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[社会] 百年続いた李村市場、6月初に全面撤収へ−青島

朝鮮族の事業主たち、新しい試練余儀なく
夏の梅雨時、洪水被害に備えた措置
オリンピックのための都市環境整備も理由



▲李村市場に列をなす朝鮮族の店

100年の歴史を持つ李村露天市場が去年夏に洪水被害を被った事件が起こり、今年 6月初に全面的に撤収することになる。 そのため、この地で長年商売をして来た朝鮮族の商人たちが、新しい試練を迎えている。

政府側はまだ撤収命令を出しただけで、ここに根付いた 800余りの店に新しい安息の場を用意してくれてはいない。

調べによれば、今年 1月 21日、公安局、工商局、都市管理局、街道など多くの部門で編成された、李村市場総合整理事業チーム が構成され、最近になり李村市場の店に 5月 31日までに全ての店が撤収しなければならず、 6月初からは旧暦 2日、7日、 12日、17日、22日、27日にだけ定期的に市場を開くことが出来るものとするという通告を出したという。

李村地域最大の露天市場であるにもかかわらず、李村市場は違法な建設、劣悪な環境衛生水準などの原因で、防火の安全と 洪水の排水に影響を及ぼしており、生命及び財産の安全、社会の治安など、いろいろな面に大きな危険が存在していた。 特に 去年、洪水、火事などの災害が発生し、人命事故まで発生し、撤収が議事日程に上がるようになった。 また一部の事業主たち は、オリンピック期間中、都市環境を整理したいということも今度の撤収の原因にあると明らかにしている。

李村市場に陣取った朝鮮族の店は、長年の間、現地の朝鮮族が我が民族の食べ物を購入する主な場所として機能して来た。 今度の撤収によって、店の事業主はもちろん、ここをよく訪れる朝鮮族たちも不便になることが予想されている。

李村市場の撤収について、長年にわたりここでキムチ、チャンジ(大根の塩漬け)の商売をして来た、あるおばさんは "夏の梅雨 時に備えて撤収命令が出されたが、オリンピックのための環境整理も原因のようだ"とし "商売を止めた後、何をしなければならない のか分からない"と悩みを打ち明けた。

李村市場が消えれば、キムチ、チャンジなどをどこで買って食べなければならないのかという問いに、店の主人たちは "そうですよね。 最近はスーパーでもキムチと塩辛なのかをたくさん売っているから、ちょっと高くてもそこで買うしかなくなるでしょう... とにかくキムチなど を買いに来る朝鮮族のお客さんたちも、買い物をする所がなくなるのではないかと心配で、ここで売る人々も指定された市場がまだ 確定していないため、とても心配です"と異口同声に語った。

乾燥明太、タコなどを販売しているおばさんは、 "市場が撤収されれば、注文を受けて配達する方法でも使わないと"と名刺一枚を 渡してくれたりした。

李村市場で牛肉を売って来た '朴氏牛肉'店の主人は "浜河路の韓国城性に店を借りた"として、これからその店で牛肉だけでなく 豚肉も販売するので、正規化された経営をしたいという打算を見せた。

朝鮮族の大規模な青島進出によって、私たちの伝統の食べ物を販売する商人たちも、李村市場で規模を形成し始め、現在、 約 30軒余りの朝鮮族の店がここに陣取っている。 去年 8月 10日夕方、突然の集中豪雨で朝鮮族の店が大きな被害を被り、 57軒の店からほぼ半分が減った状況だ。

李村市場は李村商業圏で唯一の大型農産物市場で、現在、李村市場のすべての事業主は李村市場が撤収すれば、 近所に正規の大型農産物市場を建設してほしいと要求しており、撤収後、事業主たちの生計問題だけでなく、近所の 住民生活が不便になるのではないかと見ている。

(黒龍江新聞 2008年4月22日)
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