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［経済］　黒龍江、対ロシア貿易がマイナス成長 1〜8月輸出入総額、前年同期比 15.4％減少 黒龍江省は中国の対ロシア経済貿易の '足場'と呼ばれている。 しかし今年の 1〜8月、対ロシア貿易に最近では 初めてのマイナス成長となった。累計実現輸出入総額は 59億ドルで、去年同期比 15.4％減ったが、そのうち対ロシア 輸出は 38.5億ドルで 26.6％減少、輸入は 20.5億ドルで 18.8％増加した。 統計によると、今年の 8ヶ月間、黒龍江省の対ロシア貿易は次のような特徴を示した。貿易方式で見ると、 一般貿易が大幅に減ったが、累計実現輸出入総額は 16.1億ドルで、前年同期比 34.2％減少した。そして私営企業と 国有企業の外資貿易輸出入は全面的なマイナス成長を示し、私営企業の実現輸出入総額は 51.5億ドルで前年同期比 15％の減少、国有企業の実現輸出入総額は 7億ドルで前年同期比 19.3％減少した。これ以外に、衣類及び履き物類 などの伝統輸出商品が大幅に減った。 具体的には、対ロシアの衣類輸出額は 16.5億ドルで前年同期比 39.6％減少、 履き物類輸出額は 4.3億ドルで同期対比 35.5％減少、紡織及び織物の輸出額は 2.5億ドルで前年同期比 7.6％減少した。 しかし伝統輸入商品は相変らず平穏な成長を示した。直近 8ヶ月間、黒龍江省がロシアから 7.9億ドルに及ぶ原木を 輸入したが、成長幅は 13.3％だった。 そして 3.7億ドルに達する化学肥料(成長幅 50.8％)と 1.4億ドルに達する 合成ゴム(成長幅 70.4％)、1億ドルに達する鉄鉱と砂(15倍成長)を輸入した。 分析によれば、衣類の輸出の大幅な減少は、黒龍江省の輸出がマイナス成長となった大きな原因として作用した。 衣類輸出が減少した原因は、国家が紡織衣類などに対して輸出税の還付(出口退税)を減らしたことにより、 紡織衣類業種の輸出利益の幅が減ったためで、企業の輸出力が低下した。また、黒龍江省からロシアへ輸出した 紡織衣類が大部分、低付加価値製品で、国際市場価格が低く市場の強い需要が相対的に少なかった。 国家の衣類輸出税の還付率政策が調整されるに伴い、衣類輸出の減少も徐々に好転するものと見込まれる。 これ以外に、最近、黒龍江省の対ロシア貿易は経常的に 20〜40％の成長率を維持して来たため、高い成長を記録 した後に徐々に低下するのは不可欠な現象ともいえる。そして、ロシアにおいて外国人の商品小売活動に対する 取り締まりを強化したことも、黒龍江省の対ロシア貿易にある程度の影響を及ぼした。 （黒龍江新聞　２００８年９月２５日） Copyright(C) 朝鮮族ネット