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[社会] 韓国・アチムイスル社、水不足に悩む住民に水を無料供給


▲アチムイスル社に深い感動を示す住民たち

去る 1月、水道水が止まり、水で苦労する長春市 270世帯余りの住民たちに、ミネラルウォーターを無料供給した ことが長春市で美談として伝わっている。

長春市桂林路と立新街交差点付近のアパート一棟は、水道管が老朽化し、水道水がよく断水したが、先日のよう に 1週間もの間、水が来ない事は珍しかった。

韓国の独資企業であるアチムイスル(朝露)社にミネラルウォーターを買いに来たアパートの住民たちから水の苦労をしている という話を聞いたアチムイスル社・鄭ヨンヒ社長は 《住民たちが水不足で苦労している隙に乗じて水の商売をするのではなく、 苦労する時こそ進んで助けなければならない》と、水を無料で供給することを職員たちに指示した。

職員たちは社長の言葉に同感した。 男性職員たちは退勤の後、水を車に積んでアパートを尋ね、水を供給したが一日に一戸 に2本ずつ供給した。 そして患者や老人たちが住む家には直接水を運び込んであげた。

そのアパートは 8階の建物だった。 記者が尋ねた時、男性職員たちは 1週間続けて水を担いで上がっており、職員たち一人 当たり何十本も運んだと語った。 寒い冬の天気に水を運び込んだため、ある男性職員は足に霜焼けまで出来ていた。

《大変でした。〈アチムイスル〉が無料供給してくれたミネラルウォーターで朝御飯を作って出勤する》という住民たちの言葉に、 職員たちは 《社長が良い決断を下してくれて、水を運んでやった後には夕飯を買ってくれて、一緒に食事までしてくれるので、 本当に辛さを感じない》と答えた。

この知らせは 1週間の後、長春の中国語新聞 《新文化報》にて報道され、長春市政府の関心を呼び、吉林TV放送からも アチムイスル社を尋ねて来て鄭ヨンヒ社長夫婦にインタビューをした。

鄭社長夫人は 《水の商売をしているので、住民たちが水で苦労しているのだろうと思ったので、水がなくて大変な思いをしている 住民たちをちょっとだけ手伝ってあげようと思っただけなのに、インタビューまで受けて、恥ずかしくもあり恐れ多い》と語った。

また、彼女は職員たちが退勤の後、夜 9時、10時まで階上に水を担いで運ぶのに苦労してくれて、ありがたい限りだと語った。

(吉林新聞 2008年2月2日)
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