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[社会] ビニール袋有料時代、開かれるか?

6月1日、ビニールショッピング袋有料使用の初日、 延吉の大型商店は好評、小型商店は冷ややか



延吉百貨などの商店、エコショッピング・バッグを備え付け


常に顧客でごった返す延吉百貨の地下スーパーマーケット売場。売場では 1.70元、2.40元などいろいろな値段の エコショッピング・バッグを備え付けており、ビニール袋は 0.20元ずつ課金していた。 大多数の顧客はショッピング用 ビニール袋に課金することに対して理解を示した。 あるお客は、最初から家から買い物かごを持って来て品物を購入、 ビニール袋の公害も減らし店の支出も減らすためだと語った。 レジのそばには、消費者が環境保護に取り組み環境 保護型のエコショッピング・バッグを使うことに関する標語が取り付けられていた。

延吉百貨、延辺国際貿易などの店は、国家のビニール袋有料使用政策(限塑令)を比較的着実に受付け、実施していた。

記者が延吉百貨で何人かの消費者を対象に調査をした結果、エコショッピング・バッグの使用について全く知らないという 顧客が大部分で、ビニール袋負担金の支払いは彼らの少なからぬ不満を招いていた。 一方、韓国で何年間か生活して 帰って来たという 39歳の男性・朴さんは、韓国では主婦がスーパーか市場に通う時、買い物かごを持って行くのが既に 当たり前になっており、汚染も少なく環境にも優しいと言いながら、中国でもこうした政策を実施したのは良いことだとして、歓迎した。

延吉書店は以前から購買用ビニール袋の代わりにビニール紐で書籍を縛るようにしていたが、エコショッピング・バッグも 準備して、顧客の求めに応じて販売していた。

市街地商店のビニールショッピング袋の無料使用は不変

朝 6時に開場する延吉東市場の朝市で、記者はこれまでと違っているところを見つけることが出来なかった。 肉の売台は もちろん、野菜の売台、日用品の売台に至るまで、国家で無料使用を禁止するビニールショッピング袋をそのまま堂々と使っていた。

記者が野菜の売台の一部の事業主たちとビニールショッピング袋の無料使用を禁止した事実について聞くと、皆が知っては いると答えた。 しかし国家で禁止するからといって、今まで長年の間続いて来た販売商と消費者たちの習慣を、一朝一夕に 改めることは難しいと言いたげな様子だ。

延吉サービス庁舎付近のパン屋は、まだ無許可の無料ビニール袋にパンを詰めて売っていた。 たまたま "6.1節(児童節)"なので パン屋を訪れる小学生たちが多かったが、今日からビニール袋の使用を制限し、有料で使わなければならないという国家政策を 知っているかという記者の問いに、多くの生徒たちは知らないと答えた。

新しい政策が出たものの、これが消費者と販売商の自覚的な行動になるまでには、まだ多くの時間が必要だろうというのが 大部分の人たちの分析だ。

消費者の反応、賛否両論

延吉市西市場で、記者はビニールショッピング袋に野菜をぎっしり包んで出て来た金さんを取材した。 金さんによれば、 西市場付近に家のある彼は、これまでにも買い物の時、品物を入れるショッピング・バッグのようなものを準備して持って 行ったことがないという。 そして彼は、今後はビニール袋を商店でお金を出して買わなければならないと言っても、 いくらにもならないショッピングビニール袋のため、わざわざ準備たショッピング・バッグを持って買い物に行くようなことはしないという。

しかし金さんと違い、国家のビニールショッピング袋有料化政策に賛成する市民たちもいた。 延吉市北山街の金ホンメさんは、 国家で有料のビニール袋使用政策を制定したのは良いことで、人々がこのために無駄なお金を使う必要はなく、 少しでも自分の生活習慣を改め、買い物に出る時は布製の専門ショッピング・バッグを持って出れば、 わずかなお金とはいえ節約も出来るし、それよりも特に環境保護に役立つことだから良いことであるのは間違いないと語る。

消費者の環境保護意識を高めよう

消費者たちの反応に関係なく、ビニールショピング袋の有料化の時代は既に始まった。 今度のビニール袋有料使用は、 手段に過ぎず、その最終的な目的は、有料使用ということを通じて人々のビニール袋節約による省資源及び環境保護観念 が各個人の意識に深く浸透されるようにすることだ。 すなわち政府のビニール袋有料化方針は、白色汚染(レジ袋や発泡スチロール 製の弁当箱やプラスチック製品などによる汚染で、白色の製品が多いことから名付けられた)の張本人であるビニール袋による環境 汚染を阻止するためのものだ。

工商部門によれば、 6月1日から 8月1日まで工商部門はビニールショッピング袋を生産、販売する経営者に対して、全面的な集中 整理活動を実施することになり、法によって違法なビニール袋生産企業を厳罰に処する。 また商店街のビニール袋の無償提供も 取り締まることとなり、違反した場合、最高 1万元の罰金が課される。

(吉林新聞 2008年6月3日)
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