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[社会] 漢族のおばさんたち、韓国で結婚火遊び

最新、私の会話学校へは特別な学生たちが韓国語を勉強しに来ている。 大部分が 30、40代の離婚した漢族のおばさんたちだ。 彼女らが韓国語の勉強をする目的は、国際結婚を通じて韓国へ行き、お金を稼ぎたいというものだ。

おばさん学生たちとの対話を通じて、韓国へ行くための彼女たちの悲喜こもごもの事情を聞くと、実に胸が痛む。

蜂蜜も食べられぬまま蜂に刺された女性

漢族の大部分は、韓国に縁戚がないので、韓国へ出る経路としては、女性の側からお金を出し、仲介人を通じて ‘嫁’に行くことだ。

吉林省蛟河市の王ソファは、 30代後半の中学校に通う娘を持つ可愛らしい母親だ。 彼女の夫はリストラされた後、マージャンで歳月を過ごしている。 人力車をひいても一日に 30〜40元は容易に稼ぐことが出来るが、それは面子を潰すことだと言って、のらりくらりと遊んでばかりいる。王ソファはその 体たらくを見るのが嫌で、一人だけ苦労してお金を稼いでも仕方がないと思い、経営していた鴨焼肉専門店を義弟に譲り、韓国の配偶者を得る‘隊列’に加わった。

韓国の男性が初対面をしに来た。 ちょうどソファの元の夫は上海へ出張に行った。 王ソファはその間にあらかじめ性格不一致を理由に離婚書類を 作った。 言葉が全く通じない韓国の男性だが、ウェディングドレスを着て結婚写真を撮ってみると、お互いにとても親しくなった。

韓国の夫は、女性が顔を洗うときには稲妻のように駆け付けてシャンプーを持って傍に立ち、髪を洗うのまで手伝ってくれる。 夫からそんなもてなし を受けた事がない彼女は、韓国の夫の身のこなしに第一印象点で 100点満点を付けた。

そのまま韓国に帰った男性は、妻を迎え入れることに全力を挙げ、一日に何度も国際電話をして来る。 電話連絡の回数が多いとか対話時間が長ければ、 本当の国際結婚として立証されるためでもある。

ここ中国側の漢族のおばさんたちは、自分たちがお金を出してやった手続きだから、当然に韓国行って韓国国籍を取った後、その男が気に入れば一緒に 暮し、嫌なら離婚しても別に問題はないと考えている。しかし本当に配偶者を得るために苦労した韓国の男性たちは、そんな本音を知るわけがない。

ところがソファは違った。夫になる韓国人と一度会って対話が通じてから、中国人の前の夫が嫌でたまらなくなった。韓国人男性は学んだ中国語で “愛しています”と言ってくれたし、顔に柔らかい笑みを浮べた。 ところが中国人の夫とは、子を成して既に 15年を共に暮したが、一度として 暖かい一言を聞いた事がなかった。 ソファは夫を完全に馬鹿にし、不合格として扱った。

“韓国の男性は本当に優しいです! 一度会っただけなのに、どうしてこんなにも会いたいのか分からないです。”

ソファは韓国の夫と偽装結婚から始めたものの、韓国に出てもずっとこうしてよく接してくれるのなら、一緒に幸せに暮らしてみたいと語った。

ところが、今ずくにでも成就しそうだった韓国での結婚手続きが、 2年経過した今でも進展がない。 韓国で彼女を連れて行く手続きをして くれるという社長が、不法婚姻の事例を数多く作って逮捕されたからだ。 他の韓国人の相手を捜して新たに国際結婚手続きをしようと思ったが、 既に韓国の関連部処に書類をすべて提出した後なので、中国で法的な離婚をしなければならない。

韓国の男性は何の不便もないのに、中国の女性は国際離婚においてどこから手をつけなければならないかもわからず、なす術がない。 ただひたすら信用して一切の手続きを仲介人に任せ、証明もなしに現金も渡してしまったため、ソファは蜂蜜も食べずに蜂に 刺された形になり、今は心痛この上ない。

きれいなおばさん、チョンガという条件に目を輝かせる

きれいな二重瞼に瀧の如く流れるストレートの髪の毛、たおやかな体つきに 20代の娘のような身なりをした 40代のソホンは、 マイカーに乗ってハングルの勉強をしに通う、食堂を経営する社長だ。

“事業も順調なのに、どうして韓国へ行こうとするのですか?”

“食堂で何年かけてお金を溜めろと言うのですか? 韓国行って仕事をすれば、月に少なくとも人民元で一万元は簡単に稼げると言いますよ。”

ソホンの理由ははっきりしていた。

ソホンが会った韓国の夫は、中国側の社長の紹介で韓国からやって来た三名の男性のうち48歳になる小柄な老チョンガだった。 行動が非常に機敏な彼は、 3人の女性たちの中からすぐにソホンを適任者として決め、結婚手続きをすることになった。

敏感なソホンは、夫になる人が戸籍謄本に子供一人いない、結婚したことがないチョンガであることを見て、目が輝いた。 アパートもチョンガの名義になっているだろうし、マイカーもあり付いて来る家族が一人もいないので、鴨が葱を背負って来るようなもので、 嬉しかった。 彼女には二度の結婚で出来た子供二人がいるうえ、事業をするために借金も少なくなかったからだ。

韓国人の老チョンガは美人の中国人妻を一日も早く連れて行きたくて、他人が一回中国へ来る間に三回もやって来た。 韓国の夫が二回目に来た日、 きれいな身なりをしたソホンは、身近の恋人を呼んで親戚の家のお兄さんと言いながら、瀋陽空港で韓国の夫の出迎えをした。

安物の靴に穴が空いたシャツを着て来た見窄らしい韓国人の姿に、ソホンは目を覆った。彼女はすぐに韓国人を商店に連れて行き、 高価なシャツと靴を買った。 しかし夫になる韓国人は “女がこんなに金使いが荒くて、どうやって暮すのか”と受けつけなかった。 韓国の夫が来るから綺麗に見せようと、顔のマッサージまで受けたソホンは、拍子抜けした。

韓国産の電気炊飯器が良いという話を聞いたソホンは、韓国の夫に、来る時に買ってきて欲しいと頼んだ。 ところが、持って来たものは中国 でもいくらでもある安物の普通の電気炊飯器だった。 ケチケチした韓国の夫の所作に、息詰まる思いをしたソホンだった。 いくらチョンガでも、 結婚したら切り詰めて暮さなければならないと知り、目の前がまっ暗になった。

その日の夕方、親戚の友人たちの韓国人を歓迎する対面の集まりが食堂で開かれた、お客さんの半分以上が彼女の友達だった。 いとこのお兄さんとして紹介された男たちは、全員彼女の恋人たちだった。 しかし一言も聞き取ることが出来ない韓国人は、そんな気配すら 感じることが出来なかった。 そのままソホンが紹介する人々全員に、会釈しながら学んだばかりの一言 “謝謝” ばかり言っていた。

ソホンの韓国招請が完了した日、韓国の夫から電話があった。 韓国へ出て来たら、夫を友人として酒を適量飲むのは構わないが、タバコを吸っては いけないという警告だった。 タバコをスパスパと吸えば、ぞんざいな酒場の女みたいだと諭すので、ソホンは分かったと “了解” した。 韓国行きの夢が遂に実現した。

先月、ソホンは他人の家に預けておいた幼い娘が、学校の勉強をさぼり、悶着を起こしたという担任の先生の電話を受けて、中国に駆け付けて来た。 母性愛で母親と娘は抱き合って大泣きした。 思春期の娘が、勉強が嫌になって家出をしたのだ。

母親が身近で面倒を見なければならない幼い娘だから、韓国に連れて来て留学をさせたいが、韓国の夫が今は嫌だと言いながら手続きをしてくれない。 自分の代を継ぐ子供を産むことを待ちわびている韓国の夫だ。 ソホンとしては、辛いという。

韓国に戻ったソホンは、韓国行きのために作った借金を返し、長春市内に息子の家を用意してあげるため、お金を集めるのに血眼になっていた。 中国で従業員をこき使った社長が、言語も通じない韓国で仕事をするためにくたびれている。 あまりにも仕事が大変で、吸わないと誓ったはずの タバコを、トイレへ行って1本ずつ取り出して吸うという。

中国で好きなだけ食べていた野菜が食べたくなって、たまに帰途にスーパーに立ち寄って、キュウリだのニンジンだのを買って家に持って行けば、 韓国の夫は喜ぶどころか、お金を浪費したといってガミガミ怒る。 やっと韓国に出たのに、失敗したと何度も後悔したが、既に遅かった。

4人の男のために身を酷使させなければならないハメに

韓国語を勉強しに来る漢族女性のうち、洪オクミンは47歳で年齢が一番高い。

離婚した彼女は息子一人を持つ母親だ。彼女は定職がなく、月給の担保もない。 息子の勉強を支えるため、二人だけで食べて生きて行くのが 大変なため、友達の紹介で田舎で蛙の飼育場を経営する男に会い、手続きもないまま臨時夫婦として暮している。 久しぶりに礼儀正しく 気さくな嫁が来てくれたと言いながら、田舎の舅姑になる方々は、オクミンが一日も早く再婚手続きをしてくれるようにと願ったが、オクミンは他に考えがあった。

以前、新郎候補として韓国の男性四人が来たが、オクミンに紹介された九歳以上年上の男性は、二重瞼の手術まで受けて来て、 オクミンの人となりが地味過ぎて嫌だと言った。 オクミンは、韓国に出るために友達を通じて韓国の男性と縁を結ぶために協力してほしいと頼み、 中国朝鮮族の社長に東北の特産品である蛙油や人参、鹿茸などを買って、贈り物として捧げた。 韓国の男性が厳冬に来て、寒くてぶるぶる震える のを見て、内衣を買ってプレゼントした。 感動した韓国の男性は、遂にオクミンと手続きすると言ってくれた。

その間 “韓国に到着してお金を儲けた後で払っても良い”と言っていた中国側の社長は、手続き中に必要だからとあらゆる名目を 作ってお金を出せと督促した。4万元を超えた。 言葉もよく通じないうえ、すべての書類が紹介してくれる社長の手元にあるため、 彼女は泣く泣くお金を言われるままに揃えるしかなかった。

飼育農家の臨時夫は、オクミンの “偽装結婚として行く”という甘い言葉に半信半疑ながらも、遅ればせながら出会った彼女と別れるのが嫌で、 現金通帳がないから蛙の飼育場を担保にローン 2万元を出し、オクミンに貸してくれた。 良心の呵責に悩むオクミンは、よく尽くしてくれる臨時夫 とその家族たちが気になってならない。 韓国へ行ってお金を儲けてから、必ず返しますと誓った。

ところが、手続中に、夫になる韓国人が急に脳卒中で倒れてしまったのだ。既にお金をたくさん渡し、手続きを半分以上進めたところなので、 手続きを止めることは出来なかった。 オクミンは夫を探しに行ったのに、韓国の夫の家族たちに捕縛されたも同然だった。 行って患者の夫を 介護する仕事を熱心にやるしかなかった。

遂にビザを受け取って韓国へ行った。 韓国の夫は、家もない無一物だった。 幸い、韓国に先に出ていた親戚がいたので、家さえ出ればお金を 儲けることができた。 ところが夫の家では病気の新郎がいて、若い女が逃げ出すのではないかと心配し、旅券を隠したうえ、毎日人をつけて見張らせていた。

オクミンは韓国へ嫁いで来た友人に、電話で事情を話した。 友人が受話器を切ってからすぐに駆けつけて来た。 いきなり厨房に入って、 包丁を持って来て大声を上げてオクミンの夫を脅した。 オクミンが中国でお金をたくさん払って出て来たという実情を話して... 後にオクミンは、 韓国の夫から毎月 30万ウォンの‘介護料’を受け取るということで合意した。

昔、オクミンを捨てて出て行った最初の夫も、半身不随になって後妻から捨てられ、息子を尋ねて来た。 一人しかいない息子が苦労しているのが 心配で、見ていられない。もちろん、最初の夫の尻拭いまでも責任を負うしかなかった。

現在、オクミンは三人の夫に息子まで、4人の男のために体を酷使しながら韓国で苦労している。

美女−井の中から脱して世間の見物を...

王ジュンムンは蛟河市人民病院の看護長で、夫は市内で画廊を運営する社長だ。 お金に不自由なく暮すジュンムンには、母親に似た美しい娘がいる。

40代に手の届く年齢だが、彼女は 20代のお嬢さんのようにスラリとした足を誇り、ジーパンを履いて歩く。

美人には貪欲な男たちの視線が集まる。 人生を楽しんでいたジュンムンは、周りの人々賛辞に心が浮き立ち、美人なのに小さな市内で 暮らしていることが何となく世の中の見物も出来ない井の中の蛙みたいに思えた。やがて、偶然に友人の家に遊びに行った時、韓国から 結婚しようと中国へ来ていた男が一人残った、という話を聞いた。 すぐに会う事にした。

醜い男性だった。 ジュンムンは初の出会いで写真館で撮った結婚写真を公開することを憚った。背が 140cmを少し超える程度のチビだった。 仲介者から本物ではない偽装の結婚だから、不細工な男のほうが良い点もあるという話に気が向いた。 その上、韓国に到着したら働き口を 捜してあげると言われ、ジュンムンは心が惹かれた。

仁川空港に降り立った日、彼女の不細工な韓国の相手男性が迎えに出た。 ジュンムンはその場からどこかへと逃げ出したかったが、 慣れぬ場所でどうすることも出来ず、つかまった。 結婚の後、 2年を過ごすと韓国の夫の同意の下、韓国籍を取得出来るようになる。 中国でそのように豪奢に暮していたジュンムンが、韓国の厳しい環境でうまく暮らせるのか...

ジュンムンを知る人々は、ジュンムンが結婚を遊びのように考えているとやきもきしている。

先日、ジュンムンの親戚の方に会ったが、到着したという最初の電話に出た後、今まで何の知らせもないと心配し、心細い表情をした。

社長職をやめて偽装結婚を...

“私の妻にハングルを教えてください.”

蛟河市内で最高級のコンニャクを生産して、売店に供給している社長の話だった。

“こちらでもお金儲けが十分に出来ているのに、なぜ ‘そんなこと’をしようと考えるのですか? 若い夫婦が別れて暮らせば、 感情的にも危機が来ると言いますよ。”

筆者は心から彼らに止めるように説得した。

“ここでお金を儲けるのはとても大変です。 今一緒に韓国へ行って働けば、お金もたくさん儲け、また金儲けする秘訣も 学んで来ることが出来るんじゃないですか?” 夫婦が異口同音に言う。

妻の名前はチャン・ソルホン。彼女の手を見ると、関節ごとに骨がはみ出ている。 仕事をたくさんした手だった。 夜明けに起きて コンニャクを作り、それを固めて翌日に売店へ供給する。 毎日大変な事が繰り返されると言いながら、思い付いた方法だ。 彼らには 熱心に働いたおかげで、家が何軒かあり、また大きな車も一台あり、手伝い人も何人か置いている。 それなのに、偽装結婚で韓国へ出て、 金儲けしようとしている。

夫は、何としても妻の背中を押して韓国へ送ろうといろいろな努力をしている。 ソルホンは、その夫の応援に感動しながら、 自分が韓国に出て大金を稼いで来ると誓う。

筆者と一緒にソルホンの話を聞いていた他の女性たちが、 “中国でもその程度なら幸せに暮らしているといえるのに、夫一人を 中国に残して韓国へ出れば、どんな女に手を出すかわからないよ”と警告し、韓国行きを止めるようにと説得する。 お金の多い社長が、 愛人を作るのは朝飯前と言いながら、予防注射をする。

ソルホンは周りの人々の深刻な話を聞いて、遂に韓国行きの手続きを諦めた。

先日筆者が路頭で彼女に会った。心を整理し直して、今は商売に没頭しているという。

数日前、市病院に勤める綺麗な 30代の看護婦が、ハングルを学んで試験を受けて韓国へ行くといって尋ねて来た。 月給 1000元余りしかもらえず、子供が産まれたら生活出来ないというのだ。

いろいろ聞いてみると、新婚なのに他人の幸せに暮らす姿が羨ましくて韓国へ行こうと思ったという。私はハングルの教師としてではなく、 実家の母親の立場で彼女の心を諭して家に帰らせた。

金儲けするために火遊びを始めようとする若い女性を止めた事で、私はホッとした。

先日、彼女たちの手続きを支援するという韓国の社長が刑務所に入ったという知らせを聞いた。 偽装結婚の疑いで拘束されたという。 その社長にお金を出して手続きをした、韓国へ行った女性たちの家にも警察が尋ねて来て門を叩いたたという。

(黒龍江新聞 ホ・スンオク記者 2008年8月12日)
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