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[社会] 延吉の外郭道路、ごみで非常事態

政府の強力な指導、市民の環境意識向上が必要

新緑深まる春はいつの間にか夏になりつつある。延吉の都心はいつの間にか春の賑やかさよりも 夏の熱気で熱い。 ファッションの人波と共によく整備された道路、そして立ち並ぶ並木、どこを見ても清潔な感じだ…

ところが都市郊外を通って見ると、国際空港を持つ都会らしからず汚なく、非衛生的だ。 延吉空港 からまっすぐに伸びる延吉−図們高速道路に連結された延吉市の外郭道路に、いつの間にかこの外環 道路がが建築ごみ、生活ごみなどさまざまなごみの被害で悲鳴を上げており、道路を囲む大自然の緑の 穏かな感動は昔話となって久しい。むしろ延吉市の趣に泥を塗る汚染源に転落しており、切ない限りだ。

5月 10日、記者の目を暗くするかのようなごみが、外郭道路のあちこちで発見された。 道路の入口に 入って真っ先に 《拡がった》のは、路頭に飛び散った黒・白のビニール袋と各種のごみだった。 しかし これはほんの序の口に過ぎなかった。 続いて使用済みの便器や破壊された壁石、セメントの塊などの建築 ごみの類が道の両側に積もっているのが次々に目撃された。 延吉市小営鎮河龍洞から外環道路へ出入りする ことができる町角は、既におびただしいごみの山で完全に塞がっていた。 村民がごみを出すのを制止しよう と思っても、集落から遠く離れているため、常に監視することは出来ないと言うのがここの農民たちの訴えだ。

やがて、これよりさらにひどい殺風景な現場が現れた。 小営鎮民興村と依蘭鎮龍淵村付近にある千平米余り の小さな林は、それこそ完全にごみ溜めになっていた。 頭がクラクラするほどに漂う悪臭、ブンブン飛び回 る蝿の群れ、建築ごみ、生活ごみなど汚物の山に胸がつぶれる思いだった。

もう一つの珍しい風景が目の前に現われた。 依蘭鎮龍淵村 第6村民チームと 第7村民チームが外郭道路へ出入 りする入口に各種の建築ごみと生活ごみがあちこちに積まれていた。 このまま放っておけば、もうすぐにでも無知 で暴悪な人間たちによって道は完全に遮られてしまうと思われ、村民たちの正常な生活と農業にも甚大な影響を 及ぼすのは火を見るよりも明らかだった。

龍淵村第7村民チームの金チョルナム(49歳)チーム長によれば、ごみが最も多く捨てられているところからあまり 離れていない場所に水源池があり、梅雨時には汚物が水源池に流れこんで周辺の農民たちの生活と農業生産に 大きな被害が予想されるという。 それによれば、ここにごみを出す人々の全てが延吉市の人々だという。 そんな不届きな人々によって我が州の首府都市・延吉市はごみに包囲されており、延吉の人たちは自ら自分の 顔に楔を打ち込んでいることになる。

空港を出てまっすぐに図們、汪清、琿春へ行く内外の客人達が必ず通って行かなければならない外郭道路。 これは単純な道路という物理的概念よりは、私たちの文明の実態と市民意識を見せる私たちの顔にも等しい イメージ的な存在だ。 民俗博覧会がますます盛り上がっている。 もし延吉市民が自分の行為に対して責任 を負わないのであれば、政府次元でいくら力を入れて広報に熱をあげても、民俗博覧会は逆に「延吉市は ごみ都市」という悪名を残すという逆作用をすることになるだろう。 政府の強い指導と市民の環境意識の 向上が求められる。

(延辺日報 キム・チョン、キム・ミョンソン、キム・カンソク記者 2007年5月16日)
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