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[社会] 中国居住の韓国人 70万名に

現在、中国居住の韓国人 70万名

2008年 100万名に増加予想


中国の改革開放と 1998年韓国の IMF危機をきっかけに、中国に群がって来始めた韓国人が、現在 70万人にのぼるものと集計された。

韓国人は当初、東北3省と山東省を中心に生活の基盤を求めていたが、現在は中国全域に分布し、新彊ウルムチにまで韓国人社会が形成されている。

中国 30の省、直轄市、自治区に散らばって暮している韓国人 70万人余りは、韓国の一つの中小都市の人口にあたる規模で、在中国韓国人会 は “現在、中国に居住している外国人の中で韓国人の数が最も多く、韓国人は毎年 6万〜7万人ずつ増加している”とし “来年 8月の北京オリンピック をきっかけに、中国に進出する韓国人はさらに増加して約 100万人に至るものと予想される”と伝えた。

LGに勤める朴ヨンヒ(50歳) さんは 88年ソウルオリンピックが開かれた日に会社から中国派遣勤務の通知をもらった。 当時まででも中国は韓国と修交する 前であり、貧困な国家と認識していたので、派遣勤務が嬉しい知らせであるわけもなかった。

しかし 19年が経った現在、朴さんの中国行きは新しい人生のターニングポイントになった。 当時、中国の多くの地方を見回った朴さんは、中国の地方で希望 を見出すことが出来、韓国で職場生活をするより中国で個人事業をすれば、より多くの機会をつかむことができるという考え方をするようになった。

現在、韓中の床暖房施設の貿易を計画している朴さんは “中国は第 2の故郷のような所で、血気盛んな若い時代を通じて過ごした中国を、今となっては去る ことが出来そうもない”として “中国で 20年程暮し、計画したすべてのことを実現し、純粋な中国人たちとも馴染んだので、今後とも中国でずっと事業をする計画だ”と述べた。

1991年、黒龍江省韓国留学生1号としてハルピンの土を踏んだ金ジェユン(39歳)さんは、黒龍江中医学大学で中国医学の学士、修士、博士の学位を取得し、 去年、中国の医師資格証試験に合格、現在、ハルピンに病院を設立している。 金ジェユンさんは中国で自分の最も貴重な青春時代を過ごしたといい、むしろ 今は韓国の生活に適応する自信がないと言いながら、新朝鮮族として暮したいとその意志を明らかにしている。

中国で独立成功した金ユンジェ(30歳)さんは 1995年、 19歳だった当時、反抗期の思春期時代を過ごしつつ、両親との意見衝突の後、家出して中国に渡って 来て、上海復旦大学で新しく勉強を始めた。

金さんは大学に通いながらバイトをしなければならない状況だった。 ある時、韓国で使っていた太極柄が描かれた団扇を中国に持って来て使っていると、 中国の友人が団扇を自分に売ってくれといって求めた。 金さんは自分が使った品物だから売るつもりが全くなく、固く断ったが、友人は団扇を奪い取るよう にして 200元を投げてよこし、団扇を持って行った。

この時、金さんは韓国から小品を持ち込んで売ればよく売れるのではないかと思い、韓国に行って来る度に韓国の伝統的な小品や飾り、アクセサリーなどを 持って来て、学校のキャンパスで売った。 現在、金さんは中国内に 17の営業所と 6つのチェーン店を運営して韓中貿易に貢献している。

今年は中韓修交 15周年を迎える年だ。 中韓両国の貿易額は去る 2005年に 1千億ドルを越えた。 その年 11月、両国の指導部は首脳会談を通じて、 中韓修交 20周年になる 2012年に両国の年間貿易額が 2千億ドルになるように、共に措置を取ろうという約束をした。

中国と韓国は経済、文化、教育の各分野別に切っても切れない関係で発展し、韓国人の中国進出がますます増加している。 中国の主要地域はもちろん、 現在は中国全域に韓国人村が形成されており、 各都市別に韓国人団体も自然に出来、韓国人の中国進出を助言するなど、多くの支援をしている。

(黒龍江新聞 2007年5月11日)
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