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[社会] 海外進出朝鮮族、言語で《泣き笑い》

中国語・韓国語の二重言語が貿易など事業の大きな強み

英語基礎力低く、アメリカ等で大卒生も下層労働




私が会った海外の人々に 《中国朝鮮族》について問えば、十中八九は 《朝鮮族は適応力が強く、 真面目で仕事をしっかりとやる》と言う。

元はといえば中国朝鮮族の中国語と韓国語の二重言語の強みが、海外進出と海外での事業開拓に大きな 強みになっている。 二重言語の強みで、朝鮮族は海外進出の場合、現地のチャイナタウンとコリアタウン を定着と事業の足場にすることができるし、後には中国という巨大な市場をまたにかけて現地の韓国系業者 をパートナーに、現地市場を開拓、多国間貿易などで独特のエキスパートとして活躍中だ。

一方、相対的に低い英語力のため、アメリカやヨーロッパ等での定着や事業で大きなジレンマを経験して おり、文字通り言語のために 《泣き笑い》している。

東南アジア−言語の強みで多国間貿易

近年、韓国の新しい投資ブームの地になっている東南アジアに進出する朝鮮族も大幅に増えている。 現地でオンライン貿易とコンサルティングをしている韓国人・金さんは、 10年前まででも朝鮮族が 200人ほどしかいなかったが、現在 800人〜1000人ほどになると言う。

韓国系業者の建設現場で単純労務職にて肉体労動をする朝鮮族(初心者 450ドル、中級 600ドルの月給)も いるが、貿易や店舗を運営して成功した朝鮮族も多いと言う。 中国、韓国、東南アジア関連の輸出入貿易 をする人もいて、現地人の名義で食堂や足マッサージ業、針灸で漢方病院を経営する朝鮮族も少なくない。

金さんは 《中国語と韓国語が上手なうえ、英語などの外国語まで掌握した朝鮮族の若者たちが、言語の強み で中国や韓国そして多くの国との多国間輸出入貿易を上手にやっている》と賛辞。《おおよそ 20代後半の 朝鮮族女性は中国語、英語、韓国語がすべて上手だから、コーヒー輸出、人材派遣、中国留学生などの事業 で大きく成功し、 当地の韓国人事業家たちより良い乗用車に乗って通勤する》と感歎している。またある 朝鮮族は、シンガポールの物価や人件費が高いので、マレーシアにキムチ工場を作り、シンガポールへ輸出 しているおり、事業が繁盛していると紹介する。

南米−朝鮮族女性、貿易業者らが活躍

朝鮮族は南米の国々にも頻繁に進出している。 多くは言語の強みでコリアタウンや韓国系業者と 関連する定着と事業をしている。

ブラジルの某韓国系事業家によれば現在、韓国系移住民が 7万名と推算されるブラジルに 《朝鮮族は 1千名ほどになる》という。

朝鮮族は主に衣類貿易が多く、 《それはブラジル原緞市場の 80%を韓国業者が占有しているが、朝鮮族の 貿易業者たちが言葉が通じる韓国衣類業者と係わった貿易において、中国の原緞を輸入して韓国業者に供給し、 衣類を加工するなどの業種が多い》と言う.

ブラジルでハングル雑誌を運営している某女性編集人は 《私たちの住む所では朝鮮族の女性たちが朝鮮族の男性 たちよりもはるかに能力がある。 生活力が強く、すぐに定着して、非常に活動的であり、貿易の才能も優れている。 初めは韓国の人々よりも少ない元金で始めるが、すぐに追い付き、追い越す》と言う。

西欧−イタリアの朝鮮族民宿が人気

西欧の場合、朝鮮族が相対的にイギリスに多くいる。 ドイツ、フランス、イギリス等にいる朝鮮族の場合、 不法滞留者も少なくなく、言語が通じないため、大部分が韓国系の店に集まって来る。《パリの場合、 朝鮮族が 400人ほどだが、永住権を持って食堂二つを経営する朝鮮族や貿易をする朝鮮族など極少数の外は、 大部分は言葉が通じず、コリアタウン地域で家の修理、 食堂、工事現場などで下層労働をしている。 不法身分のため、悪徳事業主たちから労賃を受け取ることができない場合が多く、苦労している》と現地人は紹介する。

そんな中、オアシスのようにイタリアで朝鮮族民宿が言語の恩恵で繁盛しており、話題になっている。 情報誌を発刊している某編集人によれば、イタリアの観光地であるテルミニ駅(ローマ)の民宿村には朝鮮族が 運営する民宿が多く、 《韓国人が運営する民宿 25ユーロより安い 20ユーロでやっており、 バックパッカーの観光客に噂が広がり、中、韓、日などアジアの観光客がたくさんやって来る》とし 《特に朝鮮族は中国語と韓国語のいずれも上手という長所のため、中国のお客、韓国のお客が好み、 日本のお客は激安を好む》という。 シーズンの夏季 6、7、8月には 《非常に儲かる》と紹介した。 これも朝鮮族の言語の強みが垣間見られるケースだ。

アメリカ−大卒生たちも下層労働をするしかない

アメリカの場合、東部一帯では一部の朝鮮族が韓国系食堂を営んだり、美容室などの店を経営する人々 が増えており、最近は話題になっている。 しかし大部分の朝鮮族は進出経路が複雑で、不法滞留などの 身分を持ち、チャイナタウンやコリアタウン周辺の食堂などで下層労働をする人々が大部分だ。

休日に当地の朝鮮族に英語無料講習を施し、多くの朝鮮族が喋れるようになったというアメリカ・フィラデルフィア の某メディアの編集人は 《アメリカに移住した多くの朝鮮族が、中国内で教員・医師など立派な教育を受けて おり、職場も恵まれていた方々だが、英語の壁を越えることが出来ないことが現地定着における最大の問題に なっている。 そのため、韓国系食堂や店に集まり、食器を洗ったり食品店で魚を切ったり野菜を漬ける最下層 の労働をしている》とし 《朝鮮族の英語教育の弱点が、アメリカに進出した朝鮮族の現状と進路に大きな問題 になっている》と指摘する。

(吉林新聞 2007年8月1日)
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