xxxxxxx
朝鮮族ネット 中国の朝鮮族に関するニュースポータルサイト Search by Google:
ホーム 朝鮮族概要 地域紹介 政治 経済 歴史 観光 ショッピング コミュニティー お問合せ



[経済] 延吉、とうもろこし数千トンがまだ農民の手元に

最近、延吉市食糧局で実施した調査結果によれば、市全体の農民の手元の在庫は、とうもろこしだけでも 2000トン余りもある。国家食糧倉庫の門はすべての農民たちに向けて常に開かれているというのに、なぜ延吉の とうもろこしは国家食糧倉庫に入ることが出来なかったのか?

延吉市依蘭鎮東興村 5組の村民・公維紅の家では、去年、とうもろこし1.5haを植え、生産量は 1万kg余りに達した。 しかしこのとうもろこしは大部分が粉質とうもろこしで、国家倉庫で守っている品質標準に到達することが出来なかった。 公維紅は、去年、種子を買う時に生産量だけ考え、品質には注意を払わなかったため、私のところのとうもろこしは大部分が 飼料用とうもろこしであり、保存するには適当ではないと語った。

しかし公維紅が去年に生産量が低いというので、畑にいくつか植えた黒山01品種のとうもろこしは、生産量は低いものの 品質は良く、秋には高い値段で全て売った。 今年、公維紅の家では全て黒山01品種のとうもろこし種子を買った。 公維紅は 《黒山01はたとえ生産量は低くても価格が高いので、収入は生産量が高いとうもろこし品種と同じ》という。

延吉市食糧行業協会秘書長・金永哲は、農民の手元のとうもろこしが国家食糧倉庫に入りにくい主要原因は、農民の 手元のとうもろこし品質が標準に到達することが出来なかったからためであると述べた。とうもろこしの品質が標準に到達 することが出来なかった主要原因は、とうもろこし品種が悪い上に食糧貯蔵意識が低い農民たちが、通風排湿措置を取らず、 とうもろこしの水分含量があまりにも高いことにある。 調査の結果、大部分のとうもろこしの含水量は 36%ほどに達していた。

全体的に東興5組のとうもろこしは、品種が悪く水分が多く、かびが生えやすいなどの原因で国家食糧倉庫に入ることが出来 なくなった。 しかし東興4組の多くの農民たちは優良品種のとうもろこしを植えたにもかかわらず、やはり売ることが出来ず、胸を痛めている。

東興4村民小組のある村民は、国家のとうもろこし買い入れ価格は比較的安定したが、個人の食糧買い入れ価格は国家 より高い時があり、 1年間苦労した農民が高い値段で売るために待ってから、結局国家食糧買い入れ期日を逃してしまう こととなり、個人の食糧買い入れ価格も徐々に下がるようになったため、農民たちがとうもろこしを処理することが出来なかったという。

金永哲は、種子は良い品種を選択しなければならず、食料を保存する時は科学的かつ合理的でなければならず、 販売する時は売り先をよく見ることにより、農民たちが安定した収入を挙げることが出来ると述べた。

(吉林新聞 2008年4月18日)
Copyright(C) 朝鮮族ネット