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[経済] 吉林市 《大日》ブランド米、北京へ北朝鮮へ



東北地域に住む私たち朝鮮族は、稲作を主として暮して来た。 私たちの先祖が故郷を離れて北満州に入って以来、 大部分が水田を開拓して稲作に携わって来たため、漢族は 《朝鮮族は水の流れに沿って暮す民族》と称えた。

しかし改革開放以後、幾多の農村の人々が稲作をやめ、外国へ、沿海都市へ、南方の大都市へと進出し、朝鮮族の 村々は大部分が有名無実化、解体の危機にある。

改革開放前には朝鮮族部落の大隊や小隊ごとにに精米所があったが、既に朝鮮族の精米所もほとんど消え、漢族の 経営する精米所が雨後の竹の子の如く増えた。

このような雰囲気の中、しっかりと農村の生活基盤を守り、その中で宝の山を追求している人がいる。 彼こそが吉林市 昌邑区孤店子鎮大荒地村、大興農業開発有限公司社長の禹大日氏。彼は 1984年度に生産隊の精米所を引き受け、 これまで継続的に拡張経営をして来た。 創始期、一万元の投資資本をスタートに、今は総資産が 180万元に達する。 4000平米の敷地に 建坪2150平米の加工工場と倉庫、精密加工能力が一日に 50〜60トンにのぼる規模を備えている。

禹大日氏の 《大日》ブランド米は、北京市場へ、北朝鮮へと供給されている。 北京と吉林省長白県に代理店を置き、 販売額は創始期においては毎年数十トン、2007年には 3000トンを超過した。

都会人たちの早い生活リズム、楽な生活方式を狙って、禹大日氏は 2007年に 40万元余りをかけて 《無洗米》 最新式 精密加工機械を購入した。 5kgから 50kgの多様な包装で消費者の便宜を満たす。

禹大日氏が村内の米はもちろん、隣村の米も引き受けて購入し、加工販売しており、米を売ることが稲作よりも大変だという 近年の農村の実情において、近隣の農民たちは米を売る心配がない。 禹大日氏は会社経営をする外に、さらにこの 5年間、 直接 4haの水田に無公害米を生産している。

国家の食糧輸出政策の変動で、 2008年、対北朝鮮輸出計画を 5000トンとして現在、準備作業をしている。

北京市場は売行きが好調であるにもかかわらず、資金難のためにその数量を満たすことができないのが実情で、北京の 実需要量は毎月 350トンだが、今はやっと 100〜150トンを供給している状況だ。

禹大日氏の一番大きな悩みは資金難だ。 政府の農村銀行ローン政策は良いが、執行において手続きが煩わしい上に 人脈関係によって左右されるなどで、禹大日氏はあまりメリットを受けられない。

それでも禹大日氏は思いきりのびやかな心情で、農民米仲介人の使命感を抱き、さらに大きな目標に向けて今日も 熱心に働いている。

(吉林新聞 2008年3月22日)
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