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[文化] 朝鮮文の図書を求めよう

最近、延辺州の各小中学校が休みに入り、図書館を訪れる学生たちが急増している。 しかし品種が多様な図書市場で、 朝鮮語で執筆された少数民族図書が極端に不足しており、学生たちの読書の欲求を満足させることができない。 どのように して少数民族図書の健全な発展を実現するのかという問題は、既に延辺州の直面する課題になっている。

延吉市少年児童図書館の童話、百科全書、歴史本は学生たちの歓迎を受けるジャンルだ。 しかし図書館には少数民族の 子供向けの書籍が少なく、朝鮮族の子供の読者たちは 《選ぶ本がない》 という困った状況になっている。 この図書館の読者 サービス部の李オクファは 《朝鮮文図書は出版量が少ないので、買いたくても買う方法がない》と語る。

朝鮮族の青少年たちの読書需要を満足させるため、延吉市少年児童図書館では、やむを得ず韓国から大量の図書を導入した。 図書館に所蔵される少数民族の図書のうち国外から導入した本がほぼ 4分の 3を占めている。 李オクファは《国外の本は言語的 に一定の差があるので、やはり国内の本が良い》という。

延吉市少年児童図書館と同じく、延辺州の多くの図書館が少数民族図書が極端に不足する現象に直面している。延辺州で最大の 図書館である延辺図書館の少数民族図書は、所蔵全体の 3分の 1にしかならず、朝鮮族の群衆の文化的需要を満足させることが出来ない。

なぜ我が国最大の朝鮮族集注居住区である延辺朝鮮族自治州に、あろうことか少数民族図書が 《供給が需要に追い付かない》と いう現象が生ずることになったのか? 調べによれば現在、朝鮮族人口のマイナス成長と朝鮮族人口の流動などの要素以外に、 金詰まりが最大の原因だという。

延辺人民出版社で調べたところによれば、2006年から出版社で一種類の少数民族図書を発行すれば、政府から一万元の補助 を受けることができるが、この政策は根本的に出版社の損失を埋めるには不十分だという。延辺人民出版社朝鮮文図書発行部・ 鄭幸福経理は 《私たちの部署の重点図書は、どれもお金を稼ぐことができない。 これらの書籍のうちには、500冊も売れない本も あるが、民族文化のために私たちは継続して出版する》と語った。

朝鮮文図書の厳しい情勢を勘案した延辺州では、今後、州の財政で毎年、延辺図書館に 50万元の図書購入経費を発給し、 各県市に人口一人当り 1元以上の図書購入経費を支援し、重点公共文化施設の正常な機能を発揮するように保障することとした。

同時に各政府では、少数民族出版社と新聞雑誌に対する資金投入を徐々に増やすことで、少数民族図書と新聞雑誌及び 重要な民族文芸作品の翻訳など、少数民族出版の発展に対して専門資金の補助を実施し、民族出版事業の発展を支援することになる。

省党委常務委員で州党委書記のケ凱は 《一般層に向けて群衆のためにサービス》するという要求に従って、投入を強化し、 まず人民の利益と密接に係わる文化項目を先に充実させ、重点的に博物館、図書館、総合的文化体育場などの文化施設の 建設を推進し、文化インフラの機能を促進することに努力しなければならないと指摘した。

文化は一つの民族の霊魂と血脈であり、経済と社会の進歩を促進する精神的な動力であり源泉だ。 延辺州委、州政府の 民族文化に対する重視と支援により、延辺州の民族文化事業は必ず繁栄発展し、春の日を迎えることになるであろうし、 ますます多くの朝鮮族人民がこの民族言語で執筆された少数民族図書を見られるようになるだろう。

(吉林新聞 2008年1月21日)
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