に加工 した後に中国へ運んで来る。 ロシヤから木板輸入が増加し、中露の木材貿易は新しいビジネスチャンスを迎えることになった。

綏芬河三峡木業有限責任公司の総経理・李世民は、 2006年、ロシアに二つの木材加工工場を設立したという。ロシアに 工場を立てると、生産原価が中国内より 20%高いが、ロシアが中国に対する原木輸出を抑制することを狙って原木輸出が 遮断されることにより、企業が被ることになる甚大な被害を防ぐため、先に基礎を固める必要があったという。 しかし 多くの小型企業は、外国進出のための原価が高過ぎるので座して待つしかない。 現在のところ、ロシアに木材加工工場を 設立した中国企業は多くはない。

企業をロシアへ進出させる必要

中露両国は林業の生産面で相互補完性が強く、地域の強みが著しく、森林の伐採、加工と運輸に非常に便利なメリットが ある。 これは我が国がロシアから木材を輸入する上で絶対的な強みとなっている。ロシアの木材輸出政策の調節とともに、 中露の木材貿易合作には新しい傾向が現れている。業界内の関係者は、ロシアでは原木輸出関税を継続的に引き上げることで、 ロシア国内の木材加工と精密加工業種を活性化しようとしているが、ロシア国内の労動資源、技術施設と生産工芸などの 条件の制限により、ロシアが完全な木材産業刷新政策を進めようとしても時間がかかるだろうと判断している。

専門家たちは、中国内の実力ある企業は地理的な強みを充分に利用して、ロシアと木材の初期加工、精密加工の分野での 合作を強化し、関税から来るリスクを減らさなければならないと建議した。 具体的な合作方法としては、多様化、高級化により、ロシアで森林を採伐する外にも、育林、木材加工など多様な領域での 合作を試みる必要があると見ている。

(吉林新聞 2008年10月14日)
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