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[社会] 豊満水力発電所、吉林市工業観光の名所に

中国水力発電の元祖、東北経済の主軸



70年の歳月の間、ベールの中に隠された吉林豊満水力発電所が去る 5月 1日から対外旅行客に開放された。

《5.1》連休をきっかけに、今まで吉林市だけでなく長春、ハルピン、瀋陽等からの観光客の足が続き、 各旅行社は吉林市の豊満水力発電所を指定コースに浮上させた。

吉林で 70年暮して来たが、今やっと初めて豊満水力発電所のダムに上り雄大で秀麗な景色を鑑賞出来る ようになったとして、豊満ダムと同じ年の市民・趙さんは感慨無量だ。

これまで機密的な重要事業場に指定され、武装警察の 24時間警備下にあった豊満水力発電所が、今は 新しい工業観光地として対外的に開放されたのだ。

このような変化は、豊満発電所の指導層が国外視察中に啓発を受けたために起きた。

ヨーロッパで工業観光はずいぶん以前から既に興行され、経済的な付加価置を新たに作り出している。 フランスの有名な自動車会社では、生産ラインを遊覧客に開放して年 20万人の訪問記録を作っており、 アメリカは貨幣製造工場まで対外的に開放して貨幣の真贋を鑑別させるなど、工業企業を観光と連結 させて経済収益をあげている。

2007年、中国国家観光局の許可で既に豊満水力発電所もその悠久な歴史、秀麗な自然風景など独特の 資源で世の人々の好奇心を受け、吉林市の観光名所として位置づけられ、工業観光の起源を開きつつある。

豊満水力発電所

1937年、日本支配下の満州国時代に建設を始めた吉林豊満水力発電所。 当時は東亜第一水力発電工事だった。 1942年、ダムを作って水を貯め始め、翌年から一組の機械が稼動し始めた。 その発電規模はあまり大きくなく、 発電所も解放前に破壊されて麻痺状態に陥ったこともあった。

建国の後、復旧作業とともに再建を経て豊満水力発電所は東北電力網の主要事業場になった。 1988年の第2期拡建 工事以後 、10組の機械設備が設置され、 72万kwの発電規模を持つようになった。第2期工事以後、発電規模が 100万kwに到達した。

豊満水力発電所の発電施設は国外から輸入したものであり、アメリカ、ソ連、日本、ドイツ、スイスなど多く の国の発電設備が揃い、豊満発電所は 《中国水力発電の博物館》とも呼ばれる。

豊満発電所の主な水力工事である松花江を堰き止めたダムは長さ 1080m、高さ 91.7mで、貯水量は 108万立米だ。 ダムで堰き止めて形成された松花湖の面積は 550平方kmに達する。

松花湖流域の総面積は 4.25万平方km、湖の一番広い所は 10km、水が一番深い所は 75mで、洪水防止、観光、潅漑、 養殖及び都市用水、工業用水の提供など総合的な経済メリットをもたらして来た。

冬季、豊満発電所ダムを通じて流れ落ちる水勢は、外部の冷たい空気と気温の差を成して大量の水蒸気を形成し、 その水蒸気は川の両岸の木の幹に付着して霜花を咲かせる。 吉林の霜花は黄山の雲海、泰山の日の出、銭塘江の海嘯 と共に中国 4大自然景観として世界的にも有名だ。

松花湖は国家 4A級遊覧名勝地に指定された。

(吉林新聞 2007年10月2日)
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