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［文化］　時代とともに息づく尹東柱の魂 詩人・尹東柱の誕生90周年によせて ○ 龍井市龍井中学校校長・金周栄 来る 12月 30日は我が民族の著名な詩人である尹東柱誕生 90周年になる日だ。 この日が近づきつつある今、 詩人・尹東柱の魂を称えようと筆をとった私は、世の中の万物が凍りつく冬の夜だが、むしろ暖かい春の日の床しい香りに酔ったような気持ちだ。 そんな気持ちの中から出る、何やら懐かしい気持ちに、夜空の別天地を眺めながら一つの星を捜す。 60年余り前に 29歳の若い詩人が盛んに美しい青春を楽しまなければならない年に、惜しくも地球村を発ち、天国 に上がった。《星を歌う心ですべての滅び行く者を愛した》詩人が、きらめく星になり、私たちを導いてくれるのだ。 彼こそが我が民族的詩人・尹東柱で、その星こそがまさに尹東柱の魂なのだ。 《空と風と星と詩》で私たち同胞の魂に一つの明るい思想を付与してくれた民族的詩人・尹東柱、彼の息づかいが我が 民族の腹中を歩き回っており、私たちの校庭を歩き回っている。 あの岩がにょっきりと聳えている偏屈な田舎で生まれ、由緒ある大成中学校で中学時代を過ごした尹東柱−彼は実に 我が民族の誇りである偉い詩人であり、暗黒の時代を詩により呪い暴露して唾棄した抵抗詩人だった。 それゆえ、私は星を歌う清い心で不滅の星−我が民族的詩人・尹東柱を声高く賛美しながら崇高な敬意を捧げる。 この世を去る日まで空を仰ぎ見て 一点の恥もなきことを 木の葉を揺らす風にも わたしの心は痛んだ 星をうたう心で すべての逝くものたちを愛さなくては そしてわたしに与えられてた道を 歩まなければ 今宵も星が風に吹かれた　　 詠ずるほどにますます詠じたくなる彼の詩、詩に現われた思想のように恥じることなく暮した短い生涯、傷もなく純粋な 人間として自身を磨いた詩人・尹東柱の形象は、まさに長く長く光を放つ明るい星だ。 自分の民族に対する切々たる愛が腹中に溢れていたために、彼は滅び行くすべてを愛し、一点の恥もなく暮すために努力 と奮闘を惜しまず、自分に与えられた道を迷うことなく歩きながら暗黒と格闘した。 詩人・尹東柱が学んだ大成中学校、その学校こそが今日の龍井中学校だ。 由緒あり展望明るい龍井中学校で校長としての 活動をしていることがどんなに満ち足りたものであることか。詩人・尹東柱の詩と生で密かに映る民族愛と郷土愛は、 私にとって祖国の未来を育てるやりがいある職場としてあらゆる心血をすべて注ぐように身を引き締めている。 時代とともに呼吸している尹東柱詩人の魂が、学校を運営する道で自信とと勇気を与え、力となるほどに、私は私たちの 学校を民族教育の揺りかごとしての一流の学校にするために力強い歩みにさらに拍車をかけるつもりだ。 （吉林新聞　２００７年１２月２９日） Copyright(C) 朝鮮族ネット