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[社会] 対北朝鮮の窓口・丹東が動き出す

ハンギョレ 2万6千、韓国人 3千、北朝鮮人・朝鮮華僑それぞれ 3千

対北朝鮮貿易の 80%、丹東で成立、従事業者 4300社余り

丹東を始発点とする 5つの沿海都市経済特区に注目



▲最近開催された丹東大同ノリは、和合と結束を固める民俗祝祭として位置づけられた。


▲鴨緑江大橋を通る車の動きが慌ただしい。 対北朝鮮貿易の 80%がここで行われている。

国家発展及び改革委員会が遼寧省の丹東を始発点とする 5つの沿海都市経済特区建設計画を充分に検討し、 設立意図が見えるにつれて丹東が脚光を浴びている。

去る 3月 24日、駱琳・遼寧省委副書記は、遼寧省沿海地域の 5点 1線の始発点となる丹東で果敢な革新と斬新 な事由で丹東の積極的な復活をはかることを伝えた。 特に丹東の投資誘致のためのインフラ構築と対外開放を 大幅に拡大することを助言した。 政府の積極的な推進により、丹東市が新しい革新の時代を開きつつある。

鴨緑江を国境線とし、北朝鮮・新義州と隣り合い、黄海に臨む丹東は、現在、人口が 60万人余りにしかならないが、 朝鮮族 2万名余り、 韓国人 3000人余り、北朝鮮人 3000人余り、朝鮮華僑 3000人余りが住んでおり、対北朝鮮の 貿易業者だけでも 4300社余り、中国の対北朝鮮貿易の 80%が丹東で行われているという。それゆえ、ここに 掲げられている看板のほとんどがハングルで書かれており、ハングルが分からなければこの地には住みにくい という見解が多数を占めている。

最近、丹東を訪れた記者は、鴨緑江大橋を通じて車が連なり、中朝国境線を出入りしている光景を目撃した。 朝鮮華僑出身である喬氏によれば、北朝鮮貿易商の多くが丹東の朝鮮街を訪れ、見掛けは安っぽい通りだが、 多くの貿易が行われているため、ここは北朝鮮貿易の集散地と呼ばれているという。 税関が目の前にあり、 鴨緑江大橋からわずか 100m余りの距離しかないこの場所は、物流費用だけでも相当に節約することができるというわけだ。

鴨緑江大橋から丹東沿岸を見れば、浜辺都市を連想する。ここが丹東の中核と呼ばれる丹東開発区だ。 ここには北朝鮮を相手とする韓国商人たちも相次いで尋ねて来て、コリアタウンを形成した。 現在、韓国人の 企業を見ると、不動産、貿易、物流、サービス業種が主だ。 韓国の大企業としては SKの 進出を挙げることが 出来る。 韓国人が開発区に入居し、ここの不動産も天井知らずで高騰している。

対北朝鮮貿易が活発になるにしたがって、丹東−仁川カーフェリー航路も開拓され、週 3回ずつ船が発着している。 それでも北朝鮮と目と鼻の先にありながら、行くことが出来ないのが残念だと、ここの韓国人たちが語る。 しかし朝鮮半島と深い歴史的、血縁的、地縁的な強みを持っているこの場所で、ハンギョレたちが和気藹々とした 雰囲気の中で親睦を図っている、と丹東韓人(商)会の成クデ会長は指摘した。 最近開かれた 3000人余りのハンギョレ が参加した月亮島大同ノリ民俗祝祭がその一例だといえるだろう。 また韓国人の丹東進出が急速に増大し、 他地域で先行して行われていた韓国週間の行事を今年 10月から丹東で開始する予定だと消息筋が伝えた。 これは丹東で韓流ブームを通じて韓国投資ブームを起そうとする、現地政府の意図をうかがえるところでもある。

半島南北の貿易商たちが大挙して集り、関連サービス業者が雨後の竹の子の如く丹東の各通りに入っている。 北朝鮮の食品、健康食品、酒、書画、陶磁器等、北朝鮮の特産物を見られるのみならず、韓国商品、飲食店、 旅行社、各種の韓国文化施設が並んでおり、半島の経済、文化の珍しい風景をうかがうことができる貴重な空間にもなっている。

また鴨緑江大橋、1800年の歴史を持つ五龍背温泉、鳳凰山、高句麗遺跡などの名勝地とともにここを訪れる ハンギョレの足が慌ただしかったりする。 瀋陽韓国総領事館・鄭潤植領事は、丹東は半島と長年の歳月に わたり深い関係を共にして来ており、ここを尋ねる韓国人の心をときめかせてくれると言いながら、今後、 丹東地域はさらに多くの韓国人が尋ねて来て、韓国の投資家たちの基地になるだろうと見通した。

新義州と隣り合い、また朝鮮半島と由緒のある地域として広く知られた丹東地域は、現在、東北振興政策と 遼寧省 5大沿海都市経済特区プロジェクトという国家政策の両翼を伸ばし、鼻息も荒く丹東の活気に満ちた 未来を描きつつある。

(黒龍江新聞 キム・ドンパ記者 2008年4月9日)
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