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[社会] 訪問就業者たちに会う−自尊心は守り、劣等感は捨てよ

韓国から随分前に戻って来た、あるいは戻って来たばかりの朝鮮族に会い、自尊心と劣等感について再び考えるようになった。

男としての自尊心、中国朝鮮族としての自尊心、中国にいる時何かの職務に携わったという自尊心・・・ おびただしい自尊心のため、韓国人との衝突が数多く引き起こされている。一度あるいは二度三度四度の自尊心 対決をした後、朝鮮族はほとんど皆が中国人であるという劣等感に打ちひしがれるようになる。

訪問就業制で出稼ぎに行った崔さん(去る 12月 1日に入国)は、働き口を得ようとして行ったら侮辱されたとして、 帰国するつもりだと愚痴をこぼした。

就業講習を受ける前に一週間という時間があり、用役事務所に出かけたところ、日割 7万ウォンをくれると言うので、 翌日朝早く何の準備もなく出向くと、チーム長に散々ひどいことを言われて戻って来たというのだ。 どんな仕事内容で、 どんな準備が必要かということを詳しく知らせてくれないのが用役事務所の習慣だ。 何も知らない崔さんが、普段着を 着て出向いたため、笑い者になるしかないのは火を見るよりも明らかだった。 翌日、作業服と作業靴、手袋のようなもの を新調して出向いたが、初心者なので他の人々の後に付いて歩きながら機嫌をうかがうだけで一日を過ごしたが、 仕事が面倒で大変なことはこの上なかったという。 それに年少の 《先輩》たちが、何でもかんでも使い走りをさせるため、 ストレスを受け、余計に辛かったというのだ。

黒龍江から去年 12月 7日に訪問就業制にて入国した金さん(50歳)は、外国人登録証が出ると友達の斡旋で土方作業場 を走り回ったが、初めはそのように大変な仕事を紹介した友達に不満だったものの、十日間毎日に 7万ウォンずつ手に 入るようになると、お金が貯まる楽しみのため辛さを忘れる、と満足している。龍井から来た崔さん(40歳・女)は、 初めはお手伝いさんで日割 7万ウォンずつもらいながら、あちこちで食堂の仕事を続け、今は月 140万ウォンずつ もらえる某酒店に就職した。まだあまり慣れてはいないが、社長や仲間たちが面倒を見てくれて、随分楽な感じだと語った。

2002年に再入国で入って来たが、仕事ばかりしていたため延長手続きが出来ず、不法滞留者になってしまった 金さん(52歳、 和龍出身)は、朝鮮族に見られる最大の欠点は自尊心がないことだという。

知らない人は学ばなければならない。 学ぶには自尊心は必要ない。 自分が知らないのに、どんな自尊心を守る というのか? 韓国に出る時は夫として、男として、家長として、また父として、良い暮らしが出来るようにしようという 自尊心があった。 しかし些細な挫折や侮辱などの前に頭をがっくりと下げてしまうような自尊心なら、それは私たち 朝鮮族の自尊心ではない。 あなたが幸せに暮らしたいという、その決意を固くし、一つ一つ学んで行きながら相手 を乗り越える時、韓国の人々は労賃を上げてくれることはもちろん、敬意も示すはずだ。 これこそが、韓国に おける私たちの自尊心であり、その法則なのではあるまいか。

(吉林新聞 2008年1月22日)
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