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[社会] 山東省企業、なぜ東北人と朝鮮族はNO?

東北の農村労働力の送り出しと朝鮮族職業中学校卒業生の配置問題について、記者は 山東省の博市、 青島市、煙台市の多くの企業を訪ねた。

山東省経済の迅速な発展と労動密集型企業の発展で、多くの企業で労動力難に直面していた。 少なからぬ企業から労動者募集費まで支払い、労動者を募集しているが、需要を満たすことが出来ず、 一部の企業では車に乗って直接、経済が未発達の四川省、湖南省などの辺鄙な所へ行き、現場で仲介者 に仲介費を払いながら労働者を募集していた。 しかし東北の労働者はあまり雇用しようとはしなかった。

山東省の企業がそのようにひどい労動力難を経験しながらも、なぜ東北の労働者は敬遠し、 その中でも朝鮮族はなおさら雇おうと思わないのか? この疑問を解くため、記者は多くの企業の社長たちを訪問した。

企業の社長たちごとに、東北人は怠け者で困難に打ち勝つことが出来ず、入社して 3ヶ月以上辛抱出 来る人は少ないと口を揃えた。 一部の工場で東北の労働者を募集したが、 3ヶ月を越すこともできずに 帰ってしまい、募集費を浪費し、 3ヶ月間無償で養成したのに虚しい苦労ばかりして、労動力難を解決することができなかった。

しかし貧困な地域の少数民族と貧しい西部地域の労働者たちは、工場の辛い労動にも黙々とよく耐え、 現在の労賃に満足しながら安着して労動しているので、企業体では非常に満足していた。

記者が訪問したある企業では、四川省からイ族の労働者たちを募集したが、初めは彼らが中国の標準語 が分からず、中国文字が分からず、問題があったが、彼らの適応力が強く、熱心に働く姿を見て、社長が 労賃も少し上げ、少数民族の習慣を尊重してあげたところ、彼らは満足して故郷の友達まで労働者として 呼び入れ、この会社は労働者が増えているという。

それで言語が通じない貧困地域の少数民族の労働者を採用してはいても、東北人はなるべく回避している。

東北人の中でも朝鮮族は労賃が高いうえ、会社就職の後1ヶ所に長居をしておらず、職場をよく変えるというのが 企業の社長たちの一様な見解だ。 朝鮮族高校の卒業生は入社の時、無条件に月額 2000元かかるが、他の会社から お金をもう少し出すと、何の未練もなくに辞表を出す人が多い。

一つの会社の実務と管理方法を理解しようと思えば、 3年という時間がかかり、3年間だけ頑張れば月給も上がり 職位も上がるのに、時間を待ちつつ自分の才能を育てるのではなく、お金だけ計算し、会社で力を入れて 養成しても、他人に恩返しをしてしまうことが多いのだ。

新たに設立した韓国企業は仕方なく朝鮮族を採用するが、既に基盤が出来て会社に中堅層の朝鮮族管理者が いる韓国人会社では、新しく掘り起こす募集の時、なるべく朝鮮族を回避している。

我が国でも日増しに生存競争が激しくなっている。 韓国人と言葉が通じるという条件一つで高い労賃を要求 しながら、安心している時ではないようだ。上述したように、朝鮮族でなくても、韓国人企業は安い労賃で 労動力難を解決しており、順調に運営されている。 また私たち中国朝鮮族の居場所をすぐに変える移民性は、あくまでも歴史的な現象であり、今日の市場競争の 時代では致命的なマイナスとしてしか作用することができない。 熾烈な生存競争で生き残り、自分の立場を堅固に固めようと思うなら、私たちは必ず言語が通じるという長所 を充分に発揮する土台の上に、1ヶ所に定着して真面目に働き、熱心に学びながら自分を成長させて行かなければならない。

(吉林新聞 2007年6月21日)
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