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[社会] 中国人の'反韓感情'は誇張された表現

韓国人、13億の中国人すべてが韓国を嫌いなのではと心配

中国人の '反韓感情'が最近、韓国メディアの話題の焦点に浮上し、少なからぬ韓国人がどうなっているのか と聞いて来る。さらに一部の韓国人は、あろうことか13億人にもなる中国人全てが韓国を嫌いなのではないかと心配までしている。

しかし中国の学者たちは '反韓感情'という概念自体が誇張されたものだと考えている。 復旦大学韓国研究センター 副教授・蔡建博士は "問題は韓国のメディアが報道したほど深刻ではない"とし "両国間の交流が頻繁になれば、 矛盾もそれだけ多くなるものだ。 しかしそれでも、ややもすれば政治的立場から '反韓感情'あるいは '反中感情'を 言い出せば、その論点が一気に流れ出すようになる。"という。

韓国メディアの報道: 韓中間の感情悪化

北京オリンピックの期間、韓国の一部のメディアは、全て否定的な面ばかり取り上げて歪曲報道することに熱をあげた。 女子アーチェリー個人種目の決勝戦について、韓国 '聨合通信' などのメディアは、中国の観衆が意識的に韓国選手の 邪魔をしたと報道した上、また韓国チームと日本チーム間の野球試合で中国の観衆が日本チームを応援したなどと争って 報道した。 韓国のメディアは上記のいくつかの事件を集中的に報道しながら、中国人の '反韓感情'に対して韓国人は どうすればよいのかなどという議論をした。

韓国の '中央日報'は、 9月 1日に韓中国民間の感情が急激に悪くなっているとし、その傾向が悪くなった韓日両国間の 感情にも劣らないと報道した。 報道は続けて'反韓感情、韓国嫌悪感情'がインターネットを通じて中国で迅速に拡大 していると付け加えた。

'中央日報'は先月 26〜29日、中国内の '反韓感情'の原因と解決方法を捜すため、中国居住の韓国人 103人を相手に 緊急アンケート調査を行った。その結果 '反韓感情'がインターネット空間を越えて徐々に中国社会全般に拡散している'と いう回答が 68%に達した。

調査によれば 5.8%の回答者が '責任は中国側にある'いい、 13.6%の回答者が責任は韓国側にあると認めた。 30.4%の 回答者は、韓国のテレビン放送(SBS)が北京オリンピックの開幕式リハーサルの映像を漏洩したことにあるとし、 21.4%の回答者は、去る 5月の四川省大震災発生当時の韓国ネチズンたちによる誹謗中傷投稿が主要な原因だと認めた。 40.8%の回答者は、より根本的な原因は両国修交後 16年間に韓国人が中国生活でやって来た不当な行為にあると認めた。 最も嫌いな国はどの国かという問いに 52.4%が日本を、13.6%がアメリカを、 8.7%だけが中国を選択した。 また回答者の 60.2%は '反韓感情'をすぐに解決しなければ長続きする可能性がある"と憂慮しながら、 具体的な解決法として民間交流の拡大(47.6%)と歪曲報道への迅速な対応(33%) などを提示した。 特に 民間交流では、両国のメディアの相互理解と交流(55.3%)を最も重視していた。

'中央日報'は、謙遜的な暖かい心で中国の'反韓感情'を解消しなければならないと訴えた。

'韓国メディアの報道'のように問題は深刻ではない

北京大学朝鮮文化研究所・金景一所長は "現在、中韓関係は確かに一部は問題に直面してはいるが、私は '反韓感情'という言い方自体を認めない"と語る。 韓国延世大学東西問題研究院・金リェギョン博士は " 両国のお互いの付き合いの中に相手国を嫌がる感情が存在するのは正常な現象だ。 韓国内に一部の反中感情が 存在するのと同じだ。 重要なことは、このような感情が主流ではないという点だ"という。

現在、復旦大学に留学中の韓スクヒさんは "上海へ来てから半年が過ぎたが、今まで韓国人だからと変な目で 見られたこともなく、また特に韓国人を相手とした抗議現象も見られなかった。 いわゆる'反韓感情'は議論する余地もない"という。

韓国'聯合通信'も 8月 29日付の記事で '韓国メディアが報道した中国内の '反韓感情'は、誇張されたものだ'と認めた。 記事は続けて、北京で生活中の韓国人を相手に調査した結果 '反韓感情'を感じたことがない"と答えたとしている。

蔡建博士は "韓国人には強烈な被害者意識があり、これは彼らの経験して来た歴史と密接な関係がある。 被害者意識に よって彼らのうち少なからぬ人々は、敏感で猜疑心が強い。そのため、韓国人は外部から来る批評に非常に敏感で、 よく個別的な現象に対する批評を韓国全てに対する批評と受け止めて問題を大きくする"と指摘した。

韓国人は適切に自己反省すべき

一方で、専門家たちは中韓間の民間交流に、確かに一部の問題が存在しているという点を否定しない。 事実上 '反韓感情'が話題になる中、反省している韓国メディアもある。 '韓国日報'は 8月 21日付で、 "中国の '反韓国気流' を非難ばかりしてはならない"という社説で、去る 5月の四川大震災の惨事の折、無分別な 韓国ネチズンたちがさもしい誹謗を流布したこと、また SBSのオリンピック開幕式 '秘密' 公開の波紋、 チベット情勢に絡む聖火リレー、北京の大気汚染に至るあらゆる非難や揶揄において、韓国は他のどんな国よりも 中国に対して '非友好的' であったと指摘した。 社説は続けて、オリンピックを長年の苦難を乗り越えて立ち上がった 民族的成就と自負心の象徴としている中国人に、近くの隣国のこのような態度がどう映ったのか、振り返らなければならない。 蔑視と陰湿な攻撃の先頭に立った国々より、盲目的にそれに続いた韓国が、より憎くなるのは当然だ。 彼らのせせこましさを 咎める前に、私たちの心ない行為を悟らなければならないとしている。

韓京大学人文芸術学院・尹輝鐸教授は "韓国のネチズンがインターネットでの投稿により韓国に居住する中国朝鮮族に対して 悪口を浴びせた。 一部の朝鮮族が中国に帰った後、韓国で受けた悔しさを韓国人に対する悪口に変えて中国国内の 反韓国感情に影響を与えたりした"と明らかにした。

平常心で問題を見よう

蔡建博士は "最近、中韓間に存在する一部の問題を平常心で見なければならない"とする。続けて彼は "私のある韓国人の友人は、 "中国人が韓国人を嫌やがることは恐ろしくない。接触が以前より多くなったのだから、矛盾も以前より多くなるのが当たり前。 両国間の交流がますます頻繁になり、両国民間の相互理解がますます強化されるものと信じる"という言葉を思い出すとし、 "両国の知識人たちは、両国関係という高い次元に着眼し、各自の役目を積極的に発揮し、人々を導かなければならない"と語った。

韓国檀国大学校・金ジンホ教授は "韓国は中国より小さいから、自尊心が非常に強く、性格も比較的性急だ。 だから中国人の '反韓感情'に接した韓国人はすぐに不安がる。 韓国は中国の '反韓感情'が両国関係の健全な発展に不利だという点を 意識しており、韓国社会各界もどうしなければならないのかを反省しているところだ。 一番重要なことは、メディアが このような事に熱をあげてはならない。そうでないと、問題がますます深刻になる"と述べた。

(黒龍江新聞 2008年9月5日)
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