xxxxxxx
朝鮮族ネット 中国の朝鮮族に関するニュースポータルサイト Search by Google:
ホーム 朝鮮族概要 地域紹介 政治 経済 歴史 観光 ショッピング コミュニティー お問合せ



[社会] 東北3省韓国商人連合会と長白山管理委員会、撤去関連の面談


▲しっかりと結末をつけようと固く握手している長白山管理委員会・張玉新局長(左側)と朴範勇代表

延辺韓国商人会事務局主催で東北3省韓国商人連合会 (会長・張治勲)の延辺、長春、瀋陽、大連、 ハルピン、牡丹江などの地域の在中韓国商人会代表団一行が長白山区域内で長白山温泉観光ホテル(杜鵑ホテル) など2ヶ所を経営する韓国人・朴範勇代表と共に、建物撤去に関連する長白山管理委員会関係者との面談が 7月13日、長白山温泉観光ホテルで行われた。.

張治勲会長は “90年度初に長白山へ来た時、諸般の道路事情と付帯施設が非常に悪かったが、今日来て見 るとすっかりよくなっている”とし “中国の関連政府で山門・中心的建物を撤去する公告を出した状況だが、 もともとの投資者の利益を最大限に保障しまた被害損失を阻むためには、韓国側投資者の意見を受け入れ、 9月末まで長白山は観光シーズンなので、その時までは営業出来るように保障していただき、撤去関連の補償も 当事者の要求を充分に受け入れ、合理的な方向で論議、決定していただきたい”と述べた。

吉林長白山保護開発管理委員会 外資誘致局・張玉新局長は “東北3省韓商連合会の皆さんが長白山へ来られた ことを心より歓迎する”とし “今度申し立てられた問題を委員会に積極的に報告し、最上の合理的な方案を模索する”と答えた。

張玉新局長はまた “長白山は中国と北朝鮮の国境内にあるが、世界の自然遺産であり、今まさに世界自然遺産 登載を申請している段階で、長白山の生態環境及び自然環境を保存するためにこのような撤去をすることに なった”と明らかにした。

これに対し、韓国側参席者たちは “長白山の生態環境及び自然環境保護は至極当然の事であり、また子孫万代 に長く長く残しておくべき貴重な自然資源”と言いながら “現在、中国で改革開放を実施しながら、特に吉林省 では韓国投資の誘致についても非常に重視している現実を勘案すると、この問題を適切に処理することが望ましい”と指摘した。

張玉新局長は “既に山門内の建物の撤去命令が下った状況なので、外資企業が撤去する時には山門外に温泉別荘 のような新設優先権を与える”とし “今後、当事者たちとよく相互訪問しながら、お互いの理解を推進し、問題を 解決しよう”と述べた。


▲撤去前の長白山温泉観光ホテル

張治勲会長は “現在、東北3省、特に吉林省が韓国投資誘致政策を大きく展開している現実において、この問題が これ以上大きくならないよう、当事者間の交渉がうまく行くと良いろう”と再三強調しながら “今後のこのような 問題で、お互いに不信が生じれば、韓国人の中国投資にも影響が及ぶだろう”と述べた。これに対して張玉新局長は “お互いの理解が何よりも重要なので、長白山という諸般の自然遺産の局面をめぐり、理解の幅を広げよう”と述べた。 張玉新局長はまた、今度来た韓国人たちは企業人なので、既に長春で 9月2日に開かれる東北アジア国際投資貿易博覧会 に韓国商会の皆さんを招待したいと述べた。

関連事件: 2005年 11月、吉林長白山保護開発委員会(以下、長白山管理委員会と略称)が設立され、長白山の保護 開発権が延辺朝鮮族自治州から吉林省政府に帰属 (州政府と同級)、2006年9月21日、長白山管理委員会企画建設局は 山門内の建物撤去公告を出した。この撤去公告によれば、吉林省政府は “長白山世界自然遺産申請地総合整理実施意見” “長白山管理委員会建築物撤去管理方法(暫定)などの規定により、長白山管理委員会建物撤去申請書を研究審議 した結果、撤去計画及び方案は国家の撤去法規と長白山世界自然遺産申請地撤去補償安置実施方法”の関連規定にかなうと述べた。

撤去範囲は長白山天池主峰から長白山北門道路両側の規定に合わない建物などの付帯施設であり、撤去する建物と しては、白頭山水門所、火山監視測定所、悪化した温泉別荘、武装警察辺防所(再建)、 白頭山天池露天ホテル、 長白山大宇飯店、長白山国際観光ホテル、吉林天上温泉観光有限公司、長白山温泉観光ホテル(杜鵑ホテル)、 選手村ホテル、運動館、瀑布飯店、温泉別荘そして各種の引水道管、選手村小駐車場などだ。

今回、撤去範囲に入った建物のうち、吉林省白山温泉観光有限公司、長白山温泉観光ホテルなどは、韓国の投資者 であり、長白山国際観光ホテルは日本の投資者だ。

韓国企業人である朴範勇代表は “1995年 10月から長白山観光プロジェクトに投資し始め、 1997年7月15日に吉林 長白山観光康楽中心有限公司を設立、合作期限は 15年、2005年9月27日に吉林長白山観光康楽中心有限公司長白山 温泉観光ホテル支社を設立、借用期限は 5年だ。 25万ドルを合作条件として、中国側は現有の建物を合作条件と して経営を始めたが、長白山の自然資源を保護し、長白山の観光資源を永遠に利用するため、山門内の建物を撤去 することは理解する”とし “しかし補償問題などの関連事項は、外国投資者して失望することのないようにしなけ ればならず、それゆえ両当事者側で穏やかに今度の一件を円満に解決さえ出来れば、それ以上望むことはない”と述べた。

(黒龍江新聞 ユン・ウンゴル、キム・ソン記者 2007年7月18日)
Copyright(C) 朝鮮族ネット