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[社会] 韓国人・中国同胞の賃金格差が消える−韓国

1992年韓中修交以後、中国同胞(朝鮮族)が韓国内の人力市場に本格的に進出してから 15年経過、 韓国人と中国同胞の間に賃金格差が消えていると東亜日報が 6日伝えた。

調査の結果、1995年、厨房補助やサービングをする食堂従業員の賃金は韓国人が月 100万ウォン、 中国同胞は 60万ウォンで 40%の差があったが、毎年格差が減り、最近ではいずれも月 130万ウォンを受け取る という。介護人は既に去年から韓国人、中国同胞とも 130万ウォンを受け取り、家事手伝いは、 韓国人が 150万ウォン、中国同胞が 140万ウォンで賃金格差は 10万ウォン位。 食堂従業員、介護人、 家事手伝いは代表的な女性人力だ。

男性が大部分である建設日雇いの場合、 1992年には中国同胞の賃金が韓国人の半分に過ぎなかったが、 最近では雑役夫と大工いずれも一日当り 1万〜2万ウォンの差に減った。 一部の中国同胞は雑役夫(日当 5万8000ウォン)で出発したが、技能が熟練し賃金が高い大工(日当 9万6000ウォン)職に進出したことが確認された。

韓国労動研究院・李ギュヨン研究員は "完全な競争市場である日雇い人力市場は、生産性が賃金を決めるが、 韓国文化に適応した中国同胞は生産性で韓国人と大した差がない"とし "なおかつ食堂従業員など一部の業種は 中国同胞が圧倒的に多く、交渉力も高いので、賃金が韓国人と差がなくなった"と説明した。

○ 建設職の日当差 1万〜2万ウォンに狭まる

韓国ソウル永登浦区汝矣島洞汝矣島デパート地下 1階で営業中の 23の食堂でも、家族どうし運営する食堂を除けば、 大部分 1人以上の中国同胞を雇っていた。

ソウル麻浦区桃花洞でソルロンタン店を 20年以上運営して来た金ギョンマン(53) 社長は、 "従業員を求めようと 思って職業紹介所に問い合わせれば、大部分が中国同胞"と言いながら "中国同胞がストライキをすれば、韓国の 食堂は商売ができないほど"と言う。

中国同胞は家事手伝い、介護人の人力市場でも立場を拡大して行っている。 '住み込み家事手伝い'は少々値段が 高くても韓国人の家政婦が選好されるが、韓国人は成り手が少なく、中国同胞の比重が増えており、賃金水準も差がほとんどない。

中国同胞が約 30%を占める建設日雇い職種の賃金も韓国人と中国同胞の差が減っている。 ソウル九老区九老洞 人力市場で確認した結果、中国同胞たちは韓国人に比べて日当 1万〜2万ウォンだけをより少なめにもらって働いていた。

○ 食品価格の安定に寄与した中国同胞

中国同胞が日雇い人力市場を占領する理由は、韓国人たちが辛い仕事を忌避するので、雇い主が次善策として外国人の うちでも中国同胞を好むからだ。

去年 8月末現在、韓国内に滞留中の中国同胞は 22万1000人余りで、不法滞留者(約 3万2000人)を含めれば 25万名余と なり、男女比は 1 対 1 位だ。 このうち 44.7%が飲食店業就業希望者で、 10万人以上の中国同胞が飲食店で働いて いるものと推算される。

韓国の一般飲食店は 29万5266店である。 このうち従業員 1〜4人規模の飲食店の割合が 87.6%だ。 一人で、または 家族同士運営する飲食店を除けば、ほとんどすべての飲食店で中国同胞が働いているという計算になる。

食堂の主人たちは "2000年以後、韓国人就業者が急激に減り、中国同胞たちがその空白を埋めるようになった"とし "食堂で働いていた韓国人のうち、かなり多くの数はカラオケなど楽に働きながらも賃金が高い所に移った"と言う。

労動部によると、飲食業従事者の平均年齢は 1985年の 34.9歳から 1995年の 39.5歳、 2000年の 41.9歳を経って 2005年には 44.6歳にまで高くなった。 若い人力が食堂の仕事を忌避し、従事者たちの平均年齢もずっと上がったのだ。 韓国女性の大学進学率は 81.1%で、経済協力開発機構(OECD) 国家の中で一番高く、韓国人女性の 3D 業種忌避傾向はさら にひどくなるものと見られる。

中国同胞たちが食堂従業員人力市場に大挙流入し、食堂運営の人件費を低め、飲食店の価格安定に寄与したという分析も 出ている。 実際、多くの食堂事業主は "10年前も今も、大衆飲食店の一食の価格は 4000〜5000ウォンで上がっていない"と言う。

研究院はまた、 "ずいぶん前から外国人の人力が流入した西ヨーロッパも、一部の業種は韓国人と外国人の賃金が差がない"と し "韓国もこんな分野が徐々に増えるだろう"と見通した。

(黒龍江新聞 2007年8月6日)
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