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[社会] 朝鮮族は、なぜ金儲けに弱いのか?


▲延吉市興安郷の農副産物市場

市場をあまねくよく見れば、朝鮮族の商売人たちがますます少なくなる傾向にある。 もちろん改革開放の良い政策があるのだから、多くの朝鮮族が沿海都市へ海外へと金儲けに飛び出しているから であり、これはもちろん良いことだ。

しかし、問題視されるべきは、家にいる人々がぶらぶらしながら遊んでいたり、畑をごく僅かだけ耕しながら、 お金儲けも商売もしないという点だ。

なぜ朝鮮族は金儲けに弱いのか? じっくり考えて見れば、まだ私たち朝鮮族が観念を変えることが出来ずにいる のではないかという気がする。 私たちにはまだ大金を望み、小さな金儲けには目もくれない古い金儲け観念が 存在している。 我々の諺に 《塵も積もれば山となる》という言葉がある。 毎日毎日熱心に働いてお金を一円、 二円と集めたら、いつかはそれが大金になるものだ。 漢族は商店街でいくらにもならない生水ビンを見つけても そのまま通り過ぎはしないし、小銭を稼ぐために氷菓子の商売も熱心にやって大金を貯める。ある人々はお金が 足らずに、借りて使っている状況にありながらも、小さなお金儲けには最初からそっぽを向いてしまう。

体面を先に考え、勤勉で倦まず弛まず頑張ることが出来ないのだ。朝鮮族は商売をしている時、面識のある人に会うと、 恥ずかしくてどうして良いのか分らなくなるという。 商売をするのは恥ずかしい事ではないのに、 体面が傷つくと考える、そのこと自体が間違っている。 朝鮮族はまた勤勉かつ真面目にすることが出来ない。 一日にいくら儲け、売り、またどのようにして品物を購入して販売したのかという帳簿付けや打算が、漢族に 比べて苦手である。

朝陽村に朝鮮族の豆腐売りはいないが、漢族は 10人余りにもなり、そのうち一人は 10年余りをひたすら豆腐売り に費やし、子供に研究生の勉強までさせた。 立派な業績と地道な労動は、正比例を成す。 私たち朝鮮族も勤勉に 倦まず弛まず努力すれば、充分に商売で成功することができる。 コチュジャンの味を見て、収入が少なければ すぐに仕事を変えて、倦まず弛まずの努力をしなければ、結局は商売の元金までダメにしてしまうのがオチだ。

消費の方式にも問題がある。 漢族は 10銭を儲けると 1元を貯金するために熱心に商売し、計画的な消費をする。 また、仲間や親戚が商店や市場で品物を買っても、すべてお金を受け取る。ところが朝鮮族は、対面を気にして ディスカウントしたり、貧しいのに余裕があるような顔をして、十分なお金をもらわずに売ってしまう。 食べたり飲んだりが好きで、お金を儲けさえすればマージャンや賭けによく行く。 私が知っている某魚売りは、 魚を捕らえる才能があり、一日におよそ 100元余りずつ儲けているが、マージャンやトランプ遊びに明け暮れて、 相変わらず貧しい生活をしている。

朝鮮族はまた、漢族に比べて経済作物をあまり沢山植えず、農作業を減らすようにする。 今、農村を見れば漢族たち が大部分の多くの畑を耕しており、食糧作物の他にもお金になる作物であれば、とにかく経済作物を植える。 ところが朝鮮族は仕事が楽な食糧作物だけを植え、作業が面倒でまた人手がたくさんかかる経済作物の栽培には そっぽを向いている。 商売においても、下積みの商売をする朝鮮族は非常に珍しい。 漢族たちは 10〜20元しか 稼げなくても何十里もの道を通いながら売っているが、朝鮮族たちはそうはならない。

朝陽川鎮の場合だけ見ても、 20戸余りの果物屋のうち、朝鮮族は一軒もないし、八百屋も 10%ほどだけが朝鮮族 であり、それも唐辛子やとうもろこしの商売に過ぎない。 米商売も、以前は 80%以上が朝鮮族だったが、 今は反対に漢族が 80%だ。 対照的なのは、これと反対にマージャンやその他の遊び場には漢族より朝鮮族が 多く、人口比率を計算しても無為に歳月を送っている朝鮮族が多いという事実だ。 金儲けは一瞬に出来ること ではなく、言葉どおりに簡単に出来るものでもない。 スタートが肝心であり、まずはカネがないと嘆いてばかり いないで、金儲けの道を捜してみよう。 商売でも、土方作業でも、畑を耕しても熱心に暮す生活の姿こそ、 私たちの暮しが日増しに豊かになるための真正な生活の姿勢と方向なのではなかろうか?!

(吉林新聞 チャン・ヒョンスン記者 2007年10月30日)
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