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[教育] 朝鮮族小学校に漢族の新入生増加

将来の熾烈な就業競争に備えるという父兄が選択

8月 20日から長春市の小学校が新学期を迎える中、朝鮮族の小学校に漢族の新入生たちが目立って増加し、楽しい話題になっている。

最近、長春市、吉林市の朝鮮族小学校の学生数が増加していることは既成事実だ。 農村人口が都市へ移動しながら続いた現象でもあるが、 市内の朝鮮族も朝鮮族学校の進学のメリット、言語メリットによる就業の強みなどを見出して、朝鮮族学校を選択しているのがその原因の一つでもある。 しかし朝鮮族小学校に漢族の新入生が目立って増加しているのは、今度の新学期の独特の傾向であるというのが長春市内の朝鮮族小学校の話だ。 親のうちどちらか一方が漢族である学生たちが、朝鮮族学校を選ぶようになったのをきっかけに、何年間か続いて漢族学生の朝鮮族学校への入学がさらに加速化したのだ。

長春市緑園区朝鮮族小学校では、今年、新入生 35人を募集したが、そのうち両親ともに漢族である漢族学生が 5人であり、去年よりずっと多い数字だ。 寛城小学校も同じ。 崔ジョンスン教務処主任によれば、今年の新入生が 75人(3クラス)となり、去年の 50人余りよりずっと増加した中、漢族の学生 まで 10人(去年は 5人)と大幅に増えたという。 今も尋ねて来る漢族学生がいるが、学校管理のために丁重に断らなければならない状況だと言いながら 《嬉しい悲鳴》を挙げていた。

それ以外に、長春市外の朝鮮族散在地域の朝鮮族小学校である梅河口市朝鮮族実験小学校、集安市朝鮮族学校などでも、学年ごとにほとんど漢族の 学生が何人かずつ含まれているのが常であり、特に今年、幼稚園児のうちに漢族の子供たちが増える状況を見せているため、学生数も増加する傾向にある、 と梅河口朝鮮族実験小学校の梁順花副校長はいう。 学校合併初期(去る 90年代の初め)に学生数が最高になった後、今は非常に減っている状況だが、 漢族の学生は増加しているという。こんな状況は集安市朝鮮族学校も同じことだ、と張ヒョンスン書記は紹介する。

朝鮮族学校に漢族の学生が増えている現象について、まず 3重言語(朝鮮語、漢語、英語)を同時に学ぶことがその主要原因になっているというのが、 長春市緑園小学校の白貞淑校長先生の言葉だ. 特に朝鮮族学校で使う漢語教材は漢族学校の語文教材なので、中国語の勉強に何ら差し支えがなく、 中学に進学する時、漢族学校に再度変えても損がないというのが漢族の父兄たちの考えだという。

梅河口市朝鮮族実験小学校の場合、幼稚園からこの学校で勉強した漢族の学生一人が現在、梅河口市朝鮮族中学校高中 3年生だが、非常に優秀で、 今、朝鮮族学校へ入学する漢族の学生たちの模範になっていると同時に、広報になっていると梁順花副校長は紹介する。 そして現在、朝鮮族の子供たち は普通大学や普通専業を出ても、就業では漢族の子供たちよりずいぶん楽で、経済収入も良いことに気付いたのが父兄たちの打算でもある、と梁先生は打ち明ける。

朝鮮族の礼節と習慣も魅力といえば魅力であり、これから進学する朝鮮族中学校の現況も考慮対象の一つだった。 特に長春市朝鮮族中学校 のような教育ソフト環境、ハード環境がすべて揃った立派な教育環境は、選択理由のうちの一つに間違いない。

(吉林新聞 2007年8月23日)
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