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[社会] 高麗人の《コリアンドリーム》、低調 《韓国へ行っても大金は稼げない》 ロシア、ウズベキスタンなど独立国家連合(CIS)に住んでいる 50万人余りの高麗人同胞の 《コリアンドリーム》が、冷却化して来ている。 韓国政府は訪問就業制を通じて韓国で働き口を求める ように門戸を開いたが、彼らはそっぽを向いている。 ○ 韓国訪問ブーム、低調 韓国政府が今年の 3月に始め、今月 14日に締め切った 《無縁故同胞訪問就業ビザ申請》の結果、 CIS全て の地域で申請者が定員に達していなかった。 今度初めて実施する訪問就業制は、一度ビザを受ければ 5年間 有効で、 1回に韓国で最長 3年間就業ができ、自由に往来することが出来る。 韓国政府は最初の申請が殺到するものと予想して、ウズベキスタン 4000人、ロシア 2500人、カザフスタン 1336人、 ウクライナ 700人などと人員を制限した。 駐ロシア韓国大使館の関係者たちは 《3年前にこの制度を検討した時、 やたらに韓国行きの飛行機に乗って就業チャンスを求めた高麗人があまりにも多かったため、定員を決めた》と語った。 高麗人 20万人余りが住んでいるウズベキスタンでは、申請者があまりにも多いようであれば韓国語能力試験で訪問者 を選ぶという計画も立てた。 しかし受付の結果、ウズベキスタンは定員割れ率が 37%にのぼり、ロシアも 32%不足していた。ウクライナでは 8人 のみがビザを申請した。 ○ 韓国は、より住みにくい国? CIS 現地の高麗人たちは 《韓国は住みにくい》という認識が訪問就業制に対する冷淡な反応につながっているという。 モスクワで 5年間暮している高麗人のユーリ崔(53) さんは、韓国に行って来た親戚から《韓国での生活は疲れるし辛い》 と言う話を聞き、ビザ申請を諦めたという。 サンクトペテルブルクでタクシー運転をしているイワノフ金さん(35)は、 《最近、韓国も失業が深刻で、韓国へ行っても 工事現場や食堂などをさまようのではないかという不安感を拭うことができない》という。 最近 CIS 経済が回復したことも韓国訪問に対する関心が薄れた要因に数えられている。 高麗人の密集地域であるロシアのロストフ・ナ・ドヌで働く金ウォンギュン韓国教育院長は 《ロシヤやカザフスタン の賃金が 2年前に比べて 3倍以上に上がったことも <コリアンドリーム> ブームを冷却化させた原因の一つ》と語った。 バシリー崔モスクワ高麗人協会長は 《韓国訪問と文化に対する関心は、高麗人よりカザフスタンやロシア人の方が 強いのが実情》と述べた。 (吉林新聞 2007年9月25日)
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