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[社会] 私たちの二重言語の強み、‘四面楚歌’

数日前、ある学術討論会議に参加した筆者は、二人の漢族教授に会い、心中大きな衝撃を受けた。学術会議で討論を主催し、 論文を発表した二人の教授は、聞く人々が混乱するほどまでにネイティブスピーカーに近い完璧な韓国語を駆使していた。 通訳翻訳学術会議という特別な集まりであればこそ、そんなこともあり得るが、明らかなことは中国語と韓国語を完璧に駆使 する二重言語の実力者たちが増えているという現実だ。

去年の集計によれば、在中の韓国留学生数は 5万 7504人、在韓の中国留学生数は 3万 3650人にのぼる。中国と韓国の 多くの大学の韓国語学科と中国語学科以外にも、両国には数え切れないほどの語学学校が運営されている。中国語と 韓国語が上手に駆使できる二重言語の実力者たちが量産されているのだ。このような現実を勘案すれば、今まで中韓の 通訳・翻訳でほとんど独占の地位を守って来た朝鮮族は、現在、重大な挑戦と危機に直面しているのは間違いない。

韓国との交流の門戸が開き、朝鮮族は血縁の強みと二重言語の強みで、何人にも替えられない架橋の役目を果たして来たし、 また今後も果たして行くということは誰も否認できないだろう。しかしただ同じ民族でまたお互いに言葉が通じるというだけの 単純な二重言語の実力だけで、私たちの地位を守ることができた時代はもう過ぎ去ったようだ。

中国語と韓国語の学習ブームが激しく起こっている現実に比べ、私たちの小中学校の朝鮮語教育はあまりにも寂しい。 中央民族大学のある教授は、朝鮮言語文学部に入って来たかなり多くの学生たちは、漢語を漢族たちより上手にできない うえ、朝鮮語を基礎から教えなければならない状況だと言いながら、漢語と朝鮮語が中途半端な学生たちの将来に対して、 深刻な憂慮を示した。高校を卒業し大学を卒業したかなり多くの数の朝鮮族学生たちが社会に進出した後、表記法、 外来語の使用、そして言語の表現に至るまで韓国人との意思疎通で多くの障害にぶつかっている問題も見逃すことができない部分だ。

中韓交流の大きな流れの中で、私たちの朝鮮語と漢語の教育がずっと現状のままを維持して行くのか。私たちの 強みをどのように活用して行くべきなのか。 朝鮮族幹部、教員、学者たちが共に考えて見なければならない。

(黒龍江新聞 2007年12月24日)
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