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[社会] 57年ぶりの干ばつ、農民たち農作に大きな不安

一部の県市、潅漑施設補修など対応策を検討

中央TVの報道によれば、今年の干ばつは北方の大部分の地域に 57年ぶりに訪れた大きな干ばつだという。 では、延辺の各地ではどのような対応策を講じているのか?

延辺州関係省庁の責任者は 《まだ何の対策もない。 3月下旬か 4月中旬の春期農業が始まる時になって、もし干ばつ現象が 持続していたら、対応策を講ずる計画》と語った。南方で発生した特大氷雪災害から推定すれば、対応策をあらかじめ立てて おくことは農業生産などにおいて損はないと思う。 幸いなことに、一部の県市で干ばつに備えてさまざまな対応策を用意している。

和龍市水害干ばつ対策弁公室・崔ジンオク主任は 《和龍市は現在、亜東(現在 2790万立米)、石国(現在 930万立米)、 松月(現在 480万立米) などの貯水池の貯水量で春期の潅漑は保障することができる。 しかし万が一に備えて、 国家から 60万元をいただき、農民自体で 20万元を用意して潅漑施設を補修し、龍城鎮など多くの郷鎮に新たに井戸を掘り、 廃棄した工場地下水を活用する計画だ》と明らかにした。

去年、和龍市はそれぞれ 1600万元と 1800万元を投資して、亜東貯水池と石国貯水池を拡張し、補修した。

汪清県は一部の河川が枯渇して、農村の地下水水位が下がったことに鑑み、比較的大きな郷鎮に電気揚水ポンプを打ち込んで 潅漑施設を補修する計画だ。

山間地区にある安図県は、現在、耕作地が 2.6万ha余り、そのうち畑は 2.19万ha余りで、雨のない春は厳しい状況になっている。 そこでこの県の関係部門は、財政資金 54万元を獲得して水利施設を点検、補修する計画だ。

延辺農業技術普及本所のジュ・ホリョル所長は 《種まきの時期まで干ばつ現象が継続すれば、畑作に特に不利だ。 地下水断層現象も発生する可能性があるので、タバコのような苗品種は水を多く与えなければならない》とし 《現在まで、 豆やとうもろこしなどの種まきについては、あまりこれといった方法がない》と明らかにした。 和龍市西城鎮龍浦村村民委員会・ 金ジョンホ主任は 《稲作はそれなりに別に問題はなさそうだが、畑作が非常に心配と言いながら、このままでは畑作は大変なことになる》と 語った。 延吉市依蘭鎮農業技術普及所の張ミョンキル氏は、これから若干の雪や雨が何回か降ったとしても、現在の干ばつを緩和させる には力不足だろうと述べた。

一部の農村は干ばつで飲料水難に苦しんでいる。安図県亮兵鎮亮兵村の村民委員会・金ヨンソン主任によれば、古樹屯(旧・古樹村)は 10年余りの間、谷間から流れる水を堰き止めて飲料水として使っているが、今年初めて水源が枯渇し、深刻な飲料水難に直面した。

この村の 30世帯余り 100人余りの村民たちは、村の中心にある古い井戸に出て来て水を汲んで飲んでいる状況で、いくつかの世帯 だけが 10年余り前に廃棄してしまった家のポンプの 《恩恵》を受けて 《昔の故郷の味》を味わっている。

明月鎮長興村も水不足で、都市のように水道水を時間制で供給している。

(吉林新聞 2008年3月12日)
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