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[社会] 混乱の中で実施されたインターネット登録戦争

▲ わからないコンピューター世界の 《統制》

延辺の中でも合法的で正規の出入国会社として指折り数えられるほどの某会社では、今度の韓国語能力試験登録 に備えて万端の準備をして来た。 コンピューターの専門人材を含めて 500人余りの高等学校コンピューター学部の 学生たちを動員し、延吉市内の最も先進的な設備を備えた PCバンとその他の県市の高級PCバンを 3つも借り切って、 6月 23日正午 12時定刻に韓国語能力試験登録を始めた。

しかし一部の地域では、教育部試験センターのホームページが全く開けず、ある地域では、ホームページは開かれるものの 会員加入さえ難しく、試験場の選定まではほとんど不可能だったという。試験場の選定でも確かに人数枠残があるという表示 を見て試験場を選択したのに、結局は選択されず、もと通りに他の試験場を選択するという 《苦労》をしなければならなかった。

たまに試験場の選択が出来た 《専門家》たちは、パソコンの 《指示》を無視してやたらにあらゆる 《修正》をして、やっと一人 か二人かずつ完了出来たというケースもあった。 しかしその数はあまりにも少なかった。 登録数の全てが 《災害》を受けたともいえる。

その全ての過程を振り返り、会社の社長は 《一つの IPについて一、二名に枠を統制しているという噂が流れていたので、 万が一に備えて地域分散で配分したが、相変らず 〈災害〉を受けました。 〈統制説〉が真実だったようです。》

《登録開始の前日、変な脅迫電話を受けました。会社の登録名簿を渡さなければ、ウイルス拡散で被害を被ることになる から、そのつもりでいろというのです。あまりにも登録が難しいところを見ると、そちらの方にも疑惑が湧きます。》

予想外に正常登録が難しかった今度の実務韓国語能力試験登録のため、多くの出入国会社の登録者数が惨憺たるもので、 そのために顧客の不満を呼び、疑惑、不平と失望、鬱憤が行き場もなく拡散している。

▲ 300元から 3000元台に化けた登録料

数百人ずつ動員して三日前に PCバンのコンピューターを全て借り切って投入して来た投資金は、そのまま当選者たちの 負担にそっくりそのまま乗った。そして国定価格 300元ずつという登録料は、正常な登録者でも大部分は 2000元台にハネ上がった。 これは会社ごとに投入金を回収するためには仕方のない方式になった。

初日の登録が出来ず、苦労している頃、登録最後の日付けが迫って来る時、公然と 《裏取引》が拡がり始めた。 《人数枠を何百人分保有しているので、3000元も出せば東北3省の試験場が確保される》という紹介者たちが出入国会社 へ現れた。 《初めは真に受けなかったです。 またそれが真実だといっても、当社では違法取引で会社のイメージを失って 違法ブローカーたちの私腹を肥やすような取引は出来なかったのです。 》 その会社では徹底的に自分の信義を守り通した。

またある会社では 《その価格で確かに東北3省の試験場が確保されるのであれば、遠くの試験場へ行く交通費を考慮した 場合、やはりかかるであろう価格だと判断したのです。 もし私どもがここで手を離したら、私たちを信じて任せてくれた顧客 だけが割を食うことになりかねない。 それで半信半疑ではあったものの頼んでみたら、はっきりと東北3省の試験場が手に入ったのです。》

《初めは 2000元の価格帯がついていたので応じていたが、時間が経つにつれて値段が吊り上り、後で試験場の付いた 名簿を取る時は 3000元になりました。 それに応じた資金を送って初めてパスワードを貰え、確認をして見ると確かに 国家教育部試験センターのホームページに正確に名簿と試験場が記入されていたので、驚かざるを得なかったです。》

後でその 《人数枠保有》が市中に出回り、 3500元、さらには 5000元にまで売れたという噂が出回った。

▲ 《盗難事件》まで発生した登録現場

数日前、延吉市のある出入国有限会社では、多くの人々が集った中、公安警察たちが秩序を管理して登録料を払い戻す という事態が起った。 会社で、コンピューターで試験センターに入力して入れた名簿がいつの間にか消えてしまったというのだ。 既に顧客に指定試験場まで通知を済ませた状態で、会社側では真っ青になった。 直ちに公安機関に届け、公安機関で取り 掛かって原因を捜して解明しようとした。

公安機関の結論によれば、違法な 《ハッカー》たちの仕業だという。そこで会社側ではやむを得ず公安機関の監視の下、 当事者たちに登録料を返却するしかなかった。

今度の韓国語能力試験登録は一大混乱の中で行われた。再び無分別な 《インターネット戦争》に巻き込まれて、私たちは やはり 《愚弄された気持ち》を感じざるを得ない。ある人は本紙に送った手紙で 《朝鮮語を母語とする朝鮮族を基礎的な 言語能力を評価する試験の対象にすること自体が、間違った施策だ》と言いながら、韓国の関係部処で朝鮮族を これ以上苦しめないで欲しいと訴えている。

インターネット登録現場の 《人数枠保有》の正体は何であり、それによって派生した各種の問題をどこで誰がどのように 管理するのか? 韓国語能力試験のインターネット登録は、ずっとこのまま続けられるのだろうか?!

(吉林新聞 2008年7月15日)
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