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[経済] 依蘭味噌、都市の寵児に浮上





味噌を作らない都市の人々は、味噌を買って食べながら、味噌の名前ではなく、どの市場の何号の 売台の職人のものが美味しいという具合に、無名味噌時代を生きて来た。 しかし最近になって、 美味しい味噌が独自の名前を持って堂々と都市の人々の寵児として浮上している。 味噌の味が良く、 あちこちで噂が立った依蘭鎮の農民たちが、味噌にブランドを申請し、また味噌を作る農民たち同士 で田舎味噌協会まで設立したのだ。

先日、延吉市中心の時代広場で依蘭鎮九龍村の 13戸の農民たちが作り出した味噌、コチュジャン、 田舎醤油が風変わりな展示会で市民と対面した。

《やはり味噌の味は依蘭味噌が最高です》 長年間、依蘭味噌のみに固執して来たというある市民は、 依蘭味噌を購入して親指を突き出した。

依蘭鎮九龍村の農民・金ボンジャさんは、半日だけの展示会の間に持って来た 50kgの味噌を完売してしまった。

では、依蘭味噌があちこちで美味しいと噂が立つようになったのはどういう理由からなのか?

依蘭鎮九龍村田舎味噌協会会長である金イルマンさんは、美味しい味噌の味の秘訣として、良質の泉水と 良質の豆、味塩そして徹底的な伝統の手作業を挙げた。

金会長によれば、依蘭鎮九龍村の農民たちは醤油を仕込む時に村で湧く清浄水を使い、豆も当地の良質な豆のみを 厳選して使う。 また、味噌玉麹を作る時、茹でた豆を機械で潰さずに全て草取り鎌で崩して潰し、味噌玉麹を作る ため、伝統の手作業を通じた香ばしい田舎味噌の味が保障されると言う。 この村の農民たちは州塩業公司と連携して、 質的に良い味塩の保障を受けているため、味噌の味が良くなるのも当然と言う。

良い商品は市場があるものと決まっている。 現在、依蘭味噌が徐々に市中で人気が上がるにつれ、味噌と言えば誰もが 依蘭味噌という偽商標を使い、真実を撹乱している。 これに対し、依蘭味噌の正統な主人である農民たちが、依蘭味噌 を守るために立ち上がった。 去年 10月、延吉市工商局の支援で 13世帯の味噌生産農家で構成された九龍村田舎味噌 協会が設立された。 この協会の協会長・金イルマンさんは、農民たちが田舎味噌協会を立てた目的は、正統な依蘭 味噌を守るためということもあるが、さらにはこれまで家庭別に作って売っていた依蘭味噌の分散した知名度よりも、 皆が団結すれば味噌生産及び販売のさらに明るい未来が開けるからだと強調した。

《私たちの味噌がいくら美味しいと言っても、農民たちがお互いに心を合せず団結しなければ、ブランド効果がなく、 持続的な依蘭味噌の価値のあるブランド化を実現することが出来ません。 だから私たちは団結したのです》

調べによれば、九龍村田舎味噌協会に入った農民たちは、味噌、コチュジャン、田舎醤油など伝統の民族食品を作る時、 化学調味料や低質の原材料のようなものは使うことが出来ず、伝統手作業でまじめに味噌を作る義務と責任がある。現在、 依蘭鎮九龍村田舎味噌協会の年間の田舎味噌生産量は 500トンに達し、生産規模の大きな農民たちは国家に 《依蘭の里》 《豆満江》《ドゥレ村》 など自分の味噌商標の登録までした状態だ。

農民たちが自分の特色をいかして、また協会まで設立しながら、壮大な経済的効果を実現する姿が 農村経済飛躍の新しい出発点になるような予感だ。

(吉林新聞 アン・サングン記者 2007年5月3日)
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