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[文化] 李喜芽、延辺芸術劇場を感動の涙で飾る



19日夕方 7時、延辺芸術劇場の 1200席が観衆で一杯になった中、韓国の4本指のピアノ演奏家・李喜芽嬢(23歳)の コンサートが盛況裏に開かれ、場内を感動の涙で飾った。

コンサートの幕が開くと李喜芽嬢はまず、延辺の同胞たちと会えて大変楽しい、と重ねて中国語で "大家好"、 "私愛大家"と呼びかけ、始めから観客たちを感動させるに十分だった。

コンサートで李喜芽が "この曲は私が曲名を紹介しなくても分かるでしょう"と言いながら、朝鮮民族の伝統民謡 'アリラン'を演奏すると、観衆が一斉にアリランを熱唱し、大合唱のメロディーが場内を熱くした。

今度のコンサートで李喜芽は、ベートーベンの第9交響曲、パッヘルベルのカノン変奏曲、リストの愛の夢など 10曲 ほどの国外の著名な曲を演奏する一方、民謡トラジなどを演奏し、また直接、中国の歌・甜蜜蜜を歌い、場内を感動させた。

コンサートの途中、李喜芽嬢の母親・禹甲仙さん(45歳)は、舞台で喜芽を成功させた経験を一つづつ紹介し、場内を感動させた。

延吉市の漢族の観覧客・柳さんは "朝鮮族の友達から '黒龍江新聞'に載せられた李喜芽のコンサートの知らせを 聞いて妻と 8歳になる娘を連れてコンサートに来た"とし "本当に禹甲仙さんのように、自分も将来、自分の娘を しっかりと育てるために最善をつくしたい"と、娘にずっとこの日の演奏場面を紹介してあげていた。

また、この日のコンサートで李喜芽嬢は、この世の中のすべての障害者たちが希望と勇気を失わないように、 両手のない延吉市の李ヨンハ嬢と彼女の母親を舞台に登場させ、激励の挨拶も忘れず、大人びた繊細さも見せ、 さらに観衆の熱烈な拍手喝采を受けた。

この日のコンサートは、観衆のアンコールに促されて何数かの曲を続けて演奏した後、伝統歌謡 'ふるさとの春'を 観衆とともに歌うことで閉幕となった。 同時に観衆は起立拍手し、喜芽及び関係者たちが舞台を発つまで席を外さなかった。

この日のコンサートに少なからぬ親たちが子を連れて公演を観覧し、特に若者たちが大挙して参加したのが意味深い と公演主催側は説明した。

(黒龍江新聞 ユン・ウンゴル、キム・ソン記者 2008年4月22日)
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