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![]() [経済] 訪問就業制で朝鮮族人力の流失が深刻 朝鮮族業者、韓国業者、求人難に悲鳴 訪問就業制で多くの朝鮮族の就職問題が解決し、個人と国家の外貨稼ぎには良いチャンスになっている。 しかし国内で朝鮮族職員を雇っていた朝鮮族業者及び韓国業者は、 《朝鮮族職員の流失》で非常事態になった。 元々、朝鮮族職員は求人が難しいのに 《少しでも能力があって信用出来る人は、ほとんどが訪問就業制の 試験を受けて》 、弱り目に崇り目になっているのだ。 朝鮮族業者の悩みが深刻 長春で朝鮮族商店を運営している社長たちは、最近、悩みが深い。元々の従業員であった朝鮮族たちが大部分、 訪問就業制試験を受け、 《試験を受けた人はほとんど合格》という成功率のため、大部分が韓国へ行くことに なった。 元々、朝鮮族従業員を捜すのが大変で、やっとの思いで 《採用》したのが、当面、店の面倒を見る人 を捜すことが難しくなった。 特に特定業種の朝鮮族従業員を必ず使わなければならない店としては悩みが深い。 職員 40人余りの規模である某朝鮮族食堂の場合、今では厨房に僅か 1人の朝鮮族だけが残っている。 社長の金さんは 《一ヶ月に千元程度の労賃では、朝鮮族職員の募集が不可能だ。 特に訪問就業制で 25才 以上になるとほとんど訪問就業制試験の資格があるというから、完全に朝鮮族従業員はあきらめた。 以前は それでも厨房でキムチを漬けるおばさん一人ぐらいなら雇えたが、今はそれも不可能だ》と諦める。 事務職も同じだ。ある大型の朝鮮族仲介業者の場合、現在 20人余りの職員のうち、朝鮮族が半分程になる。 現在、会社に携わる朝鮮族職員は、ほとんどが長春市に家があり、夫婦の一方が長春に固定的な職業を持って おり、韓国に出なくても暮しには差し支えがない人々で、その他の朝鮮族職員を採用するのは夢のまた夢という。 会社の責任者は 《最近、この会社で募集している中国語教師の募集だけ見ても、朝鮮語が少しだけでも出来る 朝鮮族を募集しようとしても、まず見つからない。これといった人々は国内の大都市に行っており、現地に 残っている朝鮮族の場合、固定した職業がある外は、たいてい訪問就業制で韓国へ行こうとしている》という。 韓国企業等も悲鳴 東北のある地域の韓国商会も、最近は悩まされている。 商会で雇った二人の女子職員がいずれも朝鮮族だが、 今度の訪問就業制に合格し、すぐに韓国へ行くことになったのだ。 韓国企業等も同じだ。 30代の朝鮮族を代理兼通訳として傍に置いて使っていた、長春で事業を始めたばかりの 某韓国業者社長も、その朝鮮族職員が訪問就業制試験に合格し、すぐに席が空いてしまった。 《会社が稼動すれば、 経理に抜擢すると約束までしており、引き止めたいが、今すぐ韓国へ行けばお金が一ヶ月に一万元づつ儲けられる というのだから、阻むことは不可能だ》と嘆いている。 結局 《中国で一年間に稼げるお金が、韓国へ行けば2、3ヶ月で稼げる》という非常に簡単な計算が、朝鮮族職員 たちに韓国行きを選ばせているのだ。 東北地域より待遇が良い国内の韓国企業でも、訪問就業制による朝鮮族職員の流失が始まっている。浙江省の 某韓国企業で通訳として働いていた朝鮮族の全(28歳)さんは、今年、訪問就業制試験を受けてすぐに韓国行をする ことになった。事業のため、しばしば中国と韓国を行き交い、また収入も 3000〜4000元ほどになるが、 《安定的 な職業ではない》として、 《もっと多くのお金を儲けることが出来るだけに、今後、適当な働き口を求めること が出来るだろう》という理由で韓国に発つと語った。 広州市の某韓国企業で事務職をしている黄(29歳)さんも、 《来年に訪問就業制試験を受ける計画だ》という。 この企業の唯一の朝鮮族である黄さんは、既に会社の実務について慣れた上、会社から認められる優秀な中堅 職員としての評価を受けている。 しかし将来の創業のためにしばしば働き口を変えて来た彼は、 《訪問就業制 が良いチャンスだと思う》として 《韓国へ行ってお金を儲けるのも良いが、もっと良い技術を学ぶ のみならず 5年の間、中国と韓国を自由自在に行き交うことが出来るというのが良い》と語る。 (吉林新聞 2007年12月13日)
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