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[社会] 代行業者に依頼した延辺受験者、不満噴出

延辺受験者少なくとも5万名余

延辺割当定員わずか 1000人


去年から始まった韓国訪問就業制試験の会場が、中国 200万名の朝鮮族のうち 80万名余りも集っている延辺 に割当てられず、事が次第に波及し、社会の極めて不安定な要素として頭をもたげているところに '泣く子には餅を もう一つやれ'とでもいうのか、今年、延辺大学が遂に試験会場として割り当てられた。

今年、全国的範囲で韓国訪問就業制試験の会場が 19ヶ所、 3万 4530人というおびただしい試験座席が割当てられたが、 延辺にはわずか 1000人という座席数しか与えられず、再び泣くに泣けない事が発生した。

"延辺大学の試験場にわずか 1000人という試験座席を配置したことは、内部的な矛盾を助長することだ"と延辺大学弁護士 事務所・許グィチョル弁護士は訴えつつ、 "各種の名目の講習クラス、旅行社などで無料でハングルを教えてあげると言いながら、 試験の申請を代行してくれるというが、その背後には公開できない不正があることだけは間違いない"と強調した。

延辺大学民族研究所所長である許明哲教授は、 "延辺に最低 3000人分の試験座席を割当ててくれるように要求した が 1000人の座席しか割当しないことが大きな問題だ"とし "延辺の受験者たちを楽にさせようと思ったのに、こんなに貧しい 階層の受験者たちから手数料を取るとは、それも試験資格を得た人は多少安心出来るが、手数料を払ったのに受付して もらえなかった人は、どんな気持ちだろうか"と付け加えた。

許明哲教授が調べたところによれば、琿春市の少なからぬ人々は瀋陽試験場に申請費 160元に試験会場費 220元を支払った。 ところが延辺大学試験場に申請する場合、試験申請代行社に申請費 300元を支払い、さらに試験会場費、資料費などといい ながら 350元をさらに支払った。 それによれば "多くの受験者たちが、どうして申請費以外にお金を余計に支払わなければ ならないのかと反発すると、瀋陽、大連などの他地方に行けば、お金がさらにかかるではないかと、代行社側が答え、申請を 代行をするためにコンピューターも 100台余りを追加新設し、さらに申請代行人を雇わなければならないから、 彼らの日当は払ってもらわなければならないのではあるまいかと言う。受験者たちは何も言えなくなってしまい、 また代行社側からは、自発的にすることだから好きなようにしなさい"と言ったという。

ある申請代行業者によれば、申請受付は 30%未満だ。 実のところ、突破口が何十個もあるわけではなく、一つしかないため、 その後日の禍は容易に想像することができる。

匿名希望の某旅行社職員によれば、多くの田舎者たちが、申請費 300元だからといって300元だけ持って来て、さらに300元余り を払わなければならないと言われ、深刻な顔をしているというのだ。

延吉市郊外のある農村の申請者は "来る時に、家で育てたニワトリ 10羽余りを売って代行業者に申し込んだが、 まだ試験を受けることができるという発表が出ておらず、ムカムカする"とし “これから試験を受けても、合格出来るか というのが心配だし、また合格しても抽選に当るかということも、さらに大きな心配"と語った。

不正確な統計だが、関係側で披露したところによれば、延辺で今回、最低でも 5万名以上の申請者が現われたという。

許明哲教授は "このように代行社たちが猫も杓子も機会が来たとしながら、代理申請をしてから手数料を受け取ることは、 窮極的に延辺で公共管理が失われたということを端的に示しており、調和した社会を構築せよと中央で再三指示 しているのに、こんなにも社会の不安定要素が爆発するということは、政府関係側の責任が大きい"とし "地方メディア、 特に朝鮮文メディアでも、こうした問題の深刻性を認識し、すみやかに手数料を公示すれば透明性があり、誰も敢えて 不正をやらかすことはできないはず"と語った。

数ヶ月間に延吉の市街地はもちろん、ホテルなどにも申請代行社のチラシがあちこちに見苦しく貼ってあり、またメディア の広告欄には申請代行社の広告が満載されているのが今日の延辺だ。

(黒龍江新聞 ユン・ウンゴル記者 2008年2月29日)
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