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![]() [社会] 朝鮮族が韓国の会社で成功するには 何年か前に比べて人気は落ちたものの、韓国の会社は相変らず朝鮮族の若者達の就職の選択対象 として数えられている。 もちろん職場の上司から来る精神的圧力と同胞次元の蔑視は少なくないが、 言語を含め、文化が疏通し、待遇が良いというのが主たる要因だ。 筆者は北京とソウルで 貿易商社 ソウル支社長として勤めた事がある。 下に、本人が長年間経験した経験談及び一家見を披露し、 願わくば後輩諸氏の会社生活に一助となることを期待したい。 1. 韓国人は会社に対する愛着が非常に強い。 会社員になるということは、会社という別な家族の構成員に なるという意味で、使命感と共に優先的に考えなければならないのが主人公としての意識だ。 早く出勤して 遅く帰る会社の慣行に対し、不満より適応が必要であり、心から湧き出る会社に対する愛と自負心を本人の 一言一行により自他が感じなければならない。 2. 韓国会社は会社員の間の組職関係を非常に重視する。 現在、大部分の韓国の会社は相変らず古臭い 家父長制が持続しており、序列関係が明確で上下級間が平等関係ではない垂直関係であることが特徴的だ。 人間は社会が決めた規則と規制の支配を受けるものと決まっており、そこに適応し合わせながら生きて 行かなければならないのは、社会生活の普遍的な現象だ。 会社の組職関係にすぐに適応することができず、 度が外れた個人主義で一貫していると、孤立を自ら招くようになるので、他の部署との協同作業と他の仲間たち との間の紐帯関係をしっかりと築かなければならない。 3. 部署の上司との円滑な関係維持は会社に心を寄せることができるための必須条件だ。 なぜならチームの 上司に睨まれたら、いつも心細い気持ちで機嫌伺いをしなければならないからだ。 中国語には “県官は恐 しくないが、現管が恐ろしい”という言葉がある。 日常生活において、先輩と同僚、後輩のうちで先輩との 関係が最も難しいように、職場でも上司と同僚及び後輩職員との関係の中で上司との関係が最も大変だ。 筆者の経験では、敬而遠之(表向きは敬うようで、その実は親しみ近づかない意)の関係が最も無難ではないかと思う。 4. 会社の関連業務を早い時間内に把握しなければならず、積極的で主動的な姿勢が必要だ。 業務の把握が すみやかに出来なければ、常に残業となり、会社生活に疲れ、次第にこれが疲労の蓄積する主要因になる。 (会社)業務に慣れることができなければ直ちに上司に睨まれるようになり、進級や昇給は基本的に不可能だ。 業務の把握と共にてきぱきとした仕事の処理で、上司から重用してもらうことができ、仕事を易しくする必要条件でもある。 5. 自分が持っている長所や強みを認知し、充分に発揮しなければならない。 たいてい朝鮮族は韓中二重 言語の強みがあり、 中国文化に対する理解とともに市場の状況に比較的慣れている。 言語と人脈による強み で取引先の確保と業務の推進において、韓国人職員にはない自分なりの利点を持っている。 したがって本人の 長所と強みを利用して会社の発展に寄与すれば、 '出来る職員'として上司の重用を受けるようになるのは時間の問題と見られる。 6. 会食など社(チーム)内の活動に積極的に参加しなければならない。 韓国会社は会食などの団体活動が 少なくない。 彼らは会食を通じてチーム員間の心の距離を狭めながら、同時に共同体意識を強化する。 会食は普段、ギスギスした感じだった上司との気まずい感情を解消し、他の仲間たちとの関係を密接にできる機会で、 頻繁にすっぽかしていると孤立を自ら招き、 ‘孤独’になってしまう。 また、会食で飲み過ぎて過激な言動は慎ま なければならず、なおかつ醜態を演じてはならない。 7. 自分の独特の見解及び建設的な対備策を考え、会社に積極的に提案しなければならない。 共同体生活の法則を 守りながら生きて行く人間は、ひとりひとりの強みを持っている。 すなわち自分だけの知恵と生活経験を土台と して、会社の発展に有益な合理的な建議を会議及び会食の機会を利用して敢然と提起しなければならない。 それは上司の採否・可否を別として、会社に対する関心と '有能な職員'として認められる可能性がある。 '好材料'として働く可能性がある。 8. 中国文化に適応するように、韓国文化にも素早く適応しなければならない。 朝鮮族は中韓二重文化に対し、 概してよく理解しているが、中国で長く暮らしていたため、中国文化に、より慣れている。 しかし韓国の会社は 厳然たる韓国文化を持っており、朝鮮族が慣れた中国文化とは違い、言語や食べ物の習慣、世事慣習が非常に異なる。 そうした韓国文化に慣れればこそ文化の差から来る異質感と違和感から脱皮することができ、会社の雰囲気に早く 適応することができる。 9. 会社の規則を厳守しなければならず、常に自分に対する要求を高めなければならない。 韓国人の上司たちが 最も嫌がるのが、理由もなく遅刻 ・ 早引を繰り返すことだ。 出勤時間をしっかりと守らなければならず、 業務に関して随時に上司に報告をし、外出する時は必ず許可を取らなければならない。 でなければ不本意ながら 上司を無視することになり、不必要な誤解を招くことになる。 会社のルールを破れば、上司から睨まれるという ことを肝に銘じなければならない。 10. 会社の勤務時間内に私的な電話や私語をなるべく慎まなければならない。 淑やかな会社の雰囲気を破壊して 正常な業務推進に害となる指摘な言行及び個人的活動は、リストラ対象の第一順位に数えられる理由だ。 その外、会社を頻繁に変えることは禁物だ。 現在勤めている会社が自分の特長を発揮でき、本人の特性に合う と考えれば、初志一貫して忍耐心を持って倦まず弛まず努力することが、上司の信任と共に昇進及び昇給が 早くなる近道だ。 そして仲間との間の円満な関係維持、上司に対する正しい反応、自分の素養向上と業務に 必要な外国語とコンピューター知識の上達などは ‘出来る職員’になる不可欠の必要条件だ。 (黒龍江新聞 キム・ボンソン記者 2007年4月24日)
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